2009：学生指導①

久々の学生指導．．




2年ぶり…？？
くらいになるのでしょうか？？




今回の学生さんは，まだ分析中ですが，
作業療法士になりたい．．
作業療法って魅力的で，やりがいを感じる．．





などなど，これからの成長に必要なことは，
最低限，伝わりそうな予感がします．．．．





今回，ちょっと先に，OTのあり方（？）や視点，考え方などを
話してしまいました…（涙）．．．．．．





作業療法学生（OTS）の評価って，ほとんどがボトムアップ．．．





でも実際の臨床ではトップダウン．．





ボトムアップで指導をするって，正直難しいんですよね．．





もちろん必要な測定・検査を行い，評価をする．．





その結果から今後の課題や目標を導き出す．．．．




これって…




あまりにも単純すぎると思いませんか…？？？？






ヒトを理解することってすごく難しいことで，
個人の様々な生活を把握し，その中の作業に焦点を当てる．．
↑
作業療法の基本中の基本





ボトムアップで抽出された問題って，
結局…




○○障害とか…
○○低下とか…





正直，訳が分からないし，生活との関連も漠然過ぎるんですよね（涙）．．．





確実に
『筋力がついたら何でもできる』…？？？
『動くようになったら何でもできる』…？？
などなど…





ほんとですか～？？？？？
って無性に聞きたい．．．．






一体，障害ってなんだろう？？






可塑性なんていう言葉が独り歩きしているから，
言葉だけ見て，概要だけ聞いて…





治る？？？？
と勘違いしたり…（涙）．．．．．．





でも我々が学生の頃は，脳卒中より出現した麻痺は完治しない．．
脳が腫れている部分が治まるまで約3カ月．．


だから医者は3カ月が勝負！！
と本人や家族に説明をする．．





結局完治しないのであれば…
ボトムアップの概念だけで評価をしても…




意味なくねぇ～？？





今回の学生さんとは，結構話をしました．．
久しぶりの学生指導ということもあったのだと思いますが．．





学生さんは『トップダウン』よりの概念で行っていくようです（笑）





月曜日に話して，「初めて聞きました！」という状態ですが，
本当に大丈夫～？？




でも，最大限にサポートはしていきたいと思います．．





徐々にMOHOやCMOPとかの概念も話せたらいいですけど．．





世の中に少しでもマシな作業療法を送りださねければ…
これが今の学生指導に課せられた最大の義務のような気がします．．