THE BRASS VERDICT - MICHAEL CONNELLY

買おう、買おうと思っていてやっと買いました。


MICHAEL　CONNELLY　と言えば刑事HARRY　BOSCH　
シリーズが有名で、かなり長期間続いている人気作品です。
これまでに１４，５冊は出版されています。そのほとんどは
読んでいますが、ポツンと忘れたかのように読んでいない
作品もいくつかあります。

ボッシュ・シリーズはなるべく時系列的に読んだほうが良く、
発売順に読んでおくと、どこだかの作品でちょこっと出てきた
人物がスピンアウトしていきなり別の作品の主人公になって
登場したりします。こういう時に慌てずに経緯が理解しやすい
です。シリーズ物から外れた所謂スタンドアローンという単発
作品です。つい先日ご紹介したテリー・マッケィレブもハリー
ボッシュシリーズから離れた作品になります。

このTHE　BRASS　VERDICT　も半分スピンアウトされた
作品でこの主人公の弁護士であるMICKEY　HALLER　は
前作のTHE　LINCOLN　LAWYERにすでに登場しています。

で、今回再び彼が登場してくるのでありますが、かつての
同僚が殺され、やむなくその後の任務を図らずも継ぐこと
になるのですが、そこにこの殺人事件の担当として今回
HARRY　BOSCH　が登場してくるのであります。

個人的な趣味から言えば、弁護士が出てくると難しい法廷の
場面や難解な言葉がどうしても多くなります。それはそれで
緊迫していて良いのですが、それよりもかつての同僚で元カノ
のRACHEL　とかかつての警察関係の友人が出て来たほうが、
何か気軽にいられて、また後半には決まってお得意のスピード
感たっぷりの展開シーンが続いてスリルがあって好きですね。

まあこの辺は読むほうの好みかもしれません。


それで話が始めにもどると、実はポツンと忘れたかのように
読んでいない作品がTHE　LINCOLN　LAWYER　だったのです。
たまたま読んでいない作品の主人公を後になってHARRY　
BOSCHと共演させるのだから困るのです。HARRY　BOSHモノ
じゃないから後で読も！　なんて放っておくと、また主人公
として再登場させ、しかもHARRY　BOSCHも出してくると
いう・・・結局遡って読まなければ。

早いところ、THE　LINCOLN　LAWYER　を読まないと！