2024年12月釧路市議会定例会報告ができました。📰
今号は以下のような内容です。
鶴間市長が就任して初めての議会が開かれました。選挙で公約したことは本当に実現できるのか是々非々の立場で質問しました。
今年こそ福祉灯油
道内では8割の自治体で実施されている福祉灯油。9月議会では「必要に応じて対応していきたい」という答弁でした。そのため今年こそ福祉灯油を実現してほしいと新市長に再度強く迫りました。鶴間市長は「国から重点支援地方創生臨時交付金が出る予定なので、その動向を見て然るべき対応をしたい」と答弁。この答えでは、仮に福祉灯油を行うとしても年内支給は無理となります。「然るべき対応」とは具体的には何なのかは最後まで答えませんでした。
学校給食費無料化 選挙前「段階的に実現する」
市長選前の公開討論会では鶴間市長は「学校給食費の無料化は予算に応じて段階的に実現したい」と述べていました。本気で実現するつもりなのか質問しました。市長は「学校給食費の無料化は国が責任をもって行うべき。全国市長会を通じて国に要望をしている。(食材費等は保護者が負担すべきものとした)教育長の方針と同じ考えだ」と驚くべき答弁。これでは蝦名市長と変わりありません。来年度予算で学校給食費無料化を盛り込まなかったら、市民への裏切りになるでしょう。
独自の給付金 当選直後「困っている人に手を差し伸べる市役所にする」
国は住民税非課税世帯に3万円を支給する方針です。3万円ではこれまでの給付金と比べても少ないので、これに市独自で上乗せをして支給できないか質問しました。市長は「重点支援地方創生臨時交付金を活用して庁内で検討する」と答弁。市長は当選直後「困っている人に手を差し伸べる市役所にする」と道新のインタビューで答えています。住民税非課税世帯は正に困っている人たちです。国が決定した金額しか支給しなければ、どこまで市民に手を差し伸べるのか疑わしくなります。1~2月にかけて交付金の使途についての臨時議会が開かれる予定で、これまでの市政と変わるのかその時にはっきりするでしょう。