日付も変わりましたが、担当患者が退院しました。
担当当初は、臥床状態。
生活に対する意欲もなく、1日のほとんどをBedの上で過ごしていた患者。
ADL(Activity of Daily Living:日常生活活動)は全ての動作において全介助。
ADL訓練や作業活動etc拒否的…。
何を考えているのだろう…??
何が楽しいと感じるのだろう…??
この患者にとってのリハビリテーションの意味は何なのか…??
本当に何もしたい事は何もないのか…??
当初はこんな事を考えながら、患者と接していました。
少しずつ患者の反応を理解することができるようになり、
患者にペースに合わせて、患者が好む環境で、無理強いせず…。
時間の経過と共に患者も反応を示すようになり、
◎周囲の人をよく見ている。
◎歩けるようになりたいという希望を持っている。
◎どうせ何をやってもできない…。
色んな事を考えていることが具体的につかめてきました。
患者からの自発的な言動を引き出す環境や接し方を崩さず、
全ての環境を調整しながら作業療法を継続。
徐々に自発的な言動が出現するようになり、
◎基本動作(移動は車椅子駆動)
◎更衣動作
◎整容動作
◎トイレ動作
が監視~軽介助で可能になりました。
作業療法開始前は、患者自身で洋服タンスから衣類を選択して準備している。
1日のほとんどを車椅子上で過ごし、他患の所に行ったり、同室の患者と話したり…
とにかく笑顔が増えました。
看護師からも、活動量も格段に増えている。
初期の状況からは想像もできなかった…etcの意見が。
退院する時は、号泣されていました。
同室患者は「寂しくなった…。」「寂しいでしょう…??」と私に問いかける。
私は、患者が退院して寂しいと思わないようにしている。
退院は喜ばしいことですから…。
寂しいよりも、今後の生活に対する心配が大きい。
我々が行ってきたRehabilitation(リハビリテーション)が生かされているのか…??etc。
患者が退院し、また明日からは新たに作業療法士として患者を担当する。
次の患者には一体どのような作業療法が行えるか…??
スムーズに行うことができるか…??
患者が満足できる作業療法を提供できるか…??
不安だらけの毎日です。
また私も楽しんで生きたいと思います。
『Rehabilitationお疲れ様でした。退院してからが本当のStartです。
笑顔を忘れず生活を楽しんでください。-心の声-』
事故等気をつけてな~良い人を泣かすでないど
ヾ(^^;
それにしても「私も楽しんで生きたいと思います
」は天職だと思うぞいv(^o^)
やっぱり出勤後の長距離移動は…です。
その足で、元職場に行き、AM1:30まで話を。
自分もずっと関わっていた研修会だったので
心配していた面もありましたので…。
もちろん良い人は泣かしませんよ。