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ラテントピック一語一絵 その43

2024-10-01 12:17:06 | ラテントピック一語一絵
Jeanette
ジャネット
イギリス系スペイン人

1951年生まれ

母親がスペイン人、父親がベルギー人の家庭でロンドン
生まれ。カリフォルニアで育ち後に親の離婚で母親と
共に12才でスペインに移る。1960年半ばに
"Pic-Nic"というグループでヒット曲に恵まれた
がすぐにグループを離れてしまう。活動方針が母親の
意向と違ったようだ。

その後ジャネットは元サッカー選手と結婚し、歌は
もうゴリゴリとばかりにウィーンに移り住む。

ところが度重なる誘いで1971年にHispavox社と契約、
ソロ歌手として再デビューした'Soy rebelde"が
大ヒットとなり一躍トップ歌手に踊り出た。
この歌はスローバラードでHispavoxは、予想外の
ヒットになり爆発的な売れ行きに驚いたらしい。
やや暗い意味合いの内容だからまさか受け入れられる
とは思わなかったようだ。過去一度メキシコで発売された
がヒットせずに終わっていたのをジャネットに改めて
歌わせたのがヒットに繋がった。
録音にあたりジャネットは再デビューのイメージと違う
ために乗り気では無かったようだ。ところが大ヒットして
ゴールドディスクに輝きその後の路線はバラードの女王の道を歩む
のだから世の中分からないものだ。当時あちこちでこの歌が
流れていたのを思い出す。

この歌は英語、フランス語パージョンに更には日本語
バージョンで「あまのじゃく」と言うタイトルで発売された。
「逆らう」を意味するRebeldeを訳したものらしいが
どうなんだろうね。内容的には「ひねくれ者」のような
イメージかな。「世間があたしをそうさせたの」みたい
な演歌に良くある歌詞です。ジャネットがこの歌でデビュー
した時はまた若く可愛く清楚なイメージでたどたどしい
歌い方だったがあれもプロモーションの戦略だったのがも
知れない。この後に続く歌も似たようなメロディ運びだった。

余談になるが、1965年後半のイギリスのポップス界は
''Yeh yeh"、日本ではイェイェと呼ばれスペインでは
ジェジェとしてちょっとしたブームだった。これを
流行らしたのはイギリスのGeorgie Fameで,ウォーレン
ビューティーの映画でお馴染みのボニー&クライド
(俺たちに明日は無い)のバラードも歌いヒットしている。
この歌のスペイン語バージョンもヒットして、当時僕の
住んでいたアパートの前の家の、6年生くらいの女の子が
"🎵Bonny & Clyde, fumaba cigarillo, llevaba
chaqueta Americana♪"とフリを入れて歌って見せて
くれたことがある。どうしただろうか、あの子は。もう
孫もいるだろう。懐かしい思い出だ。


2022年にジャネットを支えて来た夫と死別したことを
明らかにしている。

いつの時代の顔を絵描こうかと迷った。デビュー仕立ての
頃はまだ子供のようで、考えてしまうし現在に近いと彫りが
深くなりちょっとした線を出すのが難しい。結局この顔に
なってしまったがやや大人の顔になったのでマアマアかな。

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