連載第六回:世界のお菓子【秘境ウズベキスタン~お菓子チャクチャク】
ウズベキスタンは中国の西安よりさらに西。
シルクロードのど真ん中にある都市で、日本から直行便が飛んでいます。
日本からウズベキスタンへの年間渡航者は5000名。
旧ソ連だった時代もあり、ソ連の面影とシルクロードの遺産が交差する悠久の都です。
チャクチャクはロシアや中央アジアで古くから食べられている伝統的なお菓子です。
発酵する前のパン生地を小さく丸め、油で揚げたあとにハチミツやシロップを染み込ませます。
少しさめたところでナッツを散らし、ギュッと押し固めて冷蔵庫に入れて冷やして作ります。
ウズベキスタンでは結婚式などのお祝いの席には欠かせないもので、
ウズベキスタン人なら誰もが一度は食べたことがあるお菓子です。
お祝いの時は華やかに飾りつけをします
一瞬日本の海苔のように見える飾りつけはドライフルーツをペーストにして
乾かしたものを張り付けてあります。
私のチャクチャクは、ポンカンなどの柑橘フルーツの果汁をシロップに加えて
華やかな香りと清々しい酸味を添えます。
オアシスの民のお菓子どうぞめしあがってみてください