S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

真夜中の月

2008-12-16 16:00:04 | Weblog
きのうは安易に書いてしまったけど、イラクの人にとっては、靴を投げるという行為は、特別な意味があることをニュースで知った。

家族を戦争で殺された人々にとっては、戦争は憎みきれないほど憎い「悪魔」なのだろうと思う。

アメリカ的社会のほころびが世界中で、音をたてているような気がする。

戦争は失うものが大きくて、何も取り返せるものがない。
空にあいた大きなぽっかりと何もない穴だ。

イラクの空にも月は出ていただろう・・・

こんな時に、まだ給油活動を再開するための法案を通すことの空しさ。


きのうから、本格的に寒い。
庭の土が、カチコチになっている。

真夜中に、少し目がさえて、ひとりでこたつで本を読んでいた。
難解すぎて、みんな寝静まってからの、静けさのなかで集中しないと、まったく呑み込んでいかれないので、必死で読む。
難解な文章にどっぷりつかって、大海に放り出された難破船のようになって、読んでいるのが、けっこう好き。

真夜中の月が海の上にもある。


みんな寝静まった真夜中は、寒いし、月は凍ってカリッと欠けて落ちてきそうな、しんしんした夜。

こだまが外に出してと言うので、「さむいよお」と言って、出してあげる。

ほんの20分ほどで戻ってくるなり「寒いよ、ハンパないよ」と言って、コタツにもぐりこんだ。

野良ちゃんたちはどこで寝ているのかなあ?
この寒さでよく生きてること・・・・けなげ・・・・

真夜中の月はみんなを見ている。





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