午前6時に起床する
寝覚めはまずまず 軽い頭痛はあるけれど昨日の影響はそれほど無さそう
角切りにして湯通した厚揚げと椎茸を味付けした出汁で煮含めて茹でた素麺の上に乗せる
熱々の煮汁をまわしかけ長ねぎを散らし2分ほど待って汁が麺に染みてからおもむろにすする
末枯れた三輪の冬景色が見えてくるような気がする これは揖保の糸だけど・・・
煮汁が染み込んだ素麺をすすっていると琵琶湖に行きたくなってくるのは
焼いた鯖を甘辛く煮付けてその汁を素麺に染み込ませた鯖素麺という料理が
琵琶湖沿岸の街の近江八幡や長浜の名物だったりするからだが
たとえそうではなくても煮汁が染み込んだ素麺にはそういう古い街の
旧街道沿いの煤けた家並のどこか末枯れた佇まいにも似た味わいがあるからで
それは私自身がそういう古い家並の街で生まれ育ったからかもしれない
幼い頃の記憶に現れる最初の遊び場は中の川と呼ばれていた用水のあたりだった
石垣で囲われた用水の流れの底には色とりどりの小石が敷き詰められていた
両岸に植えられた枝垂れ柳が風に揺れる景色は子供心にも美しいと思った
侍の泳法修練に使われたお囲い池のあたりも忘れられない
小学校にあがる頃には埋め立てられてただの原っぱになってしまったけれど・・・
城下町の職人街らしくきちんと区画された長屋が建ち並ぶあたりも子供たちの遊び場だった
狭いながらも舗装された路面には蝋石でケンケンパの図がいくつも描かれていた
今は道路でケンケンパをして遊ぶ子供などどこにもいない
ショッピングモールのプレイコーナーや児童館にいるだけだ
土管を積み上げた空き地も無ければゲンゴロウが泳ぐ溜め池も無い
そんな街で育った子供はどんな大人になるのだろう?
子供のいない私にはさっぱり判らない
今日は昨日よりも蒸し暑くなるらしい
キノコのことも気になるけれど今日は大磯に行ってみよう
S 画伯のモニター不調が直せれば良いのだが
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