岡山県のコンベックス岡山にて５月３日（水）～７日（日）まで開催されました「蘭おかやま 2006」の出品花をご紹介します！
■Pot. Coral Queen‘Kazuko’AM/JOS
ポティナラ コーラルクイーン ‘カズコ’
(S. coccinea x Pot. Gordon Siu (12/1/1974))
■花色＝赤系
■花径＝画像の花は110mmくらいの中輪
■花型＝整型
■弁質＝不明
■花付き＝不明
■着花輪数＝１花茎に１～２輪くらい
■花期＝不明
■株姿＝小型
■香り＝不明（おそらく無し）
原種“S. coccinea（ソフロニテス コクシネア）”が直接交配された中輪系の非常に美しい赤花。趣味家の間ではソフロニテスの血の濃い品種の赤い花色を“ソフロレッド”と言いますが、往年の偉大なる銘花“Slc. Anzac（アンザック）”と比較しても、Pot. Coral Queen‘Kazuko’の花色は、まさに“ソフロレッド”と言えるものだと思います。ただし、ソフロニテスの血が濃い品種ほど、やはり高温に弱い傾向があるようで、夏期に株が弱るとそのまま回復せずに徐々に株が痩せて枯死することもあり、栽培難易度は高く、本種も知名度が高い割に普及率が低いのはそういったことに起因する可能性は否めないのではないでしょうか？当然、他の銘花たちと同じく一部の趣味家の方々の間で密やかに愛培されていることもあるとは思われますが。
なお現在、大輪系赤花の品種改良の主流は“Blc. Oconee‘Mendenhall’（オコニー‘メンデンホール’）AM/AOS”を代表とする濃赤紫系花と黄色（セミイエロー）系花との交配によるものとなっているようで、“Blc. Chia Lin 'Shin Shyn（新市）”やその別個体‘Pau Ching Tien（包青天）’などの持つ、濃厚なワインレッドの花色は、もはや“ソフロレッド”を完全に凌駕していると言っても決して過言ではないでしょう。
とはいえ、やはりこの Pot. Coral Queen‘Kazuko’のような花色で花径180mmオーバーの赤花！なんていうものがあったら…と、ついつい欲が出てしまいますが。
■Slc. Anzac‘Orchidhurst’FCC/RHS
ソフロレリオカトレヤ アンザック ‘オーキッドハースト’
(Slc. Marathon x Lc. Dominiana (1921))
非常に古い有名銘花。今日のソフロ系赤花の品種改良の礎となった品種です。画像の花の花径は80mm～100mmくらいでした。とても古い品種ですがメリクロン株があり比較的入手は容易です。
■Blc. Oconee‘Mendenhall’AM/AOS
ブラソレリオカトレヤ オコニー ‘メンデンホール’
(Lc. Belle of Celle x Blc. Norman's Bay(1976))
コンパクトな株に花径120～150mmくらいの大輪花を着ける品種。歴史に残る赤花系銘花、そして多くの赤花の交配親で「Blc. Chia Lin」「Blc. Edisto」「Blc. Hunting Island」「Blc. Jeremy Island」「Blc. Owen Holmes」「Blc. Raye Holmes」等の有名品種を生み出しています。現在、本種を直接交配した品種は204品種にも及びます。
なお、片親の「Blc. Norman's Bay」はアメリカでかつて花径300mm近くにまでなったという話のある「Low」という個体のある品種ですので、本種を「シブリングクロス（原種異個体同士の交配）」や「セルフクロス（原種同個体の自家受粉）」すれば、巨大輪系個体の作出の可能性もあるかもしれません！
● Blc. Chia Lin 'Shin Shyn（新市）' SM/JGP'96, SM/JOGA, AM/AOS, OSROC, OIOS の過去記事は、こちらをクリック！
＜Pot. Coral Queen‘Kazuko’AM/JOS の別個体（一部）＞
・Brilliant（ブリリアント）
＜Pot. Coral Queen の子供たち＞
・Pot. Queen's Favourite (Pot. Coral Queen x Lc. Pink Favourite (2/16/1993))
・Pot. Hiohgi (Sc. Moscoc x Pot. Coral Queen (12/1/1986))
※現在のところ、上記を含め、３品種の登録があります。
●「サンセットさん」のWebサイトが６月４日に更新されてます！こちらをクリック！
■Pot. Coral Queen‘Kazuko’AM/JOS
ポティナラ コーラルクイーン ‘カズコ’
(S. coccinea x Pot. Gordon Siu (12/1/1974))
■花色＝赤系
■花径＝画像の花は110mmくらいの中輪
■花型＝整型
■弁質＝不明
■花付き＝不明
■着花輪数＝１花茎に１～２輪くらい
■花期＝不明
■株姿＝小型
■香り＝不明（おそらく無し）
原種“S. coccinea（ソフロニテス コクシネア）”が直接交配された中輪系の非常に美しい赤花。趣味家の間ではソフロニテスの血の濃い品種の赤い花色を“ソフロレッド”と言いますが、往年の偉大なる銘花“Slc. Anzac（アンザック）”と比較しても、Pot. Coral Queen‘Kazuko’の花色は、まさに“ソフロレッド”と言えるものだと思います。ただし、ソフロニテスの血が濃い品種ほど、やはり高温に弱い傾向があるようで、夏期に株が弱るとそのまま回復せずに徐々に株が痩せて枯死することもあり、栽培難易度は高く、本種も知名度が高い割に普及率が低いのはそういったことに起因する可能性は否めないのではないでしょうか？当然、他の銘花たちと同じく一部の趣味家の方々の間で密やかに愛培されていることもあるとは思われますが。
なお現在、大輪系赤花の品種改良の主流は“Blc. Oconee‘Mendenhall’（オコニー‘メンデンホール’）AM/AOS”を代表とする濃赤紫系花と黄色（セミイエロー）系花との交配によるものとなっているようで、“Blc. Chia Lin 'Shin Shyn（新市）”やその別個体‘Pau Ching Tien（包青天）’などの持つ、濃厚なワインレッドの花色は、もはや“ソフロレッド”を完全に凌駕していると言っても決して過言ではないでしょう。
とはいえ、やはりこの Pot. Coral Queen‘Kazuko’のような花色で花径180mmオーバーの赤花！なんていうものがあったら…と、ついつい欲が出てしまいますが。
■Slc. Anzac‘Orchidhurst’FCC/RHS
ソフロレリオカトレヤ アンザック ‘オーキッドハースト’
(Slc. Marathon x Lc. Dominiana (1921))
非常に古い有名銘花。今日のソフロ系赤花の品種改良の礎となった品種です。画像の花の花径は80mm～100mmくらいでした。とても古い品種ですがメリクロン株があり比較的入手は容易です。
■Blc. Oconee‘Mendenhall’AM/AOS
ブラソレリオカトレヤ オコニー ‘メンデンホール’
(Lc. Belle of Celle x Blc. Norman's Bay(1976))
コンパクトな株に花径120～150mmくらいの大輪花を着ける品種。歴史に残る赤花系銘花、そして多くの赤花の交配親で「Blc. Chia Lin」「Blc. Edisto」「Blc. Hunting Island」「Blc. Jeremy Island」「Blc. Owen Holmes」「Blc. Raye Holmes」等の有名品種を生み出しています。現在、本種を直接交配した品種は204品種にも及びます。
なお、片親の「Blc. Norman's Bay」はアメリカでかつて花径300mm近くにまでなったという話のある「Low」という個体のある品種ですので、本種を「シブリングクロス（原種異個体同士の交配）」や「セルフクロス（原種同個体の自家受粉）」すれば、巨大輪系個体の作出の可能性もあるかもしれません！
● Blc. Chia Lin 'Shin Shyn（新市）' SM/JGP'96, SM/JOGA, AM/AOS, OSROC, OIOS の過去記事は、こちらをクリック！
＜Pot. Coral Queen‘Kazuko’AM/JOS の別個体（一部）＞
・Brilliant（ブリリアント）
＜Pot. Coral Queen の子供たち＞
・Pot. Queen's Favourite (Pot. Coral Queen x Lc. Pink Favourite (2/16/1993))
・Pot. Hiohgi (Sc. Moscoc x Pot. Coral Queen (12/1/1986))
※現在のところ、上記を含め、３品種の登録があります。
●「サンセットさん」のWebサイトが６月４日に更新されてます！こちらをクリック！
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