ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

地場産の甘長唐辛子とパプリカを焼いて蕎麦に乗せる朝

2016年10月10日 | ほぼ嘘日記

午前6時に起床する 

やけに外が静かだと思ったら今日は祝日「体育の日」だった 

葉もの野菜を食べたいが高いうえに品不足で手に入らないので・・・ 

近所のスーパーで買った地場産の甘長唐辛子とパプリカを網に乗せ直火で焦げ目がつくまで焼く 

蕎麦つゆで干しブナシメジを煮含めて茹でた蕎麦に汁ごとブッかけ甘長唐辛子とパプリカを乗せる 


体育の日といえば昭和39年の東京オリムピックが開催されたことで制定された祝日だが 

あのオリムピックに感化されて小学校の運動会の入場行進が軍隊風になったのは今でも忘れられない 

クラスごとに足並み揃えて行進しながら台の上に乗った校長先生の前を通る時になると 

右手を斜め前に高く掲げさせられたのは確かに東京オリムピックの入場行進そっくりだったけれど 

それよりも私の頭に浮かんだのはいつかテレビで観たナチスの映像そっくりだということだった 

いま思えばあの時の校長はたぶん50代で 

逆算すればつまり大正初年生まれもしくは明治の終わりの生まれだったとすれば 

それは彼が戦場に赴いた兵士ではなくて送り出した側だったということになるわけで 

若者を死地に送り出す悲壮な思いが高揚感となって彼の心に刻み込まれていたのだとすれば 

さぞ楽しかったに違いない しかし・・・ 

何度もぐるぐると歩かされて練習させられた我々子供たちには 

とんだとばっちりとしか言いようが無い出来事だった 

私があの東京オリムピックで忘れられないのは開会式でも幾多の競技でもなくて閉会式だった 

白黒のちいさなテレビジョンの画面越しでも競技者たちの本当の笑顔がはっきりとわかった 

心からの笑顔は素晴らしい 

世界が笑顔で満たされますようにと祈って食後のコーヒーを飲む 

教室用に膠を炊く 

仕事の前に公園を少し歩こう 

秋のバラが咲き始めているかもしれない 

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