気がついたらもう1ヶ月もブログを更新してなかったのですね。
実は写真のアップロードの仕方がわからず、随分遅くなってしまいました。
今年も行ってきました。遠山の霜月祭り(12月13日)。
遠山郷というのは、長野県飯田市にあります。この中の下栗という地区のお祭りに行ってきたのです。遠山郷は最近では「神様王国」なんていうキャッチフレーズで観光客を呼び込もうとしているようです。
飯田ICからさらに車で1時間以上、ひたすらカーブの山道を走ります。
恐らく車が無かった時代には、ほとんど外部との交流が無かったのではないでしょうか。でもだからこそ、古くからのお祭りの形が残っているのかもしれません。
こんな景色です。標高が高いので、まるで天空にいるように感じます。

昨年もここに来たのですが、そのきっかけは、神楽研究家の三上敏視さんの「神楽VJ(ビデオジョッキー)」でした。これを見て、神楽ってなんて面白いんだろうと思い、三上さんの企画に昨年初めて参加したわけです。
昨年は私の他に女性が3人いましたが、今回は浮葉さんという何度も下栗に通われている方がご一緒でした。
さて、この霜月祭りは「神様にお湯を差し上げ、その湯を浴びて穢れを払い、清らかな魂を得て生まれ変わる祭り」なんだそうです。

神様だって、年中多くの人の願いを聞いていると俗世間の垢が付いてしまうので、それをきよめることが必要ということなんですね。
ということで、全国の神々がリフレッシュする為に、この遠山にはるばるやってくるというわけです。
この「神様が湯を浴びてリフレッシュする」という考え方が、宮崎駿さんの「千と千尋の神隠し」の着想の原点になったとも言われています。
このような湯飾りは、村人が毎年手作りで作ります。


ここから神様が降りてきます。

お祭りはとてもお金がかかるので、少なくとも2000~3000円奉納するのが礼儀だそうです。

神事。
手の形が独特です。陰陽道の影響とも言われていて、何か呪術的な意味があるようです。


ステップも独特です。「六方」といって、やはり陰陽道の呪法のひとつだそうです。

ここでは、高校生から60代までが“若い衆”なんだそうです。還暦を迎えても若いうちに入るというのは驚きですよね。そして更にご年配の方が祭りを元気に仕切っていました。
爺ちゃんたちは本当にカッコいいのです。
祭りのクライマックスで、若者が観客のところにダイブする場面があるのですが、激しくダイブする彼らより、彼らや観客に怪我の無いように周りで受け止めている爺ちゃんの方が素敵に見えます。
途中でご馳走を振舞われる時間があります。
ゴザを敷いて、皆が火の周りに丸くなって座ります。
大きなサンマが1匹。家庭で漬けた美味しいお漬物。その他いろんなおかず。お味噌汁と大盛りのご飯。
かなり豪華です。


お味噌汁には下栗の豆腐が入っていました。固くて食べごたえがある、とても美味しい豆腐です。

ここのお祭りは参加型で、火の周りを皆で歌いながら、あるかけ声をきっかけにお湯を掛け合います。これがすごい盛り上がりです。


最後には神様に帰っていただく神事があり、祭りが厳かに終わります。
そうそう、行きに寄ったお蕎麦屋さん「丸西屋」のお蕎麦がとても美味しかったです。
http://www.mis.janis.or.jp/~shogachi/osinagaki.html
下栗のお蕎麦は有名だそうです。
ここのおばちゃんがサービスで出してくれた二度芋も最高でした。
一年に二度できる芋だそうです。五平餅の味噌とよく似た味噌を付けてあり、ほんと美味です。
また来年も行きたいな。
「爺ちゃんたち、来年もちゃんと生きてるかな。」と私が言うと、三上さんも浮葉さんも「下栗の爺さんたちはめちゃくちゃ元気だからねえ。メタボなんて一人もいないでしょ?」って。
確かにそうだわ。
皆、きりっとした体型でカッコ良かった。
実は写真のアップロードの仕方がわからず、随分遅くなってしまいました。
今年も行ってきました。遠山の霜月祭り(12月13日)。
遠山郷というのは、長野県飯田市にあります。この中の下栗という地区のお祭りに行ってきたのです。遠山郷は最近では「神様王国」なんていうキャッチフレーズで観光客を呼び込もうとしているようです。
飯田ICからさらに車で1時間以上、ひたすらカーブの山道を走ります。
恐らく車が無かった時代には、ほとんど外部との交流が無かったのではないでしょうか。でもだからこそ、古くからのお祭りの形が残っているのかもしれません。
こんな景色です。標高が高いので、まるで天空にいるように感じます。

昨年もここに来たのですが、そのきっかけは、神楽研究家の三上敏視さんの「神楽VJ(ビデオジョッキー)」でした。これを見て、神楽ってなんて面白いんだろうと思い、三上さんの企画に昨年初めて参加したわけです。
昨年は私の他に女性が3人いましたが、今回は浮葉さんという何度も下栗に通われている方がご一緒でした。
さて、この霜月祭りは「神様にお湯を差し上げ、その湯を浴びて穢れを払い、清らかな魂を得て生まれ変わる祭り」なんだそうです。

神様だって、年中多くの人の願いを聞いていると俗世間の垢が付いてしまうので、それをきよめることが必要ということなんですね。
ということで、全国の神々がリフレッシュする為に、この遠山にはるばるやってくるというわけです。
この「神様が湯を浴びてリフレッシュする」という考え方が、宮崎駿さんの「千と千尋の神隠し」の着想の原点になったとも言われています。
このような湯飾りは、村人が毎年手作りで作ります。


ここから神様が降りてきます。

お祭りはとてもお金がかかるので、少なくとも2000~3000円奉納するのが礼儀だそうです。

神事。
手の形が独特です。陰陽道の影響とも言われていて、何か呪術的な意味があるようです。


ステップも独特です。「六方」といって、やはり陰陽道の呪法のひとつだそうです。

ここでは、高校生から60代までが“若い衆”なんだそうです。還暦を迎えても若いうちに入るというのは驚きですよね。そして更にご年配の方が祭りを元気に仕切っていました。
爺ちゃんたちは本当にカッコいいのです。
祭りのクライマックスで、若者が観客のところにダイブする場面があるのですが、激しくダイブする彼らより、彼らや観客に怪我の無いように周りで受け止めている爺ちゃんの方が素敵に見えます。
途中でご馳走を振舞われる時間があります。
ゴザを敷いて、皆が火の周りに丸くなって座ります。
大きなサンマが1匹。家庭で漬けた美味しいお漬物。その他いろんなおかず。お味噌汁と大盛りのご飯。
かなり豪華です。


お味噌汁には下栗の豆腐が入っていました。固くて食べごたえがある、とても美味しい豆腐です。

ここのお祭りは参加型で、火の周りを皆で歌いながら、あるかけ声をきっかけにお湯を掛け合います。これがすごい盛り上がりです。


最後には神様に帰っていただく神事があり、祭りが厳かに終わります。
そうそう、行きに寄ったお蕎麦屋さん「丸西屋」のお蕎麦がとても美味しかったです。
http://www.mis.janis.or.jp/~shogachi/osinagaki.html
下栗のお蕎麦は有名だそうです。
ここのおばちゃんがサービスで出してくれた二度芋も最高でした。
一年に二度できる芋だそうです。五平餅の味噌とよく似た味噌を付けてあり、ほんと美味です。
また来年も行きたいな。
「爺ちゃんたち、来年もちゃんと生きてるかな。」と私が言うと、三上さんも浮葉さんも「下栗の爺さんたちはめちゃくちゃ元気だからねえ。メタボなんて一人もいないでしょ?」って。
確かにそうだわ。
皆、きりっとした体型でカッコ良かった。
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