こ~んばん~わ
櫻坂46 土生瑞穂 1st PHOTO BOOK Destination
櫻坂46の土生瑞穂が、2023年11月25日のアニバーサリーライブをもってグループを卒業する。欅坂46時代から数えて8年間、昨今は数少ない1期生として足跡を残してきた彼女の、個性的な活躍を振り返ってみたい。
土生といえば、171cmの長身、クールなファッションセンスがまず持ち味に挙がる。長身メンバーが多い櫻坂46でもひときわ目立つたたずまい。『JJ』『CLASSY.』でレギュラーモデルを務め、デビュー2年目からは毎年『GirlsAward』に出演するなどファッションショーでも活躍してきた。
22年には山﨑天とともに『装苑』誌上に櫻坂メンバーとして初登場し、ビビッドなメイクと衣装でグラビアを飾った。欅坂・櫻坂が持っているアーティスティックなグループ要素に、土生の経験も貢献してきた。 とはいえ、彼女はデビュー当初は髪をロングにしていて、むしろおっとりとした癒し系のポジションにいた。それが3年目の17年に髪をバッサリ切って『GirlsAward 2017 AUTUMN/WINTER』に登場してファンを驚かせる。
前年の「ガルアワ」出演時の白いつば広の帽子に白のワンピースといったキュートな装いから180度雰囲気を変え、私服でもどんどんバリエーションが増していく。普段から古着屋めぐりも趣味にしてセンスを磨き、今年7月に『Japan Expo 2023』出演のためにパリを訪れた時も、モスグリーンのオーバーオールに頭にはバンダナをつけてパリの石畳を闊歩する様子が様になっていた。 ショートカットと長身がトレードマークになって以降、少女マンガに登場しそうな中性的なイケメン女子、というキャラクターも開拓していく。アニメやコスプレが好きな一面から、握手会でもコスプレ姿でファンと接することもあった。
土生のことを好きなメンバーやファンは「土生の女」なる愛称をもらうようになり、卒業前の11月7日に刊行される土生の初めてのフォトブックにもそんな「土生の女」が登場。が、これは土生自身が7人の架空の女性を想定し、名前や性格、スタイリングを考えて誌上に載せるという企画で、彼女のファッションセンスなしにはできないものだろう。そんな土生だが、クールなたたずままいからは予想もつかない天然なエピソードもしばしば残してきた。古い時代のモノクロの映像や写真を「本当に白黒の世界だと思っていた」と勘違いしたり、「自叙伝」の意味がわからずに語感が似ている焼肉チェーンの『叙々苑』より格上の店だと思いこんでいた、などの独特の感性で、メンバーやMCを翻弄している。 2019年には突然冠番組の『欅って、書けない?』内で「ハーブさん」というキャラクターを生み出し、陽気なアメリカ人のハーブさんとしてメンバーのお悩みに答えるという企画を始めた。バラエティ内の企画とはいえ、土生の常識を超えた発想や言葉がグループにプラスになってきたことをうかがわせるワンコーナーだ。 また『そこ曲がったら、櫻坂?』内の学力テスト企画では、21年に行われた「おバカクイーン決定戦」で筆記試験最下位になってしまった上、「骨を折る」を用いた作文問題の答えで「土田さんは骨白骨白を逃れました」という珍回答を残して笑いを誘った。 ただ、この企画が放送された後のブログで「勉強は苦手だけど人間力という科目をあげていけられるように 色々な人の良いところを吸収していかなきゃですね」(21年6月15日)とつづっていて、素直な人柄がにじみ出ている。おバカキャラで終わらず、エスプリの効いたコメントやリアクションができるからこそ、バラエティ番組でも活躍してこられた。
ほんわかとした逸話を連発する彼女にはいつの間にか「土生先生」というニックネームがつき、時に名言を残してくれる愛されメンバーになった。23年の「そこさく」4月16日放送回では、後輩が増えてきた櫻坂46で、彼女がどんな関係を築いてきたかがうかがえる。
まず、増本綺良が土生と仲良くなるポイントを解説。「毎日ヘアスタイルを変えている」「真面目な話題になると声がクールになる」「鏡があるとメンバーとツーショット写真を撮りたがる」といった普段のクセが明かされると、土生とのツーショットを撮ってもらおうとする中嶋優月への神対応ぶりも収録・放送された。自分から「ちゃん付け」で呼んでくれることを勧めたり、中嶋が緊張しながらもツーショットをお願いすると自然に彼女をリードして写真を撮り、さらに土生の匂いを嗅ぐのもOKという優しい先輩ぶりを見せていた。
普段から後輩と密なコミュニケーションを取っていることがうかがえる上、3期生の緊張を解いてくれる頼もしさは、クールビューティーな第一印象のままだ。
卒業を公表した23年8月22日のブログでは、グループの現状を
「頼もしい二期生、可能性しかない三期生この先も櫻坂46の未来を彩る事が出来るそんな後輩の存在があり、いつの間にか安心していられる場所になっていたり」
とつづっている。土生にとって自分の思考を受け入れてくれる場所で、得意なファッションや美容の感覚もじっくり伸ばしていくことができる。そんな環境で、彼女を慕うメンバーにも恵まれて、悔いのない8年間を送ってこられたようだ。
これからの進路についても「新境地を表現者として切り開いていきたい」と前出のブログで明かしていた土生。卒業後の人生でも、“土生ワールド”を築いてきた唯一無二の感性を活かす機会が多くやって来ることを願いたい。
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「ゴールデンラヴィット!」出演者
TBS系朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(毎週月曜~金曜あさ8時)のゴールデンタイムの特番『ゴールデンラヴィット!』が、12月26日よる9時から3時間生放送でお届けすることが決定した。
「ゴールデンラヴィット!」に総勢60人出演
『ラヴィット!』は、日本でいちばん明るい朝番組をコンセプトにお笑いコンビ・麒麟の川島明と田村真子TBSアナウンサーがMCを務めるバラエティ番組。
『ゴールデンラヴィット!』は、『ラヴィット!』が年末にお送りするゴールデンタイムの特番。去年の放送では、X(旧Twitter)トレンドで世界1位を獲得し、2023年1月度ギャラクシー賞の月間賞も受賞した。その『ゴールデンラヴィット!』が、今年も放送。去年より10分放送時間を拡大し、3時間の生放送でお届け。さらに、出演するラヴィット!ファミリーも10人増え、総勢60人が集結する。
MCの川島・田村と、これまで番組を盛り上げてきたお馴染みのメンバーとともに、いつもの朝と変わらないおもしろいことをたくさん行う。曜日の垣根を越えた一夜限りのお祭り騒ぎとなる。
出演者
【MC】
川島明(麒麟)
田村真子(TBSアナウンサー)
【出演者(※50音順)】
アインシュタイン(稲田直樹・河井ゆずる)
アキナ(山名文和・秋山賢太)
アルコ&ピース(平子祐希・酒井健太)
EXIT(りんたろー。・兼近大樹)
石田明(NON STYLE)
岩﨑大昇(美 少年)
インディアンス(田渕章裕・きむ)
おいでやす小田
太田博久(ジャングルポケット)
くっきー!(野性爆弾)
コットン(西村真二・きょん)
近藤千尋
佐々木舞香(=LOVE)
さらば青春の光(森田哲矢・東ブクロ)
柴田英嗣(アンタッチャブル)
すゑひろがりず(南條庄助・三島達矢)
タイムマシーン3号(山本浩司・関太)
男性ブランコ(浦井のりひろ・平井まさあき)
東京ホテイソン(たける・ショーゴ)
なすなかにし(中西茂樹・那須晃行)
ニューヨーク(嶋佐和也・屋敷裕政)
馬場裕之(ロバート)
ビビる大木
福本大晴(Aぇ! group)
ぼる塾(きりやはるか・あんり・田辺智加)
本並健治
マヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)
丸山桂里奈
見取り図(盛山晋太郎・リリー)
宮下草薙(草薙航基・宮下兼史鷹)
宮舘涼太・佐久間大介(Snow Man)
モグライダー(芝大輔・ともしげ)
守屋麗奈・大沼晶保(櫻坂46)
矢田亜希子
矢吹奈子
横田真悠
ロングコートダディ(堂前透・兎)
若槻千夏
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こ~んばん~わ
今年5月に櫻坂46の2つ目のYouTubeチャンネルとして開設された『櫻坂チャンネル』。主にMVや個人PVといったコンテンツを中心に配信しているアーティストチャンネルに対して、このチャンネルではメンバーの趣味や個性に焦点を当てた動画が中心となっている。最近は三期生が出演する動画が立て続けに公開されており、冠番組『そこ曲がったら、櫻坂?』(テレビ東京系/以下、『そこさく』)では見られないような親近感のある映像が話題となっている。ここで三期生の新たな魅力を知ったというBuddies(櫻坂46ファンの呼称)も多いことだろう。
元々櫻坂46は『そこさく』がテレビ東京では放送されていたものの、放送されていない地域があることを受けて、GYAO!やVR SQUAREで見逃し配信がされていた。しかし、GYAO!が2023年3月31日でサービス終了したのに続き、2023年9月24日の放送回をもってVR SQUAREでの配信も終了し、全国のBuddiesが彼女たちの冠番組を見られる機会が減ってきている。冠番組である『そこさく』はBuddiesにとっても一大コンテンツとなっており、今回の新規配信終了は大きな打撃を与えている。
そうした中で注目を集めているのが『櫻坂チャンネル』の存在だ。同チャンネルでは本来であれば『そこさく』が担うであろう『3rd TOUR 2023』の裏側への密着のほか、『乃木坂配信中』とのコラボの一環で乃木坂46の遠藤さくらと山﨑天による沖縄デート動画など、オリジナルのコンテンツが投稿されている。これまでは一期生と二期生による個人企画が中心だったが、10月27日に公開されたパズルゲーム「スイカゲーム」の実況動画を皮切りに三期生の動画が公開されており、新たな関係性や性格に気づかされる場にもなっている。
【初心者】三期生が「スイカゲーム」に初挑戦!○○の裏話も!?
『櫻坂チャンネル』で配信されているものの多くが、いわゆるファン向けのコンテンツではあるが、遠藤理子と小島凪紗、向井純葉の3人は前述した「スイカゲーム」の実況動画に挑戦。小島は小さい頃からYouTubeを見たり、ゲームで遊んだりしてきたようで、「スイカゲーム」をかねてからやってみたいと思っていたそう。そんな小島と同じくゲーム好きな向井と、ゲームについては3DSで時が止まっているという遠藤を巻き込んで行われた。「スイカゲーム」といえば、国内累計ダウンロード数が200万を超える大ヒットを記録し、国内外で多くのゲーム実況者をはじめとするプレイヤーが遊んでいるNintendo Switchの人気ゲームだ。今回アップされたのは、ワチャワチャとゲームをプレイするというだけでの動画ではあるが、ファンとしては3人が笑顔でゲームを楽しんでいる姿さえも尊い。「スイカゲーム」のプレイ動画はすでにYouTubeでは人気コンテンツの一つ。櫻坂46ファンだけではない層へ届く可能性も秘めており、誰でもまったりと楽しめるパズルゲームのため、プレイ中は何気ない3人の会話シーンも見どころとなっており、3人の何気ない関係性が見えてくる。
【千里眼】ラーメン大好き的野美青と山下瞳月が二郎系に初挑戦!
そして三期生企画第二弾として投稿されたのが、的野美青と山下瞳月が二郎系ラーメンに挑戦する動画だ。的野は母親がつけたキャッチコピーにラーメンが入るくらいラーメンが大好きで、ブログではラーメンに関する投稿も多い。山下も『そこさく』で好物としてとんこつラーメンを食べたり、ブログでも村井優と一緒にラーメンを食べに行った報告をしたりと、大のラーメン好きとして知られている。山下は「増量希望の方はコールしてください」というお店の文言を見るとすかさず「櫻坂のコールとかじゃないよね」とボケてみせ、的野に「絶対違うだろうな」とツッコミを入れられるといった光景は同期という関係性ならでは。流暢に食レポをする山下と「チャーシューやばい! めっちゃ美味しい」と言葉が出てこなくなる的野の対照的なリアクションも面白い。まだ『櫻坂チャンネル』にはシリーズ化した企画が少ないだけに、2人がラーメンを食べ歩く動画も期待したいところだ。
【ゴルフ】W麗奈がマイクラブで打ちっ放し【コースデビューへの道 Vol.1】
最近では三期生単独の企画だけではなく、二期生の守屋麗奈と三期生の小田倉麗奈の“W麗奈”によるゴルフ企画がスタートした。最近やり始めたばかりという初心者の守屋と、高校時代にゴルフ部に入っていたという実力者の小田倉。今回はそんな2人がコースデビューを目指して奮闘するという企画となっている。小田倉が経験者として守屋にアドバイスをする様子や先輩である守屋に対して「れなぁさんて呼んでもいいですか?」と話すなど、2人の距離が縮まっている姿も見ることができた。同企画はタイトルに「コースデビューへの道 Vol.1」とあるように、すでにシリーズ化が決定。これからはゴルフ好きアイドルとして多方面で活躍していくかもしれない。
今後は同チャンネルにおいて三期生が出演する機会も増えていきそうだ。まだまだ登場していないメンバーも多くいるだけに、三期生の趣味や個性を発信できるプラットフォームとして期待したいのと同時に、ゴルフ企画のように先輩と三期生の架け橋となる企画も楽しみにしたい。
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