THE HOT ZONE - RICHARD PRESTON

THE HOT ZONE - RICHARD PRESTON

かねてからアフリカの風土病ではないかと噂されていた「エボラ出血熱」。
今年は特にその発生状況と近隣諸国への影響が顕著で、ついにアメリカや
ヨーロッパでの患者が発生して、その伝染率と致死率の高さからＣＤＣ
や各国の衛生機関が必死になって水際作戦を展開している最中です。

この恐るべき伝染病が、もし世界中に広まったらえらいことになります。
世界中でこの病気に効果のある特効薬を開発中ですが、まだ決定的な
効果を持つものは無いようです。

このエボラ出血熱をテーマにした翻訳モノが、緊急復刊と称して６４万部
突破！なのだそうです。１５年くらい前でしょうか、初めてRICHARD PRESTON
のTHE HOT ZONEの原作を読んだときは実にショッキングな作品だったことを
記憶しています。ウィルスを扱った小説や読み物は数多くありますが、
その中でも異色の出来の作品で、すごい戦慄感を感じたものです。
実際の出来事をベースにしたノンフィクションですから、恐怖感に溢れ
いつ身の回りに迫って来るかと思うとゾクゾクしながら読んだものでした。




作者のRICHARD PRESTON は他の作品も表しています。
COBRA EVENT　は、たしか邦訳されていたと記憶しています。
これも記憶に残る作品でした。




「９９年」と書いてあるイエナのレシート。９９年、つまり１９９９年に
イエナで買った、ということなんでしょうね。本に挟まっていました。
イエナは銀座にあった洋書屋さんでお気に入りの本屋さんでした。
銀座に出たら必ず人気のペーパーバックを見るのに寄ったものでした。
無くなってしまったのが惜しまれます。