実写化は許さない

今日のぼやき

○岸辺露伴は倒れない
「岸辺露伴は動かない」ノベライズ、第3巻。
年末からちまちま読んでいたんだけど、昨夜ひどい下痢でトイレにこもってたせいで一気に読み終わった。
まあそういうわけで、今回は1本ずつ感想を書いていこうかと。

・黄金のメロディ
泉編集、ついに小説版にも進出。
というわけで、露伴と泉の出会いという設定のエピソード。
泉くんが出ているということで、どうしても実写版と結びつけて考えてしまうが……。
これは実写化厳しいだろうなあ。
「怪人」のビジュアルがグロテスクすぎる。
それに直接描写されてないとはいえ、大量殺人起こってるしなあ。
そして「金環日食」というワードが出てきた時、もしやと思ったが……。
やっぱりあのシーンにつなげてくるかー！

・原作者　岸辺露伴
「実写化したゆえの悲劇」とか紹介されてるから、実写化がクソすぎて露伴が誹謗中傷にさらされる話かと思ったがそんなことはなかったぜ！
まあ、「実写化するべきではなかった」という内容なのに違いはないんだが。
実際に原作が実写化されているというのに、よくこの内容が書けたな……。
それはさておき、白原編集がいいキャラしてるなあ。
俗物だけど憎めないおっさん、好きだわー。
もう一人の俗物おっさんこと北本Pは、ひどいことになっちゃったが。
まああのストーリーの流れで死ななかっただけ、ラッキーでしょ。

・5LDK○○つき
脱出不可能な建物の中で怪物から逃げ回るという、ホラゲーのようなストーリー。
「ポラロイドカメラ」「FAX複合機」「ドブネズミ」といった前半で出てきたワードが、後半で活かされるのが熱いね。
そして古の怪物を、科学の力で倒すというのも実に王道であった。
しかし、この無茶苦茶ヤバい怪物と「本当に怖いのは人間」を両立させてるのがすごいよ。