■Blc.Mark Zeug 'Yumi' (マークジュー’ユミ’)
(Blc.Memoria Bill Fouraker×Lc.Bonanza)
1973年1月1日登録
先月末の宝塚訪問時にツボミ着きで入手しました。
蘭展の多い「春咲き」「極濃色巨大輪花」の交配親として期待しています!
この画像の花は3.5号鉢で花径150mmです。
株が充実すると、リップがもっと大きくなり、
160~180mmくらいの巨大輪花を平均2輪着けます。
春咲きで花期はとても安定している様です。
花色はこの画像では再現しきれていませんが実際は
もっと濃く鮮やかです。「鮮烈」という表現が合っています。
高級な香水のようなとても良い香りがします。
メリクロン株ではリップの黄目の入り方や大きさに
やや差異が出る様です。
しかし、この花に「Lc.Bonanza」の血が入っているのは少し意外でした。
ちなみに片親の「Blc.Memoria Bill Fouraker」は「Blc.Norman's Bay」の子供で
両親から「巨大輪花」としてのDNAを引き継いで、その素質を発揮しているようです。
ただ、ちょっと気になるのは比較的古い品種でとても良い花にも関らず、
あまり見かける機会がない点です。
何か、独特な「クセ」のようなものがあって、
「敬遠されているのでは?」と勘ぐってしまいます。
とにかく自分で作ってみて学習すればよいことなのですが
「転ばぬ先の杖」で何かご存知の方がおられましたら、
情報提供をお願い致します。
■開花途中
■Blc.Mark Zeug 'Yumi'
斜めから撮影
■Blc.Mark Zeug 'Yumi'
株姿はとてもコンパクトです。ただし、株は硬くバルブ完成後の整形は困難です。