静岡名物の黒はんぺんを焼いて三輪素麺に乗せる朝

午前６時に目覚める

発熱は昨夜飲んだ解熱剤で治まっている

身体は重いが起きて朝飯を喰って墓参りに行かなければ

静岡名物の黒はんぺんをフライパンでこんがり焼く

繊切りキュウリを乗せた三輪素麺に飾る

汁を張り黒はんぺんにおろし生姜をたっぷり盛る

青ネギを添える

まさか黒はんぺんを知らない人などいないと思うがいないとは限らないので言うと

要はイワシのすり身を半月型に薄く延ばした練り物で

喰えば判ることだが味はイワシのつみれそのもので素朴に美味い

静岡出身の S 画伯によると静岡のおでんには必ずこれが入っているらしい

串に刺さった具を黒い出汁の中で煮て喰う時に鰹節粉をかけるという静岡おでんだが

未だ喰ったことが無いのが残念でならない

名高い「さわやか」のげんこつハンバーグとともに喰ってみたいもののひとつだ

こういう気持ちになってきたということは熱が治まっているに違いないと

テレビを点けたら大渋滞が映し出されて墓参りに行く気持ちが萎えた

食後にモカ　ドリップで濃い目