「医療ではたらく人々のいのちを守ろう!釧路市民集会」が、今夜釧路市内で開かれ、参加してきました。
釧路赤十字病院新人看護師自死事件を支援する会の人たちが中心になって開きました。
基調報告として「釧路日赤事件の裁判であきらかになったこと・医療従事者に伝えたいこと」と題して白神優理子弁護士、尾林芳匡弁護士(ともに八王子合同法律事務所)が講演しました。
釧路日赤新人看護師自死事件では、村山譲さんが、医師と指導看護師らから、精神的に追い詰める叱責などを受け、自死に追いやられたものです。
就職して数か月の新人看護師が手術室で、医師から直接指導など受けることはないというのは病院側の言い分ですが、新たに出された『術中看護日誌』には、医師と村山譲さんを含め4人の看護師が、日常的に一緒に仕事をしていたことがわかりました。
「医師と新人看護師は接点がない」という病院側の主張が崩れたことが報告されました。
「リアリティショック」といって、新人看護師が看護学校と実務との違いによってショックを受け、心を病む現象についても報告がありました。
村山さんの死後10年も経つのに、また同種の自死事件が起きたそうです。
「千葉県セコメディック病院新人看護師過労自死事件」です。
今日はそのお母さんの木島冬子さんからも報告がありました。
「二度と同じ事件は起こさないでほしい」と両親の悲痛な叫びにも関わらず繰り返される医療現場での自死事件。どうすればなくすことができるのか真剣に考えなければなりません。
※千葉県セコメディック病院新人看護師過労自死事件の新聞記事はこちらから
講演するご両親の村山豊作さんと百合子さん
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