NORIKO HIRANO ひらののりこ  

Composer, Arranger, Pianist
作・編曲家、ピアニスト
 

台湾 第十五話

2015-05-20 22:06:36 | 旅行
9月29日(日)


台北での滞在はノープランだったのですが、数日前に原住民族電視台(台湾原住民のテレビ局)でやっていた、烏来(ウーライ)での原住民の刺青の写真展が気になっていたので行ってみることにしました。


烏来(ウーライ)は泰雅(タイヤル)族が多く住むところで、温泉地としても有名です。
そして、私が台湾へ行くきっかけになった映画「セデック・バレ」で、セデック族の頭目モーナ・ルダオの壮年期を演じた、あの素敵なおじさまも、泰雅(タイヤル)族。本業は烏来(ウーライ)のキリスト教会の牧師なんだそうです。

こちらがその人。林慶台(リン・チンタイ)。
https://www.facebook.com/NolayPiho


駅でバスを待っている時に知り合った日本人と一緒に烏来(ウーライ)へ。

まずは写真展が開催されている烏来(ウーライ)泰雅(タイヤル)民族博物館へ。
http://www.atayal.ntpc.gov.tw/


残念ながら刺青の写真は撮影禁止で撮れませんでしたが、とても貴重な写真でした。
なぜなら日本統治時代、政府は原住民の文化を捨てさせて日本の文化を押し付けたので、本来なら大人の証である刺青をしている人は、現在ではほとんどいないからです。


ということで、泰雅(タイヤル)族の民族衣装の写真だけ撮ってきました。


実をいうと、本物の首棚もあって、撮影しようか迷ったのですが、やはりできませんでした。だって本物の髑髏なんだもの。
泰雅(タイヤル)族も首狩族だったのです。



博物館を後にして町へ出ると・・・豚の丸焼きが。



烏来(ウーライ)にはトロッコが走っています。





ホテルも原住民風。






烏来(ウーライ)を堪能した後、九份(ジウフェン)へ。
ここはあの「千と千尋の神隠し」の舞台とも言われているところ。

でも、これは無いんじゃないの?もう少し立派な看板にすれば・・・。



雰囲気はとてもよかったです。たまたまその日は霧がかかっていたのもあって、本当に湯婆婆が出てきそうでした。



こんなに急で細い道が続きます。


実は一番印象に残ったのが、この急な坂道を台湾人男性が年老いたお母さんの車椅子を押していたことでした。台湾では男性がお年寄りに親切にしている姿を、本当に頻繁に見かけたのです。



茶房でお茶を。











今回はここまで。(次で終わる予定)














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