2023年4月にチーム8が活動休止となることが発表されるなど(メンバーはAKB48本体の兼任チームで活動を継続)、AKB48については賛否両論のニュースも多々あるのが現状です。しかし、個人的には近年のAKB48は魅力を増しているとすら感じます。特に2021年の「根も葉もRumor」は、ファンキーなベースの響きと、メンバーのハードなダンスが呼応した傑作ダンスチューンでした。続く「元カレです」は、IZ*ONEでの活動を経験した本田仁美がセンターを務めたことで、女性ファンの注目を集め、YouTubeで公開されているMVには海外からのコメントが多く並んでいます。また、2022年8月に開催された『TOKYO IDOL FESTIVAL 2022』でのAKB48のステージは、並々ならぬ気迫に満ちていました。
久しぶりのリップグロス Music Video SNS ver./ AKB48 60th Single【公式】
カップリングも聴いていきましょう。全形態に収録されているSHOWROOM選抜による「Sugar night」は、オールディーズ風味とロックンロールが絶妙にブレンドした作品。作曲は、櫻坂46の「Nobody’s fault」、日向坂46の「君しか勝たん」の作曲でも知られる謎の人物、デレク・ターナーです。秋元康による歌詞には〈ゲロッパ〉という単語も出てくるのですが、これはジェームス・ブラウンの「Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine」をオマージュしているわけで、ファンクにまで目配せしています。余談ですが、同じ楽曲のフレーズが出てくるのが、モーニング娘。の「DANCEするのだ!」(2000年)です。ともあれ、歌詞と楽曲の呼応という点で、秋元康との綿密な打ち合わせを感じさせるわけで、デレク・ターナーが秋元康と近しい人物だと確信させるものがあります。
【MV full】 Sugar night / AKB48 “SHOWROOM選抜” [公式]
Type Aに収録されているAKB48 17期研究生による「Wonderful Love」は、突然のAKB48フリーソウル。この段階で、全形態から1枚選ぶならType Aに決定です。こうしたR&Bナンバーが不意に収録されているところも、AKB48というグループの面白さです。
「メタバースって言いたいだけでは」と思わずツッコミを入れたのが、Type Bに収録されているAKB48 SURREALによる「わがままメタバース」。これも流麗なソウルナンバーなのです。そして作曲は、見事なソウルを聴かせるFAREWELL, MY L.u.vのサウンドプロデューサーでもあるYASUSHI WATANABEだと知って、深く納得しました。
日向坂46とカレーハウスCoCo壱番屋の3年ぶりのコラボキャンぺーン『帰ってきた!ココイチ de HAPPY!キャンぺーン』が、11月1日(火)〜12月25日(日)まで開催されることが決定した。
キャンペーン第1弾として、11月1日から『ちょいトピ! de HAPPY!キャンペーン』を開始。「手仕込チキンカツカレー」に「ちょいトピ!」(ハーフトッピング)を注文すると、店舗でもらえるプレゼントやLINE応募で当たる抽選賞品を用意。また、日向坂46メンバーがキャンペーン内容を紹介する動画や、各メンバーがそれぞれオススメの「ちょいトピ!」を紹介する動画を順次公開する。