国内の新たな感染者は8万9145人、感染者の累計は331万6122人
国内では6日、8万9145人の感染が確認されました。
これで国内の感染者は331万5410人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は331万6122人になりました。
茨城県1668人、福井県236人は、新規感染者が過去最多を更新しました。
なお、新たに確認された死亡者は68人で、累計は1万9357人です。
厚労省の発表によると、療養者は過去最多の78万1979人、重傷患者は35人増えて1134人でした。
リスクが高い高齢者に感染が拡がり、重症患者・死亡者とも右肩上がりに増えています。
都内の新たな感染者は1万7526人、感染者の累計69万2929人
都内では6日、日曜日では最多の1万7526人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は69万2929人になりました。
このうち、10歳未満から30代は1万832で全体のおよそ62%、重症化リスクが高い65歳以上の高齢者の感染者は1587人で全体のおよそ9.0%でした。
都の基準で集計した重症者は1人増えて45人でした。
なお、新たに確認された死亡者は5人で累計は3238人です。
世界の感染者3億9456万人超え、死亡者は573万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間7日6時21分の時点で3億9456万5879人となりました。
また、死亡者は573万7807人となりました。
新規感染者数の動向
患者数と死亡者数の動向
都道府県別感染者数
コロナ禍からの出口が見えない
感染力が強いオミクロン株感染者が無症状や軽症のため感染を自覚しないまま感染源になっていますので、誰もがどこででも感染しうるリスクが日を追うごとに高まっています。
吐き出されるウイルス量は発症前2日と発症後3日が多いといわれます。
PCR検査や抗原検査で陰性でも、その直後に陽性となって感染源となりますので、検査で陰性だからと安心できないのが新型コロナウイルス感染症です。
加えて、PCR検査や抗原検査の検査キットが不足し、検査さえ受けられない状況ですので、感染爆発は今後も続くと思われます。
ブースター接種(3回目追加接種)は、1月中に医療従事者や高齢者施設入所者1470万人に終える予定ですが、25日時点で16%しか進んでいません。
全国民の2.1%程度しか済んでなく、接種率はOECDでは最下位です。
岸田首相は掛け声ばかりで有効な手立てなく、感染者を切り捨てるのか!
患者が増えて保健所の健康観察に手が回らないからって、「患者自身で健康観察し悪化したら本人から保健所へ連絡する」、保健所への電話がつながらない現状では、重症化したり亡くなったりするケースが増えるのでは? そもそも重症化したら電話連絡すら出来なくなるのでは? 国民の命を軽視するこんな対応は間違ってます。
東京都が設置した自宅療養者サポートセンターでは電話がつながらず、つながったとしても対応に5日ほどかかるとのことですし、神奈川県の保健所では高齢者や持病がある自宅療養者以外は健康観察の連絡をしないとのことですので、軽症で済む症状が悪化して重症化したり急死するケースが増えると懸念されます。
また、発熱外来設置の医療機関では、予約が多すぎて診療を断らざるを得ないとのことですので、発熱・せき・倦怠感の症状があっても診察さえ受けられない医療崩壊が各地で起こっています。
「緊急事態宣言」解除から3ヶ月猶予があったのに、ワクチンの追加接種や保健所の体制整備など有効な手立てを講じてこなかった岸田首相の責任は大変重いと思います。
医療従事者や高齢者施設入所者への接種後、重症化リスクの高い高齢者や持病のある方へ接種、エッセンシャルワーカーへの接種と進めていくようですが、ワクチンの確保が間に合わないことや、国の方針が2転3転して各自治体での準備も間に合わないなど自治体の努力では限界があるようですので、国は自衛隊による大規模接種会場を各地に設営して、ブースター接種を加速すべきです。
ブースター接種によって抗体値が上がり、感染してもほとんど重症化しないようですので、国民の7割以上に接種が済み、軽症や中等症Ⅰのうちに投与するモルヌピラビル やレムデシビルなどの治療薬が潤沢に医療機関に届けば、医療体制もひっ迫することなく、コロナ禍からの出口が見えてくると思います。
現状では、コロナ患者を受け入れる医療機関に3人分ほどしか配布されておらず、軽症や中等症Ⅰの患者全てに投与することができていません。
発注しても届くのは翌々日ですので、投与しないまま中等症Ⅱに進行してしまうケースもあるようです。
PCR検査キッドと試薬・抗原検査キッドが不足し検査に制約がある中で、新規感染者過去が高水準にあり、陽性率も右肩上がりで推移していますが、怖いのは検査を受けることができない検査難民の「隠れ陽性者」です。
熱が高く感染かもと疑いを持っても、発熱外来は予約が殺到して、診察さえ受けられない危機的状況です。
隠れ陽性者が感染源になっての感染爆発がさらに拡大すると思われます。
発熱外来の医療機関でのPCR検査用の試薬不足は深刻で、今でも検査結果が出るまで4~5日かかり、感染初期に有効なモルヌピラビル やレムデシビルなどでの治療が難しくなっているといいます。
国民の7割以上にブースター接種が済んで、モルヌピラビル やレムデシビルなどの治療薬が潤沢に医療機関に届けば、感染しても軽症で5~7日で退院できますし、社会経済活動が普段通りに行われ、ブースター接種パスポートによって、ホテルなどの旅行、飲食、各種のイベントなども制限なく営業でき、足掛け3年に及んだコロナ禍から抜け出せると思います。
感染しない、感染させないために、不要不急の外出を自粛し、やむを得ず外出する時は、「密接」「密閉」「密集」を避け、「うがい」「手洗い」「マスクの着用」を励行して感染のリスクを減らし自己防衛しましょう。