ココヨリトワニ

野球と文章書きに生きる男、空気王こと◆KuKioJYHKMのブログです。(人が死ぬ創作文があります、ご注意を)

ちょっとだけボリュームアップ

2019-01-09 22:10:04 | 感想
マガジン&サンデー、一言感想。
ついでに月曜に更新しそびれた、ジャンプの感想も。

○ダイヤのA
むう、初回で逆転とはいかなかったか。まあ話の流れとしては、そうだろうけど。

○七つの大罪
絶体絶命じゃないか……! ここから逆転できるのか!?

○エデンズゼロ
10年前からこの悪事を働いてたってこと……!?

○炎炎ノ消防隊
バタバタと人が死んでいく……!

○川柳少女
部長の頭の回転が速すぎる……!

○マコさん
これはガチで告白までいく流れだな……!

○絶チル
「永遠の少年」も、成長はしているということか。

○双亡亭壊すべし
大部分のシーンで裸なんだけど……。まあ、エロスを感じる絵柄じゃないよな。

○トニカクカワイイ
今回も、破壊力のあるオチだったなあ。

○ワンピース
これがオロチ……。今のところ、それほど大物には見えないが。

○ヒロアカ
雑念ってどういうこと……?

○火ノ丸相撲
壮絶な戦いすぎて、何も言えねえ……!

○ドクターストーン
2時間飛ぶだけでも大変なんだな……。

○鬼滅の刃
しのぶさんは勝てるのか……。ハラハラするなあ。

○ジモトがジャパン
豚がいることに違和感を抱けなかった……。

○ダビデ君
いいお父さんだ……。
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平成ジェネレーションズFOREVER二次創作 「青・春・再・燃」

2019-01-09 20:26:50 | 二次創作
※作中で語られない部分に関しては思いっきり独自解釈をぶち込んでいるので、そういうのが苦手な方はご注意を。

歴史を改ざんし、おのれが支配する世界を作り上げようとするスーパータイムジャッカー・ティード。
彼が放った怪物たちにより、街は地獄絵図と化していた。

禍々しい仮面と、黒服を身に纏った男たちが。
ボロボロの布を全身に巻き付けた怪物が。
星の力より生み出された忍者が。
槍を振り回す、灰色の悪鬼が。
異様な容貌を持つ、異界よりの侵略者が。
邪心をインプットされた、機械生命体が。
貌を持たぬ、漆黒の悪霊が。
異形の頭部を持つウイルスが。
そして下された命令に忠実に従う、機械仕掛けの兵士が。

無差別に人を襲い、街を破壊していく。
力なき人々は、理不尽な悪意に対しただ逃げ惑うことしかできなかった。
だがわずかながら、脅威に対し果敢に立ち向かう者達もいた。


私立天ノ川学園高校。
平時ならば多くの生徒で賑わうこの学校も、この非常時では閑散としている。
だが、全くの無人というわけではない。

「おうおう、お前ら! そこまでだ!
 何者かはしらねえが、神聖な学舎で好き勝手はさせねえぜ!」

学校の敷地に侵入してきた異形の群れに対し、一人の教師が啖呵を切る。
彼の外見で何より特徴的なのは、その髪型だった。
リーゼントヘア。もはや古典の域に達しつつある、不良のシンボルである。
教師にはおよそ似つかわしくないその髪型を、彼はきっちりとセットしていた。

「うう……」

啖呵を切られた異形たちは一瞬動きを止めたものの、すぐに前進を再開する。
そもそも彼らに、教師が発した言葉の内容など伝わっていない。
単に大きな音に反応して、様子を見ていただけである。

「止まる気はねえか……。だったら……全員まとめて、タイマン張らせてもらうぜ!」

相手にこちらの警告に従う意志がないと分かると、教師は力強く叫んで怪物たちに突進した。
まず、一番近くにいた屑ヤミーの顔面を躊躇なくぶん殴る。
続けて、ダスタードに跳び蹴り。
着地するやいなや、今度はマスカレイドドーパントにタックルをくらわせる。
次々と繰り出される攻撃に、怪物たちの対応は後手に回る。
何せ彼らは、集団で行動はしていても戦闘で連携を取れるほどの知能が無い。
ただそれぞれが、破壊衝動に任せて暴れるだけだ。
あるいは彼らが「オリジナル」の存在であれば、戦略を理解できるだけの知能を持っているものもいる。
だがここにいる怪物たちは、ティードの能力で再現された操り人形でしかない。
ゆえに、協力し合えば簡単に倒せる相手にも翻弄されてしまうのである。

とはいえ、教師の方が圧倒的に有利というわけでもない。
曲がりなりにも、怪物たちは皆人間を上回る身体能力の持ち主である。
一般人が一度攻撃したくらいで、戦闘不能になるはずもない。
いくら連携が取れていなくても多勢に無勢であることに変わりはなく、その数がいっこうに減らないというのは非常に厄介だ。
だがそれでも、教師の顔に弱気な感情は見られない。
闘志に満ちた表情のまま、終わりの見えない戦いを続けている。

「きーさーらーぎー!」

そこへ響く、新たな声。
声の主は、物陰から顔を出した痩身の男だ。

「どうした、大杉先生!」
「どうしたじゃないよ、如月ーっ! お前、無茶しすぎ!
 こんなたくさんの化け物、勝てるわけないだろーっ!
 程々で逃げておけよ!」
「そういうわけにもいかねえだろ! 放っておいたら、こいつらに学校がめちゃくちゃにされちまう!
 ここは俺にとっても、生徒にとっても大事な場所だ! ちゃんと守らねえと!」
「それはそうだけど! お前の命も大事だろ!
 お前が死んだら、みんな泣くぞ!」
「心配すんなって! 俺はそう簡単に死ぬような男じゃねえよ!」
「いや、如月! 前、前ーっ!」
「え?」

大杉の声に従い、向き直る如月。
そこには、自分の頭部めがけて突き出されるグールの槍があった。

(あ、これはさすがにやばい……)

如月の意識は、そこで途切れた。


気が付けば、如月弦太朗は土と岩ばかりの場所に立っていた。

「え、なんだ! どうした!
 どこだよ、ここ!」

状況が飲み込めず、困惑する如月。
その背後から、ふいに声がかけられる。

「まったく、情けねえなあ」
「誰だ!」

反射的に振り向いた如月は、あ然とする。
そこにいたのは、自分とまったく同じ姿をした男だったからだ。
いや、よく見ればまったく同じというわけではない。
身に纏っているのはスーツではなく学ランだし、顔立ちも幾分幼い。
そして腰には、奇妙なベルトを巻いていた。

「お前は……誰だ?」
「俺はお前だ。そんなの、一目見ればわかるだろ?」
「いや、そりゃどうみても俺だけど……。
 俺が俺に会うことなんてありえないだろ」
「まあ、普通に生きてればそうだよな。
 でもここは、夢の中みたいなもんだ。なんでもありなんだよ」
「なるほど、そういうもんか」

もう一人の自分の言葉に、如月はあっさり納得する。

「つうわけで、持っていけ」

学ラン姿の如月は、腰のベルトを外してもう一人の自分に投げ渡す。

「いや、持っていけって言われても……。
 これで何すればいいんだよ」
「使い方は、お前の魂が知ってるはずだぜ」
「……なんかそう言われたら、使ったことある気がしてきたな」
「それじゃ、がんばってくれよ。他のみんなにもよろしくな」

その言葉を聞いたのを最後に、如月の意識は再び遠のいていった。


「な、なんじゃこりゃあ!」

大杉は、素っ頓狂な声をあげていた。
それも無理もない。
自分の眼前で殺されそうになっていた後輩教師が、突如奇妙な姿へと「変身」したのだから。

「ああ、そうだ……。わかる……
 俺の魂は、こいつを知ってるぜ!」

一方の弦太朗は、確認するように拳をにぎりながら言葉を紡ぐ。

「仮面ライダーフォーゼ! タイマン張らせてもらうぜ!」

その叫びと同時に、弦太朗は地面を蹴って跳躍していた。
その拳が、槍を向けていたグールの顔面に叩き込まれる。
そのパンチの威力は、先ほどまでの生身のものとはわけが違う。
今の彼は、「仮面ライダー」なのだから。
グールは数メートル吹き飛び、地面に倒れてそのまま動かなくなった。

「さあ! どんどんいくぜ!」

弦太朗の勢いは止まらない。
バグスターウイルスが、眼魔コマンドが、彼の打撃で宙を舞う。

「あっ、なんか俺も思い出してきた……。
 そうだよ、あいつ仮面ライダーだったんだよ」

八面六臂の大暴れを繰り広げる弦太朗を見て、大杉は誰に言うでもなく呟く。
そんな中、弦太朗はベルトにセットされた四つのスイッチのうち、二つをまとめて起動する。

「後は、こいつでまとめて片付けてやるぜ!」
『ロケット・オン』
『ドリル・オン』

機械音声と共に、弦太朗の右腕にはオレンジ色のロケットが、そして左足にはドリルが装着される。

「ライダァァァァ!! ロケットドリルキィィィィック!!」

気合の入った雄叫びと共に、弦太朗の体がロケットの噴射で飛翔する。
そこから放たれるのは、ドリルを装備した脚での跳び蹴りだ。
縦横無尽に飛び回る弦太朗が、怪物たちをなぎ倒していく。
そして弦太朗が再び地面を踏みしめた時には、立っている怪物は一体たりともいなかった。

「やったな、如月ーっ!」

大喜びで駆け寄ってくる大杉に、弦太朗は拳を振り上げて応える。

「これでもう安心だな。……と言いたいところだけど。
 まだやらなきゃいけないことがあるんだろ?」
「ああ。俺は戦いに行かなきゃならねえ。
 先輩や後輩が、俺が来るのを待ってるんだからな」
「よし、行ってこい! ここは俺がなんとかするから!」
「そう行ってくれるとありがたいぜ。でも、無理はしないでくれよ?」

会話を切り上げると、弦太朗は歩き出す。
その視線の先には、いつの間にか彼の愛車であるマシンマッシグラーが現れていた。
弦太朗は手早くマシンにまたがり、エンジンをかける。

「待ってろ、みんな! すぐに俺も行くぜ!」

そして、弦太朗は走り出す。
世界を救うために。
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