更年期の箱の中

更年期の毎日の中で思うことなどを書いています。

落とし所

2022-12-07 16:08:37 | メンタルヘルス

 そもそもブログを書こうと思ったきっかけは、ある事情についての自分の頭と心の処理が追いつかなくなって、すがるような気持ちでNoteに浮かぶままを書いてみたら、ケロッと心が穏やかになったというマジカルな経験をしたので、メンタルヘルスを保つ意味でも、アウトプットの手段として取り組もうと思ったわけです。

 いざブログを開設して「よーし、書いちゃうぞー!」と意気込んでみたものの、その落とし所が定まらなくて悩んでいる模様を今日は書いてみることにしました。

 ある事象というのは、知人の言動によってトリガーされまくっている自分の心の動きのことです。

 この知人との関係は4、5年前、家族を介して始まりました。知人は20代後半の女性で既婚者です。Noteには、この知人についての私の極々個人的な分析をたくさん書いてしまったのですが、ものすごくスッキリした反面、知人に対してどこか後ろめたい気持ちがブクブクと膨らんでしまって、結局、記事を全て削除してNoteを退会しました。

 知人とは日常的に連絡を取り合う中ではなく、あくまでも家族を介しての関係なことと、個人的にその人を人類愛的なスケールでも「好き」と思えず、どちらかというと今は関わりたく無いと感じています。相手がどう思っているのかは全くわかりません。

 それなのにここ数年間、私の頭の中でこの知人が占める割合と、この知人のことを考えるために費やすエネルギー量が2倍速で増え続けています。寝ている時間以外は思考のどこかにこの知人がいます。「取り憑かれる」とはこういう状態を言うのかも知れません。知人について嫌だなと感じることを何度も何度も繰り返し思ったり、前回会った時に知人が言った言葉を頭の中でリピート再生したり、こうまでして好きでもなく興味もない人のことを無限ループにハマって考えてしまう私は、いよいよ医療機関に相談した方が良いのかもしれないと、数ヶ月前から心理カウンセリングを受けています。

 私がアウトプットしたいことは、知人に関する愚痴や、彼女の言動に対する個人的な判断や、私が悩んでいることを知っていて放置する家族への恨みつらみではない、それを今朝の通勤途中に思いました。不思議なことに、それを思った時からほんの少しだけ、嫌な気持ちが抜けました。

 心理カウンセリングでは、知人との関係をきっかけに、彼女の何に対して自分自身のどこが反応しているのかを把握して、今後も続くであろうこの関係の中で、もう少し上手く対処できるようになりたいという相談をしています。もしくは、逃げちゃっても良いんだよと誰かに言って欲しいのかもしれません。今は逃げることに強い罪悪感を感じるので、大脱走するとしてもそれはしばらく先のことになるだろうなと思います。

 刻みますが、47歳くらいから、どんな些細な心身の不調もすべて年齢と更年期のせいにするようになってしまいました。実際に婦人科で更年期障害の診断を受けたわけではないのに、なんかもうこの年齢だからこうなっちゃっても仕方ないよねって、極太マーカーで「更年期」と書いてある大きな段ボール箱に、なんでもかんでも投げ入れて片付いた気になっているというか、片づいだと思い込もうとしているので、もう少し丁寧に、結局何が言いたいのかを明確にして行こうと。なんだ、結局落とし所が見つかりませんでした。

 

 



コメントを投稿