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日向坂46、現体制初の声出し解禁ライブで怒涛の盛り上がり 層の厚みや演出に磨きがかかったひな誕祭

2023年04月08日 22時55分00秒 | 日向坂46

こ~んばん~わ


 日向坂46がデビュー4周年を記念するライブ『4回目のひな誕祭』を4月1、2日に横浜スタジアムで開催した。

 昨年の『3回目のひな誕祭』は念願だった東京ドームで行われ、グループにとっても大きなターニングポイントとなったが、今年は四期生が加わって初めての『ひな誕祭』であると同時に、日向坂46全体としては初の“声出し解禁”ライブ。かつ、冠番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)でもたびたび野球企画を実施している彼女たちとあって、横浜スタジアムでの開催は最適と言えるもので、2日間で約7万4000人ものおひさま(日向坂46ファン)が駆けつけるほどの盛況ぶりを見せた。本稿では4月2日公演について記す。

 4月初旬とあって若干の冷たい風があるものの、この日は晴天に恵まれ、まさにグループ名どおりの環境下で開催された『4回目のひな誕祭』。まだ日が落ちる前の18時から始まったライブは、まずはメンバーを乗せたスクールバスがアリーナ外周を一周するところから始まる。そして、バスから降りたメンバーは野球のユニフォームを模したシャツと空色のスカート姿で、「HEY!OHISAMA!」から元気よくパフォーマンスを開始。佐々木久美の煽りに導かれるように、会場のおひさまは「H・I・N・A・T・A・46」コールでテンションを高めていく。さらに、曲中では丹生明里や上村ひなのが「O・H・I・S・A・M・A」コールを客席に求める場面もあり、歓声や声援もたっぷり響き渡ることでオープニングからクライマックス級の盛り上がりを見せた。

 今回のライブのテーマは「空の旅」。飛行機を彷彿とさせるステージセットを前に、キャビンアテンダント風衣装へと早着替えしたメンバーは「ドレミソラシド」「アザトカワイイ」「ソンナコトナイヨ」といった代表曲の数々を連発する。また、「ドレミソラシド」のあとは富田鈴花のオリジナルラップもフィーチャーされ、“声出しOK”の環境下では初パフォーマンスとなる「アザトカワイイ」「ソンナコトナイヨ」に華を添えた。

 MCを挟んで小休止したあとは、期別曲が次々と繰り出されていく。まずは『ひな誕祭』初参加の四期生が「ブルーベリー&ラズベリー」で、会場の熱量を再び高めていく。アリーナ中央のサブステージから5方向に広がる花道に散った四期生は、全力疾走を交えつつフレッシュさが光るパフォーマンスを見せていく。かと思えば、三期生は「ゴーフルと君」で後輩に負けないほどのエネルギッシュさを発揮し、クレーンを使った演出で観る者を魅了。続いて、二期生と三期生の上村が「Dash&Rush」をスタンド席に散って披露し、一期生はタオルを振り回しながら「好きということは…」を元気いっぱいに歌い上げた。日向坂46らしさを大切にしつつ、期ごとに異なるカラーを放つことで多様性を見事に見せていくこの流れに、改めてグループとしての層の厚みが伝わったのではないだろうか。

 続く四期生によるMCパートでは、ライブ直前に怪我をして休演することとなった山下葉留花が杖をつきながらステージに登場。「皆さんに会いたすぎて、ステージに上がってきちゃいました。私“はるはる”は元気モリモリなので、ご心配なくです!」と笑顔で挨拶する山下に向け、客席からは温かな拍手と声援が送られた。その後も初々しいトークで会場がリラックスしたところで、ライブは中盤ブロックへ突入。飛行機を模したフロートに乗ったメンバーが、けやき坂46時代の「ハッピーオーラ」「ひらがなで恋したい」を歌唱しながら会場を回遊する。移動中にはキャノン砲を使ってサインボールを客席に放出するなど、オーディエンスとコミュニケーションを図る場面が随所に用意されていた。

 その後は加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、高本彩花、小坂菜緒というモデル組による「Footsteps」を皮切りに、ユニット曲が続く。金村美玖、富田、松田好花による「線香花火が消えるまで」、東村芽依、河田陽菜、金村、丹生が歌う「Cage」など懐かしい曲が連発されたあとには、アナウンス室でウグイス嬢を務める久美のアナウンスに導かれるように、スタジアムの大型電光掲示板のてっぺんから富田&松田の“花ちゃんズ”が登場。日向坂46とおひさまの4周年を祝福するように、「Happy Birthday To You」をアコースティックギターの弾き語りで披露し、会場に温かな空気を漂わせた。

 そして、久美の「ただいまより始球式を行います」のアナウンスに続いて、ステージには横浜DeNAベイスターズのユニフォームを着た山口陽世が登場。過去に横浜スタジアムでの始球式経験がある彼女だが、この日キャッチャー役を務めたのは前・横浜DeNAベイスターズ監督のアレックス・ラミレス。まさかのサプライズに会場がどよめく中、山口はワンバウンドしてしまうも無事始球式をやり遂げた。こうした演出をライブに導入できるのも、野球に強いメンバーが豊富な日向坂46ならではと言える。

 その後、上村のソロ曲「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」を三期生4人で披露し、一期生と二期生も合流して「こんなに好きになっちゃっていいの?」をしっとりと表現。さらに、小坂をセンターに据えた二期生楽曲「半分の記憶」では大人になった彼女たちが、しっかり成長を遂げた姿を提示し、齊藤京子センターの「月と星が踊るMidnight」では満点の星空のもとドラマチックなパフォーマンスが展開される。

 さらに、四期生は思い出の1曲「青春の馬」を全身全霊で披露したかと思えば、その気迫に刺激されるように先輩メンバーたちが「My fans」で頼もしさを見せる。そして、ライブのクライマックスには欠かせない「誰よりも高く跳べ!2020」で盛り上がりは最高潮に達し、コロナ禍に生まれた新たなライブのクロージング曲「知らないうちに愛されていた」では観客のシンガロングが新たに加わることで、ようやくひとつの完成形へと到達。感動的なエンディングを迎えた。

 アンコールは、4月19日リリースの9thシングル曲「One choice」をライブ初披露。ここでは「大きな音がある環境下での活動が難しい状況」にあり、ライブ活動を休止している影山優佳もステージに加わり、初めてシングル表題曲センターを務める丹生を中心に、高揚感とエモーショナルさが入り混じった歌とダンスでおひさまを圧倒。コロナ禍以降、シングルごとにさまざまなメンバーがセンターを担ってきた日向坂46だが、今回の丹生センター就任によりまた新たな色が加わり、表現の幅もさらに広がっていく明るい未来が期待できそうだ。

 新曲「One choice」を披露し終えると、同曲での活動をもってグループ卒業を発表した影山が「今回ライブをお休みさせていただくことも、こうやってアンコールで登場させていただくことも、(おひさまの)皆さんやメンバーに心配や迷惑をかけてしまうんじゃないかと、ずっと悩んでいたんですけど、 こうして皆さんと4周年をお祝いできたこと、そして大好きな丹生ちゃんのセンター曲をみんなと披露させていただけたことが本当に光栄です」と、彼女のペンライトカラーである赤で染まった客席に向けて挨拶。

 その後、久美が広大な会場を前に「みーぱん、走っちゃダメだよ?」と美玲に声をかけると、これを合図にメンバーが「期待していない自分」のサビをアカペラで歌い出し、曲中パフォーマンス同様に美玲が花道を全力疾走するという一幕もあり、おひさまの笑いを誘った。こうした息の合った笑いの取り方も実に日向坂46らしく、大舞台でもマイペースぶりを見せる姿はさすがの一言だ。

 最後は一期生から四期生まで勢揃いで「NO WAR in the future 2020」、そして客席が虹色のペンライトで染め上げられる「JOYFUL LOVE」と緩急に富んだ選曲を用意。「JOYFUL LOVE」では各期を代表して、清水理央(四期生)、上村(三期生)、丹生(二期生)、久美(一期生)が順番にメッセージを告げていく。清水は「日向坂46が私の光となってくれたように、今度は私が人一倍の笑顔をずっと大切にして、人としてもアイドルとしても心から応援したい、見ていたいと思っていただけるような存在になれるように精一杯頑張っていきます」、上村は「今までもたくさんの夢を叶えてきましたが、これからももっともっと大きな夢を掴んでいきたいです」とそれぞれ力強く宣言。そして、新センターの丹生が「新しい仲間がたくさん増え、その分お別れもあり、日々変化を感じています。それでも私は、私たちは、絶対に初心を忘れずに、感謝の気持ちを忘れずに、世界中の皆さんにハッピーオーラを届けたいです」と笑顔で思いを届けると、キャプテンの久美は「人生はつらいことがあるからこそ、楽しいときが輝くと思っています。皆さんも生きていてつらくて、立ち直れないと思ってしまうことも、時にはあるかもしれません。そのときに日向坂46が皆さんの心の拠り所になれたら嬉しいです」と伝え、「これからも素敵な景色を、おひさまの皆さんと一緒に見ていきたいです。32人の日向坂46を、これからもよろしくお願いします!」と力強く締めくくり、盛大な花火が夜空を彩る中、4回目のアニバーサリー公演を大成功のうちに終了させた。

 ライブのたびにメンバーの多彩さや層の厚さを感じさせてきた日向坂46だが、丹生をセンターに据えた新たな編成が放つ魅力と、日々急成長を続ける四期生の個性が強く打ち出された『4回目のひな誕祭』からは、デビュー5年目に突入した彼女たちの行く末が明るいものであることが強く伝わったことだろう。もちろん、影山の卒業は非常に残念だが、そんなピンチをチャンスに変えていくのも日向坂46。悲観することなく、ポジティブな気持ちでここからの躍進ぶりに期待したい。

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