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フラスコ出し直前の状態。
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フラスコ内に水を注入します。これによって培地が少し柔らかくなります。(※苗にショック(ストレス)を与えないため、水道水は20度前後に温度調整しています。)
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殺菌・消毒用に私の場合は家族への配慮のため天然成分の「カダンセーフ」を使用しています(我が家はワーディアンケースをキッチンに置いていますので)。
「カダンセーフ」についての記事は、こちらをクリック!
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フラスコから抜き出した苗を「カダンセーフ」をやや高濃度(100倍くらい)に溶かした水(水道水を20度前後に温度調整したもの)に漬けます。
<フラスコから苗を引き抜く作業について>
・抜き出す苗は良く成長しているものを選んで引き抜きます。
・なるべく苗を傷めないように私の場合はピンセットは使わず、人差し指と中指で葉を挟んで引き抜きます。
・葉はなるべく厚い部分を挟みますが、挟む力が強すぎると葉が傷んで変色してしまいますので要注意。
・引き抜く時の力加減は微妙で言葉では説明不可。
・苗が他の苗と複雑に絡んでいる場合は引き抜く苗の順番を考えたり、引き抜くスピード・力加減を調整したりする。この作業はパズルを解いているようで意外と楽しいです。
・フラスコを割って取り出す方法もありますが危険ですし私はしません(※委託培養先によってはフラスコは要返却の場合もありますので要注意)。
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殺菌・消毒した苗を新聞紙の上に広げる。この中からさらに育成する苗を絞り込みます。
<苗の選抜(絞り込み)作業について>
・基本的には出来るだけ大きな苗を選ぶ。
・素直に生育している苗を選ぶ。
・根が良く伸びている根の量が多い苗を選ぶ。
※クセのある苗の中には想像を超える良花が咲く場合があるとの説もあります。(素直=標準的。悪い意味では、ありきたりで面白みに欠ける、クセがある=栽培難易度が高い。良い意味では、規格外・想定外の突然変異的なスゴイ花が咲く可能性有り?)
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根腐れ防止と成長促進のため、根に「ハイフレッシュ」をまぶして植え込みます。(画像は新パッケージのもの)
「ハイフレッシュ」についての記事は、こちらをクリック!
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この苗は良く育っていましたので2号単鉢に植え込みました。植え込み後、鉢内に有機系の緩効性肥料を置き、ラベルを挿します。
※上記はあくまでも“カトログ式”であり、もっと丁寧で慎重な方法もあります。
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