リュウノヒゲの草むらに瑠璃色に光り輝く実を見つけた。
まるでパワーストーンのラピスラズリのようにキレイだ。
今年は辰年なので、龍にちなんで縁起が良く感じる。
縁起がいいと言えば、万両の赤い実も新年に相応しい。
千両よりもやはり万両の方が裕福になるような気がする。
木の実も花に負けないくらいの美しい色があるもので
このムラサキシキブの紫色などはお見事と言う他ない。
これは白山吹の実…だけど、なぜか黒い実。
そしてこれはクチナシの実。栗きんとんやたくあんなどの
黄色い着色剤として 、昔から重宝されているようだ。
おしまいはヒサカキの実。枝という枝にびっしりと黒い実。
ここまでしなくてもいいのに…と毎年見るたびに思う。(笑)
花もいいけど、実は実でまた違った味わいがある。
人生に喩えて言えば、青春のような華やかさこそないが
酸いも甘いも噛み分けた大人の魅力とでも言おうか…。
人間もかくありたいと思うのだが、なかなかそうは行かず
いつまで経っても実を結ぶこともなく、大人にもなり切れない。
いっそのこと開き直って、一生青春といきますか…。