S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

あかぎれが痛い・・・・

2006-11-18 16:26:37 | Weblog
毎年いつもできるあかぎれが、もう出来始めた。寒くなると炊事、洗濯をして水を使う手がかさかさしてきて、指にあかぎれができる。これがけっこう痛いのだ!料理をしていると塩がしみてものすごく痛い・・・・
わたしは変なくせがあって、爪をのばすことができない。手も足も爪が少しでものびてくると、ものすごく気になってしまうので、2日おきぐらいに爪を切っているから、爪は本当に短い。
ゆえに、マニキュアなんて絶対手の指には塗れない。きれいな手のナガーィ爪を見ていると、むずむずして爪きりを持ってきて、追いかけても切りたくなる。

これは自分の持って生まれた体質なのかもしれない・・・・・小さい頃から爪が気になって気になってしかたなくて、爪を噛んで切ってしまう。爪を噛むくせは母がすごく気にして、いけないと言って、からしをぬられたこともあった。それでもくせはなかなか治らない・・・・
いつも切りすぎて深爪をしてしまって、痛い思いもするのに、それでも治らない。


きのうは中国語・・・・だんだんむずかしくなってきて、頭が混乱してくる。絶対復習しないと無理なんだけど、なかなか勉強するより本を読んでしまう。
藤原新也「黄泉の犬」を読み終えた。すごくいろんなことを考えさせられて、それがなぜか心が静かになっていくような気がして、いい本でした。お奨めです!

あしたはやっとお休み・・・・市の短詩型文学祭があって、選者なので行きます。そのあと友だちと久しぶりの飲み会です!うっれしいなっ!ヤッホイ!

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道は遠く遥かなり・・・です。

2006-11-17 16:35:17 | Weblog
娘は今日自己推薦入試で、合格が決まった!ひとまずよかったっす。これから親は入学金の工面をしなければなりませんが、今の時期はこれから入試時期で、クラスのみんなの前で、あまり喜んでもいられませんが、それでも気が楽で、あとは履修不足の補習と定期試験の準備だけすればいいわけで・・・・・
写真学科に行きます。高校の3年間写真部で写真しかやってこなかった娘ですが、自分の好きなことがこれからみっちり勉強できるのだから、そりゃあルンルンです。住むのは東京なので、また部屋探しもしなければならない。あと4年間は必死に働かねばなりません。

ここ3ヶ月は入試の実技(写真を撮る)と、論文(写真を見て論文を書く)で必死にやってましたが、わたしも便乗して写真論や写真集を読んだり、見たりして論文の協力はだいぶしましたぞ!書いたものを読んで意見言うぐらいでしたが、写真にのめりこんだ3ヶ月は母もけっこう楽しかったっす。

なんでもそうなんだけど、突き詰めることはものすごい奥が深いと思った。1枚のすぐれた写真には永遠さえ写し取られているような気がした。わたしも写真をやってみたくなった3ヶ月でした。そしてわたしの書いている詩と娘のやっていきたい写真はよく似ている。詩は言葉では表現できないものを言葉で暗示しなければならないし、写真は眼では見えないものを感じさせなければすぐれた写真とはいえないので、そんなところが似ている気がす


娘はとても楽しそうに写真を撮っている、そんなカメラのレンズをのぞいている横顔は夢中になっている顔がかわいいと思う。それでもずっとやっていったら、必ず苦しくてたまらなくなる時がくるだろうと思う。ものごとを突き詰める道はそんなに甘いもんじゃあないからだ。
その苦しさを乗り越えて、誰でもない自分ひとりで乗り越えなければ、道は開けない・・・

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一丁あがりぃ・・・?

2006-11-16 16:03:18 | Weblog
会社の前の道路の街路樹は、市で委託された業者が枝をきれいにとっぱらって、まるで丸太が立っているだけぐらいに枝を払ったので、空が大きくなり、明るくなった。
今まで葉っぱが落ちて毎日そうじしていたので、すっきりしたといえば、すっきりはしたんだけど、木は葉も枝もなくなって、寒そうに見える。街路樹は落葉樹がおおいんだけど、常緑樹だったら、その分楽で経費もかからないけど・・・・だめかなあ、クリスマス頃には常緑樹だったら、飾りつけしてライトアップしたらきれいだけど・・・・・・

子供たちが小さい頃は庭をライトアップしてクリスマスらしく楽しくしてあげたい!とも思ったけど、今はそんな元気もないなあ、近所のいつもきれいにクリスマスデコレーションしているお家の庭をながめて楽しんでいる。電気代もばかにならないかも・・・・


教育基本法は野党の反対を押し切って、衆議院で可決された。
反対している議員、国民もたくさんいるのに、一丁上がりい・・みたいになぜそんなに急ぐのだろうか?国民の声だってほとんど聴いていないし、説明もないままの採決は、きな臭ささえ感じるよ。

娘の高校はやっと今日から履修不足の補習がはじまる。帰りはおそくなるし、受験の為の英語の補習は全部なくされてしまった・・・・生徒もあせりもあるから大変かもしれない。なんともはや・・・・しっちゃかめっちゃかの教育現場だなあ・・・・

藤原新也「黄泉の犬」の本のなかで、現代の日本は生も死もあまりにも隠されすぎているという文章をみて、思った。子供たちが大事に育てられすぎて「死」という丸ごとの死というものが隠されているのは本当かもしれない。藤原さんのように若い頃インドを放浪した人が一日中死体をやく現場を見た人の言葉は本当にリアルで説得力があった。

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「美しい国」行き切符はいらない。

2006-11-15 16:32:36 | Weblog
安部政権の本音がじわじわと染み出すように表れ始めた・・・・今朝の新聞。
迎撃ミサイルMDで、アメリカに向かっているミサイルまで、打ち落とせたら?アホちゃいまんねん?はっきり言ってお馬鹿です。
MDという迎撃ミサイルを目の玉飛び出るほど、高いお金(国民の血税で)払って、アメリカから買っても、いつ飛んでくるかわからないミサイルを簡単に打ち落とせっこないじゃん・・・・・・子どもだってわかるよ!
安部さんって前からMD推進だから、もう安部さんの視線はレーザー光線みたいに一点集中でしかなくて、憲法改正と愛国心の塊みたいな国のいうことを聞いて右にならえする人間育成・・・・・・美しい国行き切符は終点の駅はみえみえですね。

おばちゃんは絶対そんなのに騙されないぞ!子どもや孫が戦争に巻き込まれるなんて、絶対ゆるしません。渇!


タウンミーティングで、やらせ質問をして、謝礼金を払っていたっていうのは、そのお金って税金を使っているんだよね、こんなの有かよ・・・・・とすごい腹が立つ!
こうやって、イカってばかりいるからたぶん胃潰瘍ができるんだと思う。そういえば去年12月に胃カメラをとったお医者さんからラブコールが来て、「今年もちゃんと12月には胃カメラとりなさいよ」ということで、胃カメラトラウマをまだ完全には克服していないわたしはまた恐ろしい・・・・・それでも胃潰瘍ばかりやっているので、胃カメラを年に一回はとることをお医者さんにきつくいわれているから、12月にはやらなければならない・・・・気が重いよお。
先生はスニーカーとジャージ姿で、まるでダンスするみたいに胃カメラのチューブをあやつっている人で、先生の診察室の机の前には「ジェントルマンの心得10か条」が貼ってある・・・・・・?
先生に会いたいからまた行こうかな・・・・ダンスを見に・・・・・

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食い意地のはった面々。

2006-11-14 16:42:26 | Weblog
きのうの夕食にぎょうざを作りました。ぎょうざは得意料理のひとつで、娘が小学校の時、クラスに中国からきた女の子が転校してきて、その女の子のお母さんから、じきじきにぎょうざの作り方を伝授してもらいました。そのお母さんはぎょうざの皮の作り方から教えてくれたんだけど、皮は手馴れたお母さんは魔法のように、同じ大きさの丸い皮があっという間にどんどんできるのですが、わたしは慣れていないので皮は時間も手間もかかってなかなか薄いものができないので、皮だけは今も市販のものを使っている。
家族が多いのでっというか、食い意地のはった家族が多いので、ぎょうざはたっくさん作るんだけど、具を作って成形して、けっこう時間がかかるんだけど、食べるのは早い!家の家族はなんでこんなに食べ物の欲があるのか・・・・・・・

ぎょうざの焼き方は中華料理やさんの知人に教えてもらったので、かなり本格的に焼ける自信がある!
家族のすさまじい!?食欲を横目で見ながら、考えた。
これだけ食べ物に執着する人間は、絶対自殺なんか考える余裕がないだろう・・・・下の娘も大学受験に行って、夜電話してきた第一声が「まじ、ヤバイくらいおいしいステーキやさんでご飯食べた!ほんとに、ヤバい!」おいおい、試験はどうなんじゃ?

この子は絶対どんなとこでも生きていける!おいしいものさえ?食べていれば元気な娘だ。

家の家族はお父さん以下、みんな食い意地がみごとにはっている。そうそうお父さんも中国で食べ物にあたったのは、1度ではない、懲りずにそれでも食べるこの人の生命力は並大抵ではない。日本に帰ってきて医者で点滴してもらったら、すぐに良くなって、またへこんだお腹がもとに膨らみつつある。

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「いのち」は暖かいよ!

2006-11-13 16:48:01 | Weblog
一気に寒くなって、こだまはベッドにもぐりこんでくる。横向きで、眠るので、こだまはちょうどお腹のところで丸まっている。もぞもぞとあったかいので、子どもがおなかにいたときの妊婦さん状態だ。お腹が大きいときも横向きに寝ていると、もぞもぞお腹の中で赤ちゃんが動いてお腹はあったかい・・・・・そんな昔を思い出す感覚!
ひとつ違うのは毛っ毛だらけだということかな。
「いのち」というのは確実にあったかいよ!それが「いのち」の感触だとわたしは思う。


いろんなことがバーチャルにしか感じられない社会の、病んだものが吹き出してるような気がする。死んでも生き返ると思ってる子供たちが6割もいるって・・・・!?なんなの?
オール電化で、そのうち火を見たことがない子だって出てくるかも・・・・・簡単に放火することだって、バーチャルな世界のできごとになって、簡単に死んでもいつか生き返るなんて思ってたら怖い・・・・
しかしわたしだって死んだことがないから、絶対真実はわからないわけだ・・・・でもゴキブリに生まれ変わるかもしれないよ。


きのうから藤原新也「黄泉の犬」を読み始めた。藤原新也さんの考え方はわたしはすごく共感できる。頭でだけではなくて、身体中で生き物として思考している気がする。そして世界を視る眼はすごく冷静で論理的でさえある。全身全霊で生きている人間という感じがする。信じられる人だと思う。けしてバーチャルではなく手で触れ、耳で聴き、そして確実な視線で世界を視ている。
信じられる大人というのは絶対にいる。今子供たちが本当に信じられる大人に出会えたら、きっといのちが暖かいものだということを実感できて死を理解するんではないかとわたしは思ってる。

話は飛ぶが、長女はきのうの夜、いろいろな事情?があって、暗闇の道でドブに落ち、全身ずぶぬれで帰ってきて、玄関で泣いていた・・・妹がそれを見て「泣くな!」と叱咤していた・・・・唖然・・・・・

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どこかへんてこりんな国。

2006-11-11 16:36:37 | Weblog
いじめ自殺予告日に厳戒体制?なんてまるで、小説やマンガを地でいっているような国で、冷静にみたら「バカみたい・・・」と思ってしまう。どこかおかしいと思わないだろうか?

テロ予告にどこか似ている・・・・・もしそれだけの能力やエネルギーがあったなら、なぜ死ぬことを考えるのか不思議だし、それだけのエネルギーがあったらそのベクトルを先生なりいじめる人たちに毅然とした態度で向かっていくということはできないだろうか?それともそう言っているわたしが甘いのか?自分の子どもの頃と現在ではだいぶ子ども事情が違っているから・・・・・・こういう意見は通らないだろうか?

この国の変てこりんさは、タウンミーティングでのやらせ質問にも表れている。ふざけてるよ!まったく!
そこまで政治が介入しているっていうことを、あからさまに露呈した。植草さんだって、もう3ヶ月にもなるのに未だに拘束されていることは、たんなる痴漢容疑ではない、まるきり政治がつぶしにかかっていることを露呈しはじめた。ようするに自分たちに都合の悪い質問はシャットアウトして、自分たちに都合が悪い人物は痴漢にしてでも拘束し、自由をうばってるってことだ・・・・・疑問はあきらかに真実の影を映し出してきた気がする。反吐がでるほど、いやらしい・・・・・

こういう大人社会がまかり通っているから、子ども社会だっておかしくなるんだよ。子どもはちゃんと大人を見ている。



お父さんは中国出張で、牡蠣(炒めたもの)に食あたりしたらしく、きのう帰ってきて、今日は点滴をしてきた。
金成日似のお腹はすっかりへこんでしまった・・・・・

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使い捨てカイロって不燃物?可燃物?

2006-11-10 16:44:12 | Weblog
小泉チルドレンは、みんな使い捨てられてしまえばいいのに・・・・とわたしは本気で思ってる。ホッカイロみたいにかーっと熱くなって、もう固まって熱も発しない・・・自分のことしか考えていない政治家なんてみんなホッカイロになって、捨てる選択を国民は賢くなってしなければ自分の国を守れない!

個人的に大嫌いなのは、片山さつきという人。あの人は選挙で勝った時、小差で破れた郵政民営化反対していた城内さんを「土下座してるんですよ!ああなると末期症状ですね」と勝ったあとに言っていたのをテレビで聞いたとき、「おまえが人間的に末期症状だろうが・・・・」とすごい腹が立った。人間的品格のまったくない人が政治家なんて、国民として恥ずかしいと思った。
ああいう人に投票するなんて、北海道の竜巻より何万倍も信じられない・・・・・

ああいう政治家は使い捨て大賛成だ。

竜巻といえば、がれきの下から見つかった飼い猫ちゃんはすごい!オズの魔法使いみたいだ。よくぞ飛ばされずに・・・・

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まっ黒けのいなり寿司・・・・

2006-11-09 16:48:14 | Weblog
朝晩、だいぶ寒くなってきたので、猫のこだまは朝わたしが起きてコタツの電気を入れると、押入れから起き出して来て、いちもくさんにコタツにすぽっっと入っていく。だいぶ温まってからおもむろに外に出て行く。飼い猫の幸福はこんなとこにある。きっと野良ちゃんはこれから冬に向かって、大変だろうと思う。

人間も住めば南極にでも住めるから、寒がりの猫も野良ちゃんはだいぶ飼い猫よりは寒さに強いんだろうかなあ?


娘が試験をしていると、なんとなく落ち着かない・・・・・・朝は朝でメールして「忘れ物しないように!」・・・お昼は「実技は終わったの?」とメールしてみるが、返事がない。返事がないとまたちょっと心配する。母親なんてこういう心配が多いからいやなのだ。
わたしが大学受験のときは、携帯なんてないから帰るまで家にはまったく連絡しなかったし、高校の合格発表の時は、母に電話をかけなかった。(公衆電話だから)風邪で見にいけなかった友だちのお母さんに友だちが合格していたことだけ言って、あとはルンルン友だちと遊んでいて家に帰るのが遅くなった・・・・・・母は帰って来ないから「あの子は落ちたんだわ」と思って、お祝いにお寿司を作ってくれていたのに、心配で表に出たり入ったりしていて、いなり寿司の油揚げを焦がしまくってしまっていた。
「わたしが落ちるわけないじゃん」っと言ったら、えらい剣幕で怒られた!ものすごーく心配してくれていた母の気持ちが今は100パーセント解るよ!

親の心子知らず・・・・って昔の人は名言をたくさん残してるよ。真っ黒焦げのいなり寿司は、それでも遊びまくって帰ってきた夜は、すごくおいしかった!
今でもいなり寿司を作るたびにあの時の母の怒ったあと、泣きそうに笑ってた顔を思い出してしまう。

伊吹文部科学大臣って、いじめ自殺駆け込み寺住職になっちまったような・・・・・変な国・・・・・・

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さよなら、ひとつの懐かしい時代。

2006-11-08 16:46:32 | Weblog
眠る前にマックス・エルンストの「百頭女」という本を開いてみていた。挿絵・・・・奇妙な挿絵のある小説ではない画集?のような本でその絵の題名が奇妙な物語のようになっている。鳥類の王ロプロプとかが出てきて、その奇妙な絵を見ながら眠りに入ったので、ものすごく変な夢を見た・・・・・・


高校生の娘は自己推薦の大学の受験で今日から出かける。実技、小論文、面接、調査書で合否が決定される。なんとかがんばってほしい。調査書は履修不足などがあったため、担任の先生がもう一度、大学に送りなおしてくれた。今年の受験生はこんなんでバタバタしている。


東京の中野にわたしが学生の頃、足しげく通っていた「クラシック」という喫茶店があって、今にも壊れそうな窓や、椅子、テーブル・・・・それでもここはとても落ち着ける場所で隣にあった古本やさんで本を買ってはいつも同じ場所にすわって時間を過ごしていた。長女が大学生の頃、このクラシックはまだ健在で、長女も母と同じ場所にすわっていた。下の娘にもここに行ってほしくて東京に行ったら行っておいでと言っていたのだが、この店は3年前になくなったということをきのうネットで知った・・・・・・ものすごく淋しくなった。ひとつの時代が消えてしまったような気がした。長女もとても残念がっていた。
もう30年以上も時代を見続けてきたあの店は、いや、あの頃もう古かったのだからきっと昭和の初めごろ出来たお店だったと思う、昔のまま建て替えもなく、傾いたままで時を経ていたのに・・・・淋しいよお、わたしはあの店にすわっていた20歳の頃、いつか同じこの椅子にわたしの娘が座るなんて夢にも思わなかったのに、それが現実にあったときはうれしかった、懐かしかった、そしてなくなったと知ったきのうは泣きそうに淋しくなった。

田舎の古いバスのように、破れて中のクッション材が見えていた椅子・・・・曇りガラス、冬にはだるまストーブ、そして蝶ネクタイをした店長のおじさん、コーヒーに角砂糖ふたつ、ブリキのきたない灰皿、半日いてもかまわずいてくれた店長さん、学生時代のお金のない、それでもひとすじ夢を追っていた肩ごし・・・・・


さよなら、あの頃、さよならわたし。

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