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noriba-ba's garden

冬のガーデンで見つけた逸品たち

久し振りに一日中降り続いた雨が上がった朝

冬枯れのガーデンにポツンと一本…季節はずれの花をつけたアジサイを見つけた。

周りはすっかり葉を落とし、冬の寒さに備えているというのに

何をどう勘違いしたのか、このアジサイ…

この寒空に、こんなにも美しい色で咲いている。

 

単なる世間知らずか、はたまた覚悟の上での勇気ある潔さのなせる業か

 花の気持ちはわからない。

 

そして、ここにも…

昨秋から年を跨いでなお、いまだに咲き続けている

つるバラのアンジェラ

雲間から時々差し込む、冬のかすかな日差しを求めて

目一杯お日様に顔を向けて咲いているのが

何とも健気で愛おしく感じる。

 

今年の冬は比較的暖かい日が続いているせいだろうか

スイセンも早々と…

硬いつぼみを解きほどき

この上なく清潔で気品あふれる花姿を見せている。

スイセンの花はどの花よりもいち早く、春の気配を運んでくれる。

そして、一年中で一番寒い大寒の時期を乗り越え

本格的な春の訪れまで

絶えることなくずーっと咲き続ける。

そう…

何があっても咲き続けるのだ。

ごく当たり前のこととして、まるで何事もなかったように…

 

あのアジサイも、つるバラのアンジェラも、そしてスイセンも

今の季節には珍しい少数派・個性派の面々だ。

ハッキリ言って、協調性のかけらもない。

みんなと一緒が安心…なんて思ったこともなければ

場の空気を読む…なんてことも、おそらくできないに違いない。

でも、待てよ…

だからこそ、この冬枯れの中で色彩を放っている

貴重な存在なのではないか?

考えようによっては、彼らこそ

体制におもねることなく自分らしく生きている

まさにチャレンジャーではないか。

 

そんなことを思いながら、なおもガーデンを彷徨っていると

こんなへんてこなものに遭遇した。

もう一つ、ここにも

何だ、これは?

おそらくキノコの一種だろうと思い

早速図鑑で調べてみたら…やっぱり、あった!

ツチグリというキノコだった。

驚いたことに、幼菌時には食べられるそうだ。

こんなにグロテスクになっては無理だろうけどね。

 

寒いからと、コタツの中に居たのでは

決して出会うことのない珍しい自然の逸品たち。

冬には冬のガーデンの楽しみ方があるもんだ。


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