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九尺二間に貝の口

2011-12-24 11:58:44 | その他
茶箱から出てきた元お隣さんの風呂敷。「區」の字が時代だな。

正月に久々に着物を着てみるか、と言ってみたのは良いけれど
何処へ仕舞ったか忘れてしまい、時代モノの茶箱から和服が出て
きたのでホッとしたもののどう捜しても帯がない。

角帯と兵児帯がたしかに記憶にあるのだけどどこにあるのか
思い出さない。帯と長襦袢は茶箱からは出て来なかった。

もう買うしかありませんや。それで先日の夕方浅草まで帯を買いに
行ったのであります。帯を買うときは着物も持って行ってお店で
見立ててもらうのが一番です。風呂敷に包んでまるごと持参して
お店の方に選んで頂き、2、3本出して頂いた中からこの帯を
薦めて頂きました。良い感じの紺地です。


茶箱から出て来た羽織。ちっと地味かな。

女のひとの場合は「帯に派手なし」なんて言うけど、男物は
大体決まっているからねえ。紺地の帯なら一番無難でおおむね
何にでも合う。品の良い献上柄も欲しいけどまた今度。
浅草新仲見世の「帯源」あたりで買いたいもんです。

帯だけは良いものを買っておけば後悔しないし良い帯は締め
心地が違うしね。でも良いものに凝りだしたらキリがないよ。

九尺二間にほぼ似たる深川辺りのわび住い。お大尽ならいざ
知らず師走の何かと物入りに大枚はたいた博多帯。ピンと
張らした貝の口。丸髷結った連れ合いと共に着物のおおつごもり。
鬢の油の乾く間に日本橋までいそいそと二人並んで写真館。

痴楽じゃあるまいし。キャベツ畑が出てきそう。

この写真↓は何年か前に姪が地毛で結ったもので新橋演舞場
の前です。正月に海老蔵の芝居を見に行った時でした。



果たして今度の大晦日は? 朝から髪結いさんが来るし何だか
慌しい一日になりそう。
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