インド 第５話

インドではだいたい、個人商店の方がスーパーマーケットよりも物の値段が安いことが多い。
例えばペットボトルのマンゴージュース(とても美味しい)が、個人商店では25Rsなのにスーパーマーケットでは30Rs。

店先にお菓子を並べている個人商店はたくさんあるんだけど、実はお菓子だけ売っているわけではない。
外からは見えないけど、奥に冷蔵庫があっていろんなジュースがあったり、他にもパンや洗剤など、尋ねてみると意外なものが出てきて面白い。
小汚い商店よりも、ついつい立派な店構えの店に吸い寄せられてしまうけれど、必ずしもそういう店の物が良い物とは限らないような気がする。

通りを歩いていたら、紅茶やスパイスを売っている大きくて綺麗なお店のお姉さんが声をかけてきたので入ってみた。
壁には世界中から来た観光客の写真が貼ってあって、掲載された雑誌なども置いてある。
「日本の雑誌にも載ったよ」と言って、Fというファッション雑誌を見せられた。
そういうのって、ついつい信じてしまうのよね。試しにアールグレイを買ってみた。
でも宿で飲んでみたら、全く香りがしなくて美味しくなかった。あんなに香りがしないアールグレイも珍しい。



チャイが飲みたくなって探していたら、店先にお菓子を並べている個人商店の横でコンロと鍋を発見。
もしやと思って聞いてみたら、「チャイあるよ。うちのチャイはカップにいっぱい入れてたったの5Rsだよ」と言う。じゃあということでそこで飲むことにした。ユーモアに溢れたお父さんと会話しながら待つ。作っているのはお母さんと娘さん。その子がかわいかったので、風船をあげたら喜んでくれた。




ジョードプルという街はラジャスタン州のタール砂漠にある。
このあたりは昔から音楽が盛んだったようで、今でも毎日どこかから音楽が聴こえる。
その日も歩いていたら偶然こんな光景に出くわした。

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こういう音楽もあれば、ブラスバンドもあったりする。
とにかく毎日音楽が街のどこかでやっている。しかも夜中まで。



男の子が声をかけてきて、「写真を撮ってくれ」と言って肩に手をかけてきた。あんまり強引だったので撮ってあげたら、お金を請求してくるわけでもなく、ただその写真を見て満足していただけだった。

↑全然お洒落じゃないので恥ずかしいが・・・。(基本的に旅には汚れても良い格好をしていくので)



この街のシンボルは大きな時計塔。その周りにはサダル・バザールという市場が広がっている。
皆、ここで買い物をしているようだ。野菜、石鹸、洋服、鋏、何でもあった。


私はここでトマト、バナナ、ラスクのようなお菓子などを買っていって、宿で食べた。


これはお米屋さん。インドのお米は種類が豊富。






今日はここまで。





つづく。