西村まさと 

日本共産党釧路市議会議員

一人一人を大切にし、多様な声を市政に🌈

12月議会報告 できました

2025-01-14 18:46:22 | 西村ニュース・釧路市議団だより

2024年12月釧路市議会定例会報告ができました。📰

今号は以下のような内容です。

 

 鶴間市長が就任して初めての議会が開かれました。選挙で公約したことは本当に実現できるのか是々非々の立場で質問しました。

今年こそ福祉灯油

 道内では8割の自治体で実施されている福祉灯油。9月議会では「必要に応じて対応していきたい」という答弁でした。そのため今年こそ福祉灯油を実現してほしいと新市長に再度強く迫りました。鶴間市長は「国から重点支援地方創生臨時交付金が出る予定なので、その動向を見て然るべき対応をしたい」と答弁。この答えでは、仮に福祉灯油を行うとしても年内支給は無理となります。「然るべき対応」とは具体的には何なのかは最後まで答えませんでした。

 

学校給食費無料化 選挙前「段階的に実現する」

 市長選前の公開討論会では鶴間市長は「学校給食費の無料化は予算に応じて段階的に実現したい」と述べていました。本気で実現するつもりなのか質問しました。市長は「学校給食費の無料化は国が責任をもって行うべき。全国市長会を通じて国に要望をしている。(食材費等は保護者が負担すべきものとした)教育長の方針と同じ考えだ」と驚くべき答弁。これでは蝦名市長と変わりありません。来年度予算で学校給食費無料化を盛り込まなかったら、市民への裏切りになるでしょう。

 

独自の給付金 当選直後「困っている人に手を差し伸べる市役所にする」

 国は住民税非課税世帯に3万円を支給する方針です。3万円ではこれまでの給付金と比べても少ないので、これに市独自で上乗せをして支給できないか質問しました。市長は「重点支援地方創生臨時交付金を活用して庁内で検討する」と答弁。市長は当選直後「困っている人に手を差し伸べる市役所にする」と道新のインタビューで答えています。住民税非課税世帯は正に困っている人たちです。国が決定した金額しか支給しなければ、どこまで市民に手を差し伸べるのか疑わしくなります。1~2月にかけて交付金の使途についての臨時議会が開かれる予定で、これまでの市政と変わるのかその時にはっきりするでしょう。


釧路市議会9月議会報告その4 釧路公立大学議会編 ができました

2024-11-15 10:40:42 | 西村ニュース・釧路市議団だより

釧路市議会2024年9月議会報告の最終回は「釧路公立大学議会編」です。🏫

内容は下記の通りです。📰

 

釧路公立大学事務組合議会も決算議会が開催されました。決算は認定しましたが、一般質問も行われ私一人が質問に立ちました。

管内出身者の入学料を無料に

 釧路公立大の入学料は30万2000円で、その内釧路管内出身者は6万円安くしています。1学年300人の定員中、管内出身者は毎年40人程度入学しているので、管内出身者の入学料無料化は1200万円程度で実現できます。兵庫県立大学や大阪公立大学では、地元出身者の学費は無料にしています。そもそも入学料は日本独特の制度で諸外国ではほとんどありません。決算では事務組合の教育振興基金に約11億円、財政調整基金に約9億円、公立大学法人の当期総利益は約12億円あることが公表されました。財源上は可能なはずなので、管内出身者の入学料は無料にできないか質問しました。管理者(釧路市長)は「現状の仕組みを続けるのが適切と考えている」として、拒否しました。

 

学生に家賃補助を

 今年9月釧路市議会は、公立大の学生を招いて意見交換会を行いました。参加者から「公立大周辺のアパートの家賃が高い」という意見が出されました。そこで学生への家賃補助制度を創設できないか質問しました。事務長からは「文苑・芦野は利便性の高い地域のため、現状の家賃相場(4万円台)になっている。学生支援は国においてしっかりやっている。大学独自で家賃補助は考えていない」という内容の答弁。留萌市や富山県で実施している学生への家賃補助制度を紹介して、実施を強く求めました。

 

来年度から始まる大学授業料無料化に独自の対象拡大を

 国は来年度から「多子世帯の大学等の無償化制度」を新たにスタートします。これは所得制限なしで授業料は70万円、入学料は26万円を上限に無償化するものですが、子どもが3人以上いる世帯が条件です。しかも上の子が社会人になると対象外になってしまいます。これでは対象者が少ないと国会では吉良よし子参院議員が追及しました。そこでこの制度から漏れる世帯に対して大学独自で対象拡大制度を創れないか質問しました。しかし「この制度は国が進めようとしているもの。高等教育の無償化に関わる制度は国において実施すべき」という内容の答弁に終始しました。


西村まさとニュース 9月議会報告その3 できました

2024-11-02 16:15:45 | 西村ニュース・釧路市議団だより

釧路市議会2024年9月定例会の報告その3ができました。

今号は教育編として次のような内容になっています。

 

学校給食費無料化の財源は十分🥄

 学校給食費を無料にすべきという質問は過去に何度も行っています。教育委員会からは毎回「学校給食法第11条で保護者負担となっているから」という答弁しか返ってきません。今議会では年に1度の監査講評があり、監査委員に質問できる機会がありました。「2023年度一般会計で予算が余った金額である不用額は約75億円。そのうち教育費では不用額と翌年度繰越額を合計すると5億円超。一方給食費として徴収しているのは約5億8000万円。給食無料化は財源上可能と言えるのではないか」と質問したところ、監査委員も否定はしませんでした。

 

学力テストは子どもの成長に必要なの?😥

 今年も4月18日に小6、中3を対象に全国学力・学習状況調査(全国学テ)が行われ、採点結果が今議会で報告されました。今年の結果の特徴は、全国平均より5点以上低い学校が昨年より減り、逆に全国平均より5点以上高い学校が増加傾向になっていることです。しかし全国で全生徒に同じテストをしているのですから、平均点より低い学校は必ずどこかで現れます。点数競争の弊害を大きくするだけで、豊かな学力をつけることには役立ちません。どのようにして全国平均より5点以下の学校を減らしたのか質問すると、「過去問を取り組んだ」とのこと。模擬試験のようにするのであれば、希望者だけで十分です。全国学テには毎年数十億円もの予算がかけられています。先生を増やすことに使うべきではないでしょうか。

 

教室のエアコン設置は不十分🌞

 最近の釧路の夏は暑い日が続きました。2023年度熱中症又はその疑いありとされた小学生は98人、中学生は110人いました。教育委員会は年度末までに各学校の保健室のみルームエアコン、教室には大型送風機を3台ずつ配置し、実際に稼働したのは今年の夏からでした。ただし阿寒地区では今年の夏から普通教室にもエアコンが稼働されました。それにより阿寒地区では昨年22人発生した熱中症疑いが今年は2人に減りました。エアコンの効果は絶大です。そこで釧路でもエアコンの設置を進めるべきと質問しました。教育長からは「児童生徒の健康には万全を期していく。今後の暑さの状況も勘案して取り組んでいきたい」という趣旨の答弁を引き出しました。

 他方、暑さで勉強に集中できなかったという子どもがいたのではないかと追及しても、送風機で概ね満足を得られたと否定しました。


西村ニュース 9月議会報告その2 できました

2024-11-01 16:15:30 | 西村ニュース・釧路市議団だより

釧路市議会2024年6月定例会についての西村ニュースができました。📰

今号は次のような内容です。

 

物価高騰対策に商品券を

 白糠町では12月から全町民に1人1万円の商品券が支給されます。更に3か月間水道の基本料金を無料にします。釧路市でも物価高騰対策として商品券を支給することはできないかただしました。福祉部長の答弁は「物価高騰対策はこれまで国において様々な対策が行われてきた。このような施策は国において講じられるべき」という内容でした。国で行ってくれれば確かによいのですが、そうなっていないのが実情です。市長の政治方針のせいで、隣町との福祉水準の差は広がるばかりです。

 

ジェンダー平等条例の制定を🌈

 男女平等条例を制定している自治体は最近では珍しくなくなりました。更に進んで東京都品川区、群馬県太田市などでは、「ジェンダー平等条例」が制定されています。男女の差別禁止だけではなく、性自認、性的指向など性の多様性を尊重する条例です。しかし総合政策部長の答弁は「現行の男女平等参画推進条例で全ての人が個人として尊重されている旨を規定しているので、そこには性の多様性も含んでいる。よってジェンダー平等条例の制定までは考えていない」という内容でした。この面でも先進自治体の仲間入りは遠いようです。

 

特急ねむろ号を存続して🚌

 今年10月から釧路と根室を結ぶバス「特急ねむろ号」が平日1日3往復から2往復に減便されています。この路線には釧路市内の6つの病院前に停留所があり、市内から乗って市内で降りることはできないため、根室市民が釧路市内に通院するためのバスという性格があります。国の補助を受けるには平日1日3往復以上すること、1往復あたり平均5人以上の乗客がいることが条件です。この5人以上の乗客が満たせず国の補助が受けられなくなりました。そのため経費削減が必要になり2往復の運転になったのですが、これも来年の9月までで、その先は決まっていません。根室市長は熱心に取り組んでいますが、釧路市長はそれほどでもない印象がします。通院客であっても釧路に訪れる人の利便を整備することも市の発展につながるはず。その点を指摘すると、市長もこの路線の必要性は認識していました。では釧路市がこの路線に年間補助している1079万円を更に増額して来年以降も残すべきではないかと追及すると、「国の補助基準のルールに基づいて行うべきもの」と言って明言を避けました。


釧路市議団だより 9月議会報告できました

2024-10-29 21:36:39 | 西村ニュース・釧路市議団だより

釧路市議団だより9月議会報告の裏面をご紹介します。

・男女平等参画社会を掲げた地域づくり

・道も市も、宿泊税を撤回せよ

・発行から9年、「利便性を実感できない」マイナカード~その一方で、保険証廃止で「強制」となることを質す

・ジェンダー平等に反する所得税法56条は廃止に  陳情が不採択
 所得税法は、個人事業主が家族従業員に給料を支払っても、白色申告の場合上限が50万円(配偶者には86万円)しか経費として認められていません。多くは夫が事業主で妻が事業専従者という形態で、同条は女性に対する差別を助長しています。釧路民主商工会から陳情が出されましたが、議会は冷たい姿勢でした。

・福祉灯油は「必要に応じて対応」
 今年こそ福祉灯油を実施すべきと質問。いつもなら「国において実施すべきこと」で終わってしまう答弁ですが、今議会では「必要に応じて対応していきたい」という答弁を引き出しました。これからの運動にかかっています。

釧路市議団だより 裏面