西村まさと 

日本共産党釧路市議会議員

一人一人を大切にし、多様な声を市政に🌈

19日行動に参加

2024-12-19 19:53:50 | 政治宣伝

毎月19日恒例の釧路駅前19日行動に参加し、スピーチしてきました。

これは、戦争法(安保法制)が19日に制定されたことにちなんで行われているものです。

共産党の他、れいわ新選組、新社会党の代表がそれぞれマイクをにぎりました。

 

私のスピーチの概要は以下の通りです。

 国会は今開かれていますが、先日可決した補正予算の中身は本当にひどいものです。特に8269億円もの軍事費が計上されているのです。補正予算のたびに兵器導入や米軍基地の整備費用を計上することが状態化しているのです。石破さんが総理になっても日本の軍拡路線は一向に改まらないことがはっきりしたと思います。このような国民の信を得ていない少数与党内閣を来年こそは打倒しようではありませんか。よろしくお願いします。

 釧路市議会はおとといまで12月定例会が行われていました。鶴間新市長になってから初めての議会でしたので、私は選挙で訴えた公約がどれくらい実現できそうなのかを中心に積極的に質問しました。鶴間市長は選挙前の公開討論会では、「学校給食無料化は予算に応じて段階的に無料にする」と言っていました。この点議会で追及すると、給食無料化については教育長がこれまで答弁したことと同じ考えだと明言しました。つまり国が行うべきことで市としてはやらないといっているようなものです。これでは市民の期待を裏切ったことになるのではありませんか。

 来年は参議院選挙です。参議院でも与党を少数に追い込みましょう。


共産党議員団が2025年度予算要望

2024-12-16 22:23:14 | 市政

日本共産党釧路市議団は本日、鶴間秀典市長に対し、「2025年度釧路市予算編成に向けての要望書」を提出し、懇談しました。

 党市議団は特に福祉灯油、学校給食無償化、補聴器購入助成の3点に重点を置いて要望しました。要望書はこの重点項目の他、65の項目からなります。

これに対し鶴間市長は「福祉灯油や学校給食無償化などは、今後国から示される重点支援地方交付金の総額を確認して検討したい。現時点ではいくらになるのか全くわからない」と答え、明言を避けました。

重点支援地方交付金の総額が確定次第、交付金の使い方に関する補正予算を組む予定で、市長の専決処分ではなく、年明けに臨時議会を開く方向で調整するそうです。

住民税非課税世帯に3万円、子ども一人につき2万円の交付金は残念ながら年内の支給は絶望的な様相です。😢

要望書の全文を欲しい方は電話かメールでお気軽にご連絡下さい。📩


いのちとくらしを守る市民会議 要望書提出

2024-12-11 19:06:08 | 市政

いのちとくらしを守る釧路市民会議(川村成子代表委員)が本日、「釧路市2025年度予算および市政執行に対する要望書」を秋里副市長に提出しました。

私も一番後ろで同席させてもらいました。

自治体の予算編成の時期に合わせて、全国で民主団体による自治体要請行動(キャラバン)が行われていますが、釧路ではこの「いのくら」が担っています。

要望書は物価高騰対策、地域医療の充実など6本の項目からなり、小項目は全部で76あります。

民商、釧労連、新婦人、勤医協、年金者組合などの代表者がそれぞれ担っている分野の要望を説明しました。

秋里副市長は、要望は市長にしっかりと伝えいたいと応じました。

1月には改めて文書による回答と担当課長らからの補足説明の場が予定されています。

要望書の全文が欲しい方は電話・メールでご連絡下さい。


鶴間秀典市長と初論戦

2024-12-05 18:47:06 | 市政

釧路市議会2024年12月定例会は、本日スタートしました。

初当選した鶴間秀典市長と初めての論戦をしました。🗣️

市民はこれまでの市政を変えてほしいという願いを込めて、鶴間市長を誕生させました。

学校給食費の無料化などよいものは後押ししたいという気持ちで臨んだのですが、果たしてどこまで変わるのかな、という疑問を持ちました。🤔

1回目の質問の全文をご紹介します。

答弁と再質問は、正式な議事録ができてからご案内します。

 

(Q1) 新市長の政治姿勢

 鶴間市長改めてよろしくお願いします。鶴間市政になって初めての議会ですので、私たち日本共産党議員団は、新市長の政治姿勢について、それぞれテーマを分担して質問をさせてもらいます。私は市政の重要事項の1つとして深刻な物価高騰から市民のくらしを守る施策について質問します。この点については、前市長の取り組みは極めて弱かったため、市政の転換を望む多くの民意によって鶴間市長が誕生したと考えられます。中でも北海道新聞のインタビューで「市民に伝えたいことは」という質問に対し、市長は「物価高などで生活が苦しくなっています。困った人に手を差し伸べられるような市役所にしていきたい」とお答えになりました。全く同感です。そのためどこまで真剣なのか新市長に問いたいと思います。

 

(福祉灯油)

 物価高騰により、これから寒冷地では特に、暖房費の高騰が予想されます。灯油は今でも1リッター120円程度で、高止まりのままです。そのような中だからこそ、自治体としてできる対策をとる必要があるのではないでしょうか。昨年12月1日時点で福祉灯油の実施を決めていたのは、道内では141自治体で、8割近くの自治体で実施されました。残念ながら、釧路市は実施されませんでした。福祉灯油は、寒冷地こそ必要な事業で、全国一律よりは地域の特徴に応じて自治体が主体的に実施すべきものではないでしょうか。

 このことについては先の9月議会でも質問しましたが、「必要に応じて対応していきたい」という答弁をいただきました。今こそ必要な時期なのではないでしょうか。

このまま国に対策を求めるだけでは、また今年も福祉灯油がないまま、長くて寒い冬を迎えることになりかねません。高齢者世帯や低所得世帯ではとりわけ、暖房費を節約しようとして寒さをこらえて努力をしていますが、それでも限界はあります。今年は何としても福祉灯油を実施していただきたいと思います。新しい市長が誕生して市民は期待をしている訳です。そこで改めて福祉灯油の実現について、市長はどのように考えているのか答弁を求めます。

 

(市独自の給付金)

 今、国は住民税非課税世帯に3万円を支給し、子育て世帯には子ども1人につき2万円上乗せする制度を公表しています。しかしこの国の制度だけで十分かはよく考えなければなりません。例えば令和5年度も似たような事業がありましたが、その時の支給額は10万円、子ども一人につき5万円加算しました。昨年と比べても今回公表されているものは、金額が少ないと感じます。住民税非課税世帯の多くは年金だけで暮らしている世帯といえます。

そのため市独自で給付金を支給することは必要で、前市長にもそのような提案をしましたが、国の制度以上の給付金はありませんでした。新しい市長が誕生したことで、多くの市民が期待しています。そこで市独自の給付金を支給することにはどのような見解をお持ちなのか市長の答弁を求めます。

 

(学校給食費の無料化)

 物価高騰から子育て世帯の市民の暮らしを守る対策として有効なのは、学校給食費の無料化です。これまで釧路市も期間限定で行われたことがあります。 無料化は子育て世帯からは好評で、継続を強く望まれていました。しかし国からの交付金が終了すると、無料化も終わり、市独自で再開することはありませんでした。国も無料化に向け検討を始めていますが、いまだに実現されていません。これまで無料化をしない根拠として学校給食法の規定を挙げてきましたが、無料化を禁止しているものではありません。市民は新しい政治を期待して鶴間市長を選んだのであります。市長が予算編成をすれば実現可能な施策ですので、教育長ではなく、市長の考えをお示し下さい。

 

(Q2) ソーラーシェアリングを活用した農業

(釧路市での可能性)

 次にソーラーシェアリングを活用した農業についての質問に移ります。ソーラーシェアリングとは営農型太陽光発電とも呼ばれ、農地の上部空間に太陽光発電を設置し、農業と発電事業を同時に行いつつ、太陽の光を「発電」と「農業」でシェアする取り組みのことをいいます。私たち日本共産党議員団は11月6日、神奈川県小田原市で先進的な取り組みをしている合同会社小田原かなごてファームを視察してきましたので、その事例も参考にして質問させてもらいます。

 ソーラーシェアリングは具体的には農地の上に足の長い支柱を立て、その上に日光が差し込む間隔をあけてパネルを設置します。そうやって、パネルの下で農作業をしたり、トラクターなどの農機具を使っていました。夏の強い日差しから農作物を守ることもできます。

 この農場では耕作放棄地を積極的に購入・賃貸して、自ら耕作したり、市民農場として貸し出したりしていました。事前に釧路市の担当課に伺ったところ、市内には耕作放棄地はないとのことでしたので、マイナスからのスタートにならず釧路は幸いだと思います。更に北海道は神奈川県の農地とは規模が違いすぎます。工夫をすれば神奈川県以上に可能性があるのではないでしょうか。釧路の農業や気候とソーラーシェアリングは相性がよく工夫しだいではなじんでいくものと考えますが、市の見解をお聞かせください。

 

(ソーラーシェアリングの補助金)

 気候危機が叫ばれている中、化石燃料による発電を抑え、再生可能エネルギーに変換することは急務です。もちろん湿原にメガソーラーを建設することに規制をかけるのは当然のことです。しっかりゾーニング、地域区分をして再エネを増やす必要があります。この点、視察した小田原かなごてファームから学ぶべき点があると感じました。この農場では当初は耕作放棄地だった所でみかんを栽培し、さらにそれをジュースに加工するなどしていましたが、経営の多角化をしても持続可能性には限界があったそうです。何か他の方法はないのかと模索して出会ったのがソーラーシェアリングだったそうです。そして平成27年に耕作放棄地でソーラーシェアリングの建設をはじめ、徐々に発電所を増やし、視察した時は7号機の建設がされていました。この農場の小山田代表は雑誌のインタビューで次のように話していました。

 「資本金40万円の小さな会社ですが、定期的に入ってくる売電収入と収穫したミカンを加工したジュースの売上とで収入は年間1000万円以上になりました。会社は私一人で運営しているので、融資の返済分を差し引いても家族で生活していくのに十分な収入は確保できています。」

 このようにインタビューに答えていました。家族経営、小規模経営の農家が持続するためのヒントがあるように感じました。

 調べてみるとこのような取り組みは他でも行われていました。例えば福島市では農民連が中心になって、段々畑の一部1300平方メートルの土地に140枚のパネルを設置する発電所を設けました。パネルの下の畑では有機ダイズを育てています。また二本松市では更に広い6万平方メートルの農地に9500枚のパネルを設置し、ブドウ、エゴマ、ダイズを育てるだけではなく、牧草地として肉牛の放牧もしています。農家の経営を安定させ、副収入が入る仕組みは重要です。

 このような取り組みを後押しするには、補助金によって設備投資の費用を抑える必要があります。例えば、小田原市では国から交付される交付金、環境省「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」に基づいて、小田原市地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業補助金が用意され、それによって建設資金の2分の1が補助されたそうです。国の交付金を使って市が導入を積極的に後押しをしています。このような取り組みが釧路市にもできないのか答弁を求めます。

 

(再生可能エネルギー条例の制定)

 関連して再生可能エネルギー条例の制定について質問します。視察した小田原市の隣には松田町があり、再生可能エネルギーの利用等の促進に関する条例が制定されています。その条例には「地域エネルギー享受権」という全く新しい概念を権利として書き入れたところが斬新的です。すなわち第3条基本理念を要約すると「再生可能エネルギーは地域と一体不可分であり、古来から地域の財産として生活の基盤としてきた。したがって町民には地域エネルギー享受権を有する」と定められています。湿原のメガソーラーを規制する条例と併せてこのような再エネ条例は必要と考えます。このような条例について市の見解をお尋ねします。

 

Q3 投票機会の保障

(移動式期日前投票所)

 次に、投票機会の保障について質問します。先の市長選挙の投票率は55.73%で4年前の市長選を12.07ポイント上回りました。50%を超えるのは平成8年の58.71%以来で28年ぶりとのことであります。どうして上昇したのか推測しましたが、選挙管理員会の新たな施策というよりも総選挙と投票日が重なるダブル選挙だったからと考えるのが自然ではないでしょうか。このまま何もしなければまた元の投票率に戻ってしまうのではないかと危惧されます。

 そこで、選挙管理委員会が立会人と一緒に、投票箱を持って車に乗り、施設や自宅など要望がある場所に行くことで投票ができる「巡回投票」を提案したいと思います。今回の総選挙では旭川市、岩見沢市、石狩市など少なくとも10の市町で移動式期日前投票所が実施されました。また、士幌町では昨年の統一地方選挙から高齢、障がい等の理由で投票所までの移動が困難な方のために、事前に申し込みをした方に、車の移動期日前投票所が自宅前まで来て投票できるようにしているそうです。このような試みは釧路市でも必要ではないでしょうか。

 そこで他の自治体のやり方を参考にして、釧路市でも移動期日前投票所の実施を求めますが見解をお示し下さい。

 

(投票所までのタクシー券の支給)

 投票機会の保障については更に進んでいる所もあります。例えば神奈川県綾瀬市では、障がいのある有権者や要介護認定を受けた有権者で移動が困難な方に、事前申請なしで市から自宅と投票所の往復に利用できる「タクシー券」を送付しています。このようなタクシー券の支給は兵庫県南あわじ市や栃木県下野(しもつけ)市、愛媛県東温(とうおん)市などでも実施されているようです。投票権の行使は民主主義の基本です。主権者である市民が例え足腰が弱くなっても参政権を行使できるように環境を整えることも市の仕事です。投票所までのタクシー券の支給についてはどのような見解なのか答弁を求めます。

 

 

Q4 医療機関、介護施設への支援

(水道光熱費の補助)

 次に、医療機関、介護施設への支援に関する質問に移ります。光熱費や食材費の高騰で、今医療機関や介護施設の経営が圧迫されています。特に介護報酬改定後、事業者の収入が減り、閉鎖・休止を検討するところもでてきています。東京商工リサーチが公表した調査では、今年1月から10月までの介護事業所の倒産は145件で、年間最多だった令和4年を既に超過したといいます。訪問介護事業所の倒産も72件に達しているとのことです。特に、訪問介護では「令和6年の介護報酬マイナス改定の影響が出ている可能性」があることを指摘しています。そして「今後、国や自治体の本格的な指導・支援がなければ、零細事業者の淘汰が加速される可能性が高い」などと東京商工リサーチは分析しています。釧路ではまだ訪問介護報酬の引き下げが要因で閉鎖したところはないとのことですが、今後じわりと影響がでてくるのではないでしょうか。

 医療機関や介護施設はとりわけ公共性が高く、地域のインフラでもあり、なくなってしまうと市民生活に大きな影響を与えます。行政の支援が必要ではないでしょうか。国に対しては、訪問介護報酬の引き上げをするよう再改定を求めることが大切ですが、自治体としても支援が必要と考えます。

 そこで、医療機関と介護施設に対して、水道光熱費などの補助をしていただくよう求めますが見解をお尋ねします。

 

(介護・福祉職員等への手当)

 関連して介護・福祉職員等への直接的な手当についてお聞きします。介護・福祉職員の給料は全産業と比べて月8万円も低いと言われています。待遇が悪いため、人材が集まらなかったり、せっかく就職しても退職してしまう例が後を断ちません。介護・福祉職員の給料アップは事業所の努力だけでは限界があります。行政の補助がかかせないのではと思います。

 この点例えば東京都では介護・福祉職員等へ「居住支援特別手当」として月1万円から2万円を支給する事業を今行っています。介護・福祉に関わる仕事は本来は公の機関が責任をもって行うべきですが、現状はそうなっていません。そのため自治体が、例え民間企業の職員であっても手当を支給して、待遇を少しでも改善することは大いに行うべきこと考えます。

 そこで釧路市としても、市内で働く介護・福祉職員等へ手当を支給することを求めますが、見解をお示し下さい。

 1回目の質問は以上です。

 


釧路市議会2024年12月議会 一般質問の日程決まる

2024-12-02 16:10:51 | 市政

釧路市議会2024年12月議会の一般質問の日程と質問項目が決まりました。

私は

12月5日(木)午後2時頃から

質問する予定です。どうぞ傍聴にお越しください。

質問項目

1、新市長の政治姿勢
 ⑴福祉灯油
 ⑵市独自の給付金
 ⑶学校給食費の無料化

2、ソーラーシェアリングを活用した農業
 ⑴釧路市での
 ⑵ソーラーシェリングへの補助金
 ⑶再生可能エネルギー条例の制定

3、投票機会の保障
 ⑴移動式期日前投票所
 ⑵投票所までのタクシー券の支給

4、医療機関、介護施設への支援
 ⑴水道光熱費の補助
 ⑵介護・福祉職員等への手当

 


鶴間新市長に初申し入れ

2024-11-26 16:28:22 | 市政

釧路市議会は本日議案説明会が行われ、いよいよ12月議会が事実上スタートしました。

その後、鶴間新市長に「福祉灯油」「学校給食費無料化」を求めて申し入れをしました。

この度の市長選では、閉塞した市政を変えてほしいという願いを受けて、新しい市長が誕生しました。

この場で実現するという明言はしませんでしたが、「共産党議員団の皆さんの思いは伝わった。私も苦しんでいる市民と話しをするが、ここ1~2年はかなり苦しいのが実感している」と答えがありました。

引き続き議会でも論戦します。

12月議会は5日召集で、私の一般質問はこの日の午後2時頃になる見込みです。

要望書の全文



阿寒アイヌアートウィーク2024 オープニングプログラムに参加

2024-11-23 20:44:12 | 市政

「阿寒アイヌアートウィーク2024」のオープニングプログラムが本日阿寒湖畔のオンネチセで開かれ、私も来賓として出席しました。

このイベントは本日から12月15日まで開催されます。

主に木彫の展示と語り部の披露が中心です。

約20人の木彫作家、画家、工芸作家、彫金作家、刺繍作家らの作品が阿寒湖畔6か所の展示会場で披露されています。

私も式典終了後、展示会場の吉田屋、バスセンターエントランスなどをまわって作品を鑑賞してきました。

阿寒湖畔は雪が舞い冷え込みました。☃️

 

阿寒アイヌアートウィーク2024の詳細はこちらから

阿寒アイヌアートウィーク|阿寒湖アイヌコタン

阿寒アイヌアートウィーク|阿寒湖アイヌコタン

 

 

                    市内と違い阿寒湖畔は雪が降っていました

 


釧路市議会9月議会報告その4 釧路公立大学議会編 ができました

2024-11-15 10:40:42 | 西村ニュース・釧路市議団だより

釧路市議会2024年9月議会報告の最終回は「釧路公立大学議会編」です。🏫

内容は下記の通りです。📰

 

釧路公立大学事務組合議会も決算議会が開催されました。決算は認定しましたが、一般質問も行われ私一人が質問に立ちました。

管内出身者の入学料を無料に

 釧路公立大の入学料は30万2000円で、その内釧路管内出身者は6万円安くしています。1学年300人の定員中、管内出身者は毎年40人程度入学しているので、管内出身者の入学料無料化は1200万円程度で実現できます。兵庫県立大学や大阪公立大学では、地元出身者の学費は無料にしています。そもそも入学料は日本独特の制度で諸外国ではほとんどありません。決算では事務組合の教育振興基金に約11億円、財政調整基金に約9億円、公立大学法人の当期総利益は約12億円あることが公表されました。財源上は可能なはずなので、管内出身者の入学料は無料にできないか質問しました。管理者(釧路市長)は「現状の仕組みを続けるのが適切と考えている」として、拒否しました。

 

学生に家賃補助を

 今年9月釧路市議会は、公立大の学生を招いて意見交換会を行いました。参加者から「公立大周辺のアパートの家賃が高い」という意見が出されました。そこで学生への家賃補助制度を創設できないか質問しました。事務長からは「文苑・芦野は利便性の高い地域のため、現状の家賃相場(4万円台)になっている。学生支援は国においてしっかりやっている。大学独自で家賃補助は考えていない」という内容の答弁。留萌市や富山県で実施している学生への家賃補助制度を紹介して、実施を強く求めました。

 

来年度から始まる大学授業料無料化に独自の対象拡大を

 国は来年度から「多子世帯の大学等の無償化制度」を新たにスタートします。これは所得制限なしで授業料は70万円、入学料は26万円を上限に無償化するものですが、子どもが3人以上いる世帯が条件です。しかも上の子が社会人になると対象外になってしまいます。これでは対象者が少ないと国会では吉良よし子参院議員が追及しました。そこでこの制度から漏れる世帯に対して大学独自で対象拡大制度を創れないか質問しました。しかし「この制度は国が進めようとしているもの。高等教育の無償化に関わる制度は国において実施すべき」という内容の答弁に終始しました。


行政視察3日目 座間市 「生活困窮者自立支援制度」「LINE公式アカウント」

2024-11-07 21:52:52 | 市政

行政視察3日目の今日は、座間市役所を訪れ「生活困窮者自立支援制度」と「LINE公式アカウント」について視察しました。

生活困窮者自立支援における「断らない相談支援」と題して担当課長さんからお話をお聞きしました。

この事業を策定するにあたり、釧路市の生活保護制度も視察して参考にしたとのことで、感銘を受けました。

しかし、座間市の特徴に合わせて独自に発展させていることがうかがえました。

とくに住宅部局や民間企業・NPOの住宅支援とも連携していることが素晴らしいと感じました。

LINE公式アカウントについては、人口13万人で登録者は10万人というのはすごいと思いました。

座間市主催のスマホ教室も大盛況で、民間企業に委託してスマホが苦手な高齢者に支援をしているとのこと。📱

また今年3月まではスマホコールセンターを設けて、スマホの扱い方について電話相談に応じる事業も行ったそうです。

デジタル化によって便利になることはよいことですが、その恩恵を受けるのが難しい高齢者などの支援を充実させなければならないと感じました。🤔

座間市議会さんからも温かい歓迎を受けました


行政視察2日目 小田原かなごてファーム 相模原市役所補聴器助成制度を視察

2024-11-06 23:14:44 | 市政

行政視察2日目の今日は小田原かなごてファーム、相模原市補聴器助成制度を視察しました。

小田原かなごてファームでは、代表の小山田大和さんが、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を案内してくれました。🌞

耕作放棄地を買ったり借りたりして、農業をやりながらその上で太陽光パネルを設置し、一石二鳥の事業を行なっています。

釧路では湿原にメガソーラーを建設して、市民の迷惑になっています。しかしきちんとゾーニングをすれば、決して太陽光発電は悪いものではありません。行政の補助を受けながら再生可能エネルギーを増やしていることに感銘を受けました。

 小山田大和代表と この場所で2022年1月1日赤旗日曜版で志位委員長と撮影したそう

しんぶん赤旗日曜版2022年1月1日号はこちらから
日曜版新年合併号 2022新春対談 再エネでこそ未来/日本共産党委員長 志位和夫さん/小田原かなごてファーム代表 小山田大和さん

 

午後に訪れた相模原市役所では、補聴器助成制度と通年議会を視察しました。

相模原市では補聴器助成制度の財源として、国の「保険者機能強化推進交付金」と「介護保険保険者努力支援交付金」を活用し、一般的会計は使っていないとのことでした。🦻

この点は釧路市も研究しなければならないと痛感しました。

また通年議会に変更してから、先決処分が格段に減ったことがわかりました。

しかし議員の意識が向上しなければ、通年議会といっても会期制とあまり変わらない結果になりかねないことも感じました。🤔

相模原市議会さんから温かい歓迎を受けました