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2020年最後の九州旅行~その3・門司港から佐世保へ~

2020年12月23日 21時00分00秒 | 2020年12月九州旅行
前回のあらすじ
阿蘇からあそぼーい!で別府、ソニックで小倉、普通列車で門司港にきました。


門司港からは観光列車かわせみやませみで博多を目指します。




門司港1521→博多1712 特9061Dかわせみやませみ91号 40-8087
被災した路線を走っていた観光列車救済スジともいえる土休日の博多門司港スジに、夏以降かわせみやませみ、いさぶろうしんぺいの車両を利用した特急が運行されています。夏頃まではあそぼーい!の車両が走っていましたが、あそぼーい!は豊肥線再開により本来の運行線区に戻りました。

やませみかわせみ・いさぶろうしんぺいは本来肥薩線で運行される車両となりますが、2020年7月豪雨と球磨川氾濫の影響で肥薩線の八代-人吉・吉松が長期運休となっており、しばらくの間はこのような形で運行されるものだと思います。被災地に一刻も早い日常が戻ることを祈念しますが、報道や被災後の代行バス利用状況を加味すると肥薩線の被災区間に関してはこのまま廃線もやむを得ない状況なのかなと思います。

同災害で被災したくま川鉄道は、通学需要が多く、鉄道の特徴である大量高速輸送が必要であると考えられる為、復旧は必要であると思われますが、万年赤字の第三セクターにとって復旧費用は簡単に出せるものではなく、国や自治体による援助が今後の復旧を行う上で必須なのはいうまでもありません。

車内の様子
かわせみやませみ




いさぶろうしんぺい


売店では通常運行時同様のオリジナルグッズが販売されています。福岡県が含まれる地域共通クーポン(紙のみ)も利用可能でした。


冬休みイベントとしてスタンプラリーが開催されています(2021年1月11日迄)。ほぼお金で解決できますが、乗務員さんとじゃんけんして勝たないとコンプリートできないという一見鬼畜仕様(わざと負けてくれるでしょうけど)。まぁ、袖の下渡せばじゃんけんもお金で解決できるかw


手作りの沿線マップ

乗車はかわせみやませみ側は7~8割程度、いさぶろうしんぺい側は5割以下でした。料金は同じなのでいさしんにこだわりがない限り、かわせみやませみ側がオススメなのはいうまでもありません。


専用サボも用意されています。


運行ダイヤはこんな感じでいかにも臨時列車という時刻設定です。この区間の特急列車は通常1時間10分前後で走行しますが、この列車は門司港から博多まで約1時間50分。門司・小倉・折尾で10分程度の停車があります。


折尾駅では折尾名物かしわ飯の立ち売りもありました。博多駅でも売っていますが人気商品で完売していることが多いので、こちらで購入するのがお勧め。


博多駅に到着。


博多1731→佐世保1925 特4021Mみどり21号(783) モハ783-202
博多から佐世保を目指します。本音を言えば博多でこの日の行程終了でも良かったのですが、前回の旅行で使い切らなかった長崎県のGoToイートクーポン券が2000円分あったので夕食を食べに行こうって算段です。


この時間帯のみどりはみどり編成+ハウステンボス編成が連結され運行されますが、早岐駅で分割はなく全車両佐世保行きとなります。


今回はハウステンボス編成に乗車。


ハウステンボス仕様は数年前にリニューアルされていて明るい感じになりました。


リニューアルはもちろん水戸岡先生によるデザインとなっております。

長崎新幹線が開業すると去就が注目されるであろう783系ハイパーサルーンですが、乗降ドアを中央に配置し、1両を2部屋に分けることで指定席・自由席の需給バランスを調整しやすい特徴がある一方で、車両のなかで一番乗り心地が良いとされる中央部に座席を配置せず、乗り心地に難アリとされる車端部台車の上まで座席を配置しているのは設計思想としてはどうなんだろうと思います。


佐世保に到着し夕食を食べるお店を探します。探す基準は駅チカ・地元っぽいものを食べる事くらい。長崎県のGoToイートページを見ると店名や住所は記載されているのですが、地図上に表示されているわけではなく非常に探しづらいです。というか、GoToイートはポイント付与にしてもどの店舗が対象になるのか本当に探しにくいキャンペーンでした。


佐世保駅前にあるSASEBOX99+1というお店で食べる事にしました。


海自カレーやレモンステーキなど佐世保らしいメニューが並びます。


今回はカレーとかステーキって気分ではなかったので、1番人気のあご・あじフライ定食にしました。またこちらのお店はみんなの九州きっぷ特典で、ビール(小)orソフトドリンが1杯無料でいただけます。


佐世保のお土産やテイクアウト(カレーやレモンステーキなど)もあり、なかなか便利なお店だと思いました。


博多に戻る特急まで30分ほど時間があるので港の方に来ました。


あまくさ。ここって夜来るとなんらかの船が停船していますよね。


ぼちぼちホームへ向かいます。


佐世保2046→博多2229 特4032Mみどり32号(783) クモハ783-8
こんどは783系みどり編成に乗車します。この列車もみどり編成+ハウステンボス編成の併結となります。


発車ギリギリまで車内清掃が終わらなくて少し焦った。


博多行きで途中早岐駅から先頭車となる8号車B室に乗車します。展望タイプの先頭車でハイデッキ使用となっており、側窓も通常車両より天地方向に拡大されています。


参考でA室側。床面は通常高さ、窓の天地方向も通常高さです。


ハイデッキの段差はこのくらい。


前面展望はこんな感じで、夜間は運転手側と中央のスクリーンが下げられますので、前面展望はAB席側のみとなります。反射は抑えられていますので、夜間でも前面展望は楽しめました。

博多駅に定刻で到着。


博多シティのイルミネーションを見学してホテルに戻りました。23時頃にしては人出があるのかガラガラなのかの判断は自分にはつきませぬ。

つづきます。


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