フランスはアルザス地方。クリスマスマーケットで有名なコルマールの駅前からバスに乗り
30分ほどにある小さな村「リクヴィル」。フランスの最も美しい村の一つ。
この村を初めて訪れたのは、1月の末。
フリーの格安ツアーで夫とパリへ行った時にTGVにどうしても乗りたくて
選んだのがコルマール。コルマールで1泊したのち、コルマールの駅前から
バスに乗ってみたくなり、バスに乗って訪れたのが、このリクヴィル。
1月の末のリクヴィルはコルマール同然クリスマスマーケットが終わった後のオフシーズン。
それでも訪れている旅行客はいたが、村のあちこちで道を掘り起こしていたし
空は前日の晴天から曇り空に代わり雨もパラパラ。写真もほとんど撮らなかったけど
季節の良い時期にまた今度必ずまたここへ来ようと思った程印象が良い村だった。
昨年の9月。4月の旅の失敗から立ち直るにはもう一度旅をしたいと
夫に呆れられながらも、貯金を崩し旅の予定を立てた。
4月の旅以来フランスが嫌いになってドイツを旅しようと計画を立てたが
どうしても、リクヴィルへ行ってみたいとそう強く思い行く事にした。
本当に小さな村なので1泊の予定で滞在してみた。
前回訪れた1月末の風景とは全く違っていた。
花が咲き乱れて、とてもきれい。
かなり興奮していたと思う。
そのくらい来て良かった。本当に来て良かったと思ってしまった。
ホテルから見えた風景。
気になったレストラン。入ってみたかった。
滞在したホテルのレセプションにぶどう畑が黄金色に染まった写真が飾られていた。
あたり一面に広がるブドウ畑。
このブドウ畑が黄金に染まる。
私の心はその風景を撮りたくてたまらなくなる。
ついこの間までは、ツタが赤くなる時期にイギリスのそんな風景が撮りたいと
思っていたのに、とにかく黄金に染まるブドウ畑の風景が撮りたい。
どうにか、この時期に旅が出来ないか今はそればかりを考えている。
義理母の介護がある。無理なのではないか。
誰になんと言われようが、撮りに行きたいと思う気持ちが強くて
自問自答を繰り返すそんな毎日。ちょっと辛いっす。
黄金に染まるブドウ畑を撮りに行けますように。
行けるかどうかもわからないのに、ここはディズニー的な考えで
「願えば叶う」と考えてしまう。
私は密かに計画を立て始めた。
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