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「電球型蛍光灯」による「大輪系カトレヤをケース内で正常に開花させる方法」について

2005年02月22日 07時40分01秒 | ■カトレヤの育て方
上の画像はBlc.Chia Lin 'Shin Shyn'のケース内での開花の様子です。
上下2つの画像のうち、
上は「電球型蛍光灯」の使用によって、「ツボミ」を電球の方向に
「誘導」している様子です。
真上にある水槽用蛍光灯だけでは
・蛍光灯のある真上を向いてツボミが伸びて開花してしまう
・光線不足で展開・発色不全が生じる
等の問題が発生する可能性が非常に高くなります。
この場合の「電球型蛍光灯」は「擬似太陽」としての
役割を果たしていることになります。
下は上の画像の開花後です。
この株は花径14~15cmの花が4輪着きました。
今までケース内で咲かせた内では2番目の出来でした。
屋外や温室ならどうってことない出来ですが
ケース内では結構大変なんです。これが、
ちなみに花色は温室で咲かせたこの品種よりもやや薄くなるため
やや明るい赤色の発色になり、かえって綺麗な気がします。
<注意点>
1.電照時間は10~16時間程度。タイマー付コンセントを使うと便利
(日照と比較して光線の「質・量」共に不足するため長時間に設定)
2.電球・蛍光灯とツボミ・花の距離は最低10cm以上あけること
白熱灯とは比較にならない程、「発熱」は微少ですが、
それでも花が乾燥し萎れる危険性が大です。
3.上記の方法のみでは正常な開花には至りません。
正常な開花の条件として「湿度」・「通風」とのバランスが重要です。
今後お伝えするそれらについてもご参照願います。
4.必ず「漏電対策」には自己責任で万全を期して下さい。お願いします。
僕の場合は電球とソケットの隙間をビニールテープでふさぎ、
ソケット部をサランラップで包んでいます。
※電球型蛍光灯の光線を最大限ケース内へ入れるため電球の後ろに
 電球より2まわり程大きい「手鏡」を付けています。
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