腸が短くなると嗜好も変わる？

家のお父さんはコーヒー大好き人間で、一日に１０杯ぐらいは平気で飲んでいる。
砂糖もミルクも入れるから、それでたぶん砂糖をとりすぎているのではないかと思う。

ネットで大好きなハワイコナのコーヒーを買い、家ではドリップで手で入れているんだけど、わたしは腸ねん転の手術をしてから、コーヒーがなぜかあまり飲めなくなった。
それまでよく飲んでいたのに、何か変わってしまってコーヒーをあまりおいしいとは思わなくなって、最近はもっぱら日本茶暮らしになった。

変わったのはそれだけじゃない。
朝、パンをよく食べていたのに、最近はご飯になった。
腸が４０cmほど短くなっただけで・・・食べ物の嗜好も変わるんかな？
不思議だなあ。
朝卵かけご飯をよく食べる。（簡単で手っ取り早い）
今まであまり生卵をご飯にかけて食べなかったんだけど、そんなところも変わった。


食べ物と人の記憶ってつながっていて、味がいろんなことを思い出させたりする。
少し寒くなってきた頃、自分の小さい時はよくおばあちゃんや母がうどんを作っていた。うどん粉からこねて作っていた。
すごーく大きなお鍋で、野菜やきのこもいっぱい入れておばあちゃんや母の作ったうどんはおいしかった！
そのうどんを夜おそくに冷たくなったのを、お姉さんと深夜の台所でふたりで食べたのを思い出す。寒い台所で冷たいうどんがなぜかすごくおいしかったのだ。


味や匂いが遠い記憶と結びついて、ふと思い出すことがあるのがなんだかなつかしい。