S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

本当に責めを負うべきは誰か?

2011-04-25 16:55:15 | Weblog
福島原発で東京電力はひとつの企業。

利益を追求する企業だ、そして原子力発電という間違うと地球規模で環境破壊して
しまうものを扱うために、設けられた原子力安全委員会、原子力安全不安?院という
いろんな組織がわたしたちの払う税金で賄われてきたはず。

そういう組織は一企業の利益優先から視線を異にして、この原発は安全か?
どれだけの地震に耐え、どれだけの津波に耐え、もしものときの冷却電力確保まで
厳しく精査して、原発にゴーサインを出す組織なはずなのに・・・・

こうしていざ事故が起きるとこういう組織は冷却電源を二重三重に確保ということも
やってなかったし、津波や地震の想定さえ甘過ぎて、しかも30年以上もたっている
原発の安全さえ厳しくチェックしておらず・・・

一体巨額の税金を払ってこの人たちは何をしていたのか、とこういう組織の
責任もすごく大きいのではないかと思う。

確かに今のカン政権の対応もあまりよくなかった・・・しかし、こういう原発の
なあなあの関係やずぼらな安全チェックをずっとしてきたのは、前自民党政権だ。

原発利権に群がった前政権の政治家、マスコミ、学者も責めを負うべき。

責めを負うべき人たちが、涼しい顔して、谷垣氏は自民党政権の責任を自覚すること
なく、カン政権の対応を批判しているなんて、恥ずかしくはないか?
自責の念さえも持たない自民党にもわたしは腹が立つ・・・

事故が起きてからしか考えられなかった自分にも腹がたつ、こういう自民党に60年も
ゆだねて何も考えなかったわたしたち国民の責任もある。

いろんな後悔先に立たず・・・で悔しいけれど、地方選で自民党を勝たせることもまた
責任を負わせない悪い選択なのではないかと思う。

今回、責めを負うべき人は東電だけではない。
原子力安全委員会や保安院という仕事をきちんと全うしなかった人たちの責任はとても
重い。
そして自分も・・

福島の原発で避難せざるえなかった人たちに本当に申し訳ないし、
殺されるたくさんの牛や豚や鶏たちに本当に申し訳なく思う。

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