蜂蜜紅茶館

リカちゃんと時々ハンドメイド。

完成

2016-06-17 13:28:04 | 
こんにちは〜

一昨日から描きはじめた絵が完成しました





鉛筆、透明水彩、油性色鉛筆、ソフトパステル
にて描きました

ソフトパステルは今年の誕生日に兄からプレゼントされたもので、
硬いパステルは持っていたのですが、ソフトパステルは今回初めて使いました

ソフトパステル、すごく良いですね〜
とても気に入りました

絵の中の猫は我が家の猫がモデルになっています
ちなみにわざと大きく描いています
というよりも女の子が小さいイメージです

女の子(というか女性)の外見のモデルはもちろん私じゃないですが、
自己投影はされています

テーマとしては、
(あまりテーマを語るのは好きじゃないし、観る人が感じたことが全てだと思っているのですが)
私は地球に存在するもののなかで、唯一人間のみが非合理的な存在で欠陥を抱えた生き物だと思っています。
人間以外の生き物や自然は、生まれて死ぬまでそして生まれるまでが全て合理的で完全で美しいです。
だけど、人間だけが必ず欠陥を抱えていて、不完全で障害を抱えています。
それを絵では身体的に表現しています。

つまり自分に欠けているモノを悲しむ女の子が完全な存在に慰められている絵です。
「欠けているけど君には翼があるんだよ」と。
猫は私にとって完全な存在であると同時に、いつも寄り添っていてくれる天使のような存在です。

身体的障害者とか精神的障害者などと、人間社会では便宜上分けられていますが、
同じ人間としてみた時に、全て人間は欠けているところがあると思う。
一見五体満足で精神的にも平常の人でも、完璧で完全な人間なんていないと思う。
病名がつけば欠けているのが判りやすくなっているだけで、本当はみんな欠けている。

欠けている人間だからこそ他の生物からみると“不利益”で“非合理的”な行いをしてしまう。
愛情や優しさゆえの自己犠牲や、憎しみや自分の利益のためだけの殺戮も。
そういう予測不能さを絵では“翼”として表現しています。

そんな人間の不完全さを醜いな〜と思ったり、美しいなと思ったり。
できたら自分の“欠陥”という翼を、美しい方に羽ばたかせたいものですね。

追記:
そう言えば高校生の時に初めて澁澤龍彦さんの「妖人奇人館」を読んだ時に、
人間社会的犯罪者・異常者を、澁澤さんはとても愛おしそうに語られているのを読んで、
感動してポロポロと涙を流した事を思い出しました。
担任の先生にその事を話すと「なぜ感動したのか是非読書感想文を書いて欲しい」と言われたのですが、
当時の私は何故感動したのか上手く言葉で表現できませんでした。
でも今はその理由がわかります。
欠陥があるのが人間であり、その欠陥を堂々と受け入れ(方向としては社会的犯罪ではあったけど)、
大きな才能として翼を羽ばたかせた人物達に、澁澤さんは手を叩いて笑いながら拍手しているようなんですね。
本当なら才能を犯罪に使ってはいけない、というのが社会なのですが、
澁澤さんは、そもそも人間が作った社会の範疇外で物事を考えられる方で、
とにかく翼を大きく羽ばたかせた事の美しさ素晴らしさを語ってらっしゃるんですよね。
そんな澁澤さんの大きな考え方に感動したんですよね。
本当に大好きです。


支離滅裂、自己満足な文章になってしまい申し訳ありません。

それではまた




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