大磯の S 画伯宅に行って液晶モニターの調整をする約束だったので出かけたが
ただ行くのではもったいないので大磯の鷹取山に登ってみることにしたのは
鷹取山の麓には先年亡くなった親友の木工所があったのだけれど
その木工所のほうには数え切れないほど行ったのに
いまだに鷹取山には登ったことが無かったのに気付いたからで
見上げればちょっとした岡程度にしか見えない鷹取山ならば
失神しかかった昨日の今日でも軽く登れるだろうと舐めてかかって
平塚吉沢の配水所の脇の木陰に愛車を停めてカンカン照りの中を歩き出した
鷹取山への道はレイクウッドゴルフクラブのコース沿いから始る
ゴルフクラブの周囲にはぐるりとマテバシイが植えられているので日陰になっている
海風も涼しい小径を進むと案内看板が立っている場所に出た
真っ直ぐ進めば鷹取山 左に登れば霧降の滝
迷うこと無く真っ直ぐに進む
ゆるい昇り降りを数回繰り返したら平らな場所に出た
急に巨樹の森になった
その先に見えているのが鷹取神社だ
社殿は風雨に堪えるようにコンクリート造りになっている
鷹取神社の祭神は木花咲夜姫(コノハナサクヤ)で
元々は直下社(ナホモトヤシロ)と呼ばれていたそうで
山の名も栗原山だったのが平塚に徳川家康の鷹狩り場が出来て鷹取山となったと
社殿に設えられた由緒書きに説明されている なかなか親切だ
狛犬の前には台座がありその上に砲弾が据え付けられている
こういうモノは大抵が日露戦争の勝利を祝って供えたというのが由来だったりする
神域はタブノキやスダジイの巨樹が聳えたっている 珍しいカゴノキもある
南方由来の海神を祀るにふさわしい森の迫力が感じられる
鷹取山の山頂を探したが良く判らない 三角点も見つけられ無い
花もキノコも無い
咲いているのはカタバミくらい 元来た道を戻る
茂みの間から秦野の弘法山と権現山が霞んで見える こういう位置関係なんだね
汗だくになって車を停めた配水所まで来たら・・・
あっ!モンキアゲハだ! 大きい!
ノウゼンカズラの花にとまっている
翅はボロボロ あちこち小鳥につまみ食いされて欠けている
里まで戻って探していた蝶に会えるなんて・・・まるでチルチルミチルみたい
モンキアゲハはノウゼンカズラの蜜を吸おうとしていたが吻が届かず・・・あっ!飛んだ!
ああ!ああ!逃がしてなるかと追いかけて走る さらに汗だくになる
やっととまった よそのお宅の庭先だ
ああ!強い日差しがぼろぼろになって擦り切れた翅を輝かせている
キノコには会えなかったけれど
日本で最も大きいアゲハに会えたので満足だ
汗を拭き愛車のエアコンを強めに点けて S 画伯宅に向かう
S 画伯は汗だくで制作中だった
液晶モニターの不調は HDMI ケーブルの差し直しで治った
画伯の愛猫チビ太はすっかり人見知りになっていた
今度の個展の DM と茅ヶ崎美術館の企画展のフライヤーを貰って家路に着く
今夜は豚バラ肉とハウス印度カレーでカレーライスに塩トマト
コメントありがとうございます
夏のキノコが森の奥でにょきにょきと顔を出し
アゲハやヒョウモン蝶が舞い飛んでいます
素晴らしい季節ですね
今日も蒸し暑くなりそうです
お身体にお気をつけくださいますように