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世界も日本も人類が混迷する現代において政治・経済・経営そして生活の全ての環境問題を厳しい眼で捉えてお伝えします!

<ブログアーカイブ10>不況業種を元気にする法教えます!<過当競争のタクシー会社>2012-07-18掲載

2015年03月20日 10時15分35秒 | 経営
今回は第7弾で「過当競争と不況と値上げで客離れの3重苦に喘ぐタクシー会社の活性化プランです。

先ずは現状認識は次の通り・・・<参入規制緩和以降過当競争に埋没のまま浮上出来ず!>
  1、車両の増加に料金値上げと不況の3重苦で乗客減の悪循環で低迷。
  2、自由料金制も独自のサービスも活性化にならず不発。
  3、不況の受け皿業種が深刻な低賃金に喘ぎ八方塞がり状況が続いている。


さてこの大不況に負けない再生プランは不評な現行の類似サービスに代わって革新出来る次の2つの施策をお勧めします!

 <プランA>稼働率改善の切り札となる「スマホGPS活用リアルタイム配車サービス」
  今のタクシーは客待ち時間が多く稼働率が低いのが諸悪の根源ですので先ずはこの改善策として不評の現在の迎車サービスを革新した次の新システムの導入をお勧めします。実際にはバイクでの宅配便には既に活用されているシステムがベースなので導入は容易です。
 ・先ず、全車にGPSスマホとブルーツース(ワイヤレス)イヤホンマイクを設置します。
 ・次に配車エリア毎にPC画面で各社の位置を確認し該当車のドライバーに連絡出来るITシステムを導入します。
 ・こうして後は顧客にこの新サービスの告知をシッカリやって0120ダイヤルを待ちます。
 ・顧客の電話が来たら本部の担当は画面で最も近い空車を探した上で直接運転手に通知し転送します。
 ・運転手は現在地と担当車NOと到着までの予想時間を告げ逆に顧客の現在地と人数及び服装等を聞きます。
 ・場所が不慣れな場合、音声ナビで顧客の場所を入れガイドを使います。
以上のシステムで顧客はタクシー乗り場まで行かずとも短時間にしかも確実にタクシーに乗れます。
しかもこの迎車サービスは到着までは無料としますが、顧客が指定場所に居ない場合は到着からメータが動作することにします。
更に、このサービスは会員サービスとし、氏名、年齢、顧客住所と携帯電話番号の登録が必要とし着信番号で会員チェックするので悪ふざけを防止します。

 <プランB>定期送迎利用客への割安&運転手固定サービスの強化  
お年寄りの病院やデイサービスへの送迎やお子さんの幼稚園、学校への送迎を代行するサービスですが、これを本格サービスとしてサービス内容の強化や料金の割引制を導入して顧客拡大を狙います。
 ・先ずは定期的な送迎の場所や時間を登録し原則同じ運転手が担当出来るようにします。
 ・料金は1回目に実車して掛かった料金を片道分として固定し、送迎時間分は無料として一括前払いかその都度清算可能です。
 ・契約は1ヶ月単位で期間が長いほど割引率を多くし安定収入となる長期契約を促進します。
 ・身体が不自由な方の病院や関連施設への送迎には車椅子対応車等の設定もオプション料金で可能とします。
 ・但し人の世話や到着後の移動等は付き添い人にお願いし対応しません。

以上の施策を実行したタクシー会社は確実に顧客ニーズを捉え、実車効率を改善し、固定契約売上を増やし、ひいては運転手の方々の賃金アップが可能となるでしょう!
 



<ブログアーカイブ8>不況業種を元気にする法教えます!<ドン詰まりの出版業界>2012-06-16 掲載

2015年03月19日 13時30分50秒 | 経営
「不況業種を元気にする法教えます!」の第4弾になります今回は電子化の波に押されて未来が見えない「出版業界の復活再生プラン」です。

私が大学を出た頃は出版会社大手に就職する事は大変な難関で文系の学生の人気職種でした。ところが今はいわゆる何でもデジタル化の波に押されて不況業種の代名詞になるほどの不振に喘いでいます。
それではアナログはもうダメなのかと言えば何も「時計の事例」を云うまでも無く「セミナー」や「芸術」や「文化」の世界はむしろ活況を呈しています。
、「コンビニ」の様にタダの小売チェーンがPOSをフルに活用して売るだけの店から税金や通販の代金徴収や宅配代行等の「顧客が望むサービス」を次から次に実現させて成長を持続させた事例がヒントになります。

では「出版業界に望まれる顧客サービス」とは何でしょうか?・・・・私の考えはこうです。

先ず現状の認識と課題は次の通りです。
 <定期刊行物の部数減と単行本のヒット確率の低下、それに電子出版の波に押されて苦境!>
  1、電子出版やインターネットの普及で活字離れが出版業界を広く覆っていて有効な打開策が無い。
  2、売上減でスタッフ数も給与も削減傾向で体力を消耗し、将来像が見えていない。
  3、本を買っても読んで終わりなので安い中古本市場が賑わうと云う皮肉な現象が続いている。

そこで復活再生の戦略は次の通りです。
 A:読者同志/編集者/著者とを取り持つweb活用の新コミュニケーションサービスの導入
→本の読者は他の人がどのような感想を持ったかを知りたい欲求があり、また編集者への希望や著者への質問が出来ればと云う潜在願望があります。そこで出版社が自社の本の顧客用ポータルサイトを立ち上げそのサイトで読者同志の自由な感想寄稿や編集者/著者とのダイレクトな意見交流が出来るSNSの併設で活性化する。入会は無料だが本のスリップに印刷されたQRコードを利用するので本の店頭購入者しかこのサイトを利用出来ないのがポイントです。このweb会員(閲覧者)の増加と共にバナー収入も貢献するでしょう!

 B:Aのポータルサイトにて新人作家の寄稿をダイナミックに促進する
→潜在的作家希望者は多い。そこで新ポータルサイトで新人作家の投稿を常時受け入れて、更にその「読者人気コンテスト」を実施して未来の人気作家を発掘し業界の活性化に寄与する

以上は可能なら個々の会社レベルではなくオール出版業界のポータルサイトとした方がより有効です。今回の様なポータルサイトを構築できる格安のクラウドサービス(e-CPS)が既にありますので<http://www.sigmapo.com>にてご覧下さい!
出版業界の方々の奮起を祈ります!
 

   

 









<ブログアーカイブ7>不況業種を元気にする法教えます!<寂れる商店街を復活再生する>2012-07-01掲載

2015年03月18日 11時15分23秒 | 経営
この「不況業種を元気にする法教えます!」シリーズの第6弾になります。
今回は全国共通の現象として取り上げられて久しい<寂れる商店街を復活再生するプラン>をご紹介します。

大型店の進出の度に、地元商店街の嘆きが報道されますが、どうも色々なコンサルの指導でトライしたものの上手くいかず、廃店も続きジリ貧状態から脱却出来ないようです。
そこで先ず現状を認識します。
  <大型ストアに集客され打つ手も効果なく赤字廃業続きで存亡の危機!>
    1、商店街共同のイベントやサービスも効果なく慢性的顧客離れに赤字店続出。
    2、大型ストアに品揃えだけでなく接客・サービス力も大きく低下。
    3、ネット通販やコンビニ宅配に老人や寝たきり家庭まで奪われている。

それでは本当に大型店には勝てる要素は無いのかというと一番大事な「地元密着度からくる地の利」と云う大きなポイントがありますよね。
もし中国最強の軍師「諸葛孔明が赤壁の戦いで見せたような10数倍の巨大な相手に打ち破った戦術も結局はこの「地の利」を生かした勝利でした。

そこで私が提唱する「地の利を活かしたプラン」の概要は次の通りです。
1、先ず商店街が結束して配達(自転車でOK?)要員(学生アルバイト)を雇い「近郊への宅配サービス」を始めます。もちろん無料ですが商店街の共有で会費等から捻出すれば負担は軽微です。。
2、次に商店街の個々のホームページを廃止して商店街のポータルサイトを立ち上げます。これで消費者には商品やサービスの内容や店主&スタッフ紹介等を丁寧に載せてスマホ当のモバイルからもGPSでMAPガイド出来るようにします。
3、ポータル機能のEC(webショッピング)を活用して地元の名産品をネットで販売する事も可能で、代金のクレジット決済も付いているので簡単です。
4、ポータルの運営はPCが出来る幹事の方で十分なので店の負担は無くします。
5、注文や予約等の連絡はお店のPC(スマホ)のメール/掲示板/ダイレクトQ&A等を活用出来ます。

一般にこの手のIT投資は馬鹿にならない金額になりますが、㈱シグマポの汎用のビジネスポータル(e-CPS)のクラウドサービスを利用すれば商店街全体でも月々5~10万円位で済むでしょう。参加店が20店なら費用負担は1店2500~5000円程度で済むわけです。配達員や運営スタッフは参加店のスタッフでもOKですし、ポータルサイトにバナー広告を付けて近隣のホテルやレンタカー等からの広告収入を得る事も可能です。
尚、e-CPS詳細は以下の㈱シグマポのHPでご覧下さい!→(http://www.sigmapo.com/e-cps-5.html
 また、この記事を見て本気で実行したい方は私のHP(http://www.it-dream.biz/)からメールでご相談下さい。

<ブログアーカイブ6>不況業種を元気にする法教えます!<低迷する大型家電チェーン>2012-06-21掲載

2015年03月18日 11時06分57秒 | 経営
この「不況業種を元気にする法教えます!」シリーズの第5弾になります。
今日は「ソニー」「シャープ」の大幅赤字に象徴される不振の「家電の大型小売チェーン」を取り上げます。

ビッグカメラ」「ヨドバシカメラ」「ヤマダ電気」「コジマ電気」等の「家電チェーン」はつい最近までは元気な業種の一つでしたが、地上波のデジタル化が終了した昨年7月以降はそれまで売上を牽引してきた「大型液晶テレビ」までも失速してオリンピックイヤーの現在も不振状況にあります。

それでは現状の課題を纏めましょう。
 <もう安さだけでは通用しない戦いの時代> ・・・「価格.COM」の上位には入れないコスト体質をどう克服するか? 
  1、価格競争の限界の中で、低価格だけでは経営が成り立たない。
  2、品揃えの豊富さと販売効率を考えた絞り込みとの板挟みで困窮。
  3、顧客満足度を向上させる良い方法が見当たらない。


それでは具体的な復活再生のポイントを提示します。
 <A.店別適正デリバリーシステム、B.新顧客ガイドサービスの実現、C.スペース生産性分析導入>・・・各店のPOSデータを解析しベストな陳列、レイアウトを実現し更に通販に負けない製品ガイドをタブレット/スマホで実現する!  
 
  A:全店の陳列プランと在庫コントロールを全てIT化しチャンスロスの無い最大効率を実現!    
    既存商品の陳列プランはもちろん新商品の初回デリバリーまでも適正化出来るITシステムの追加補強
    変化の激しい家電品をPOSデータの解析により店毎のベストな品揃えと陳列数&在庫数を保証する
    最適デリバリーシステムの導入で自動化し、この発注/在庫コントロール業務を省力化&最適化する事で
    実現可能な最大粗利を確保する。

 
  B:タッチパネル端末に目的商品を指定すると対象商品を詳細に比較ガイドする新顧客サービスを実現!    
    第2弾の「百貨店」で紹介した「買い物コンセルジュシステム」と少し似ているがこちらは難しい
    家電品なので商品の詳細な特徴(キャプション)と比較商品ガイド機能が重要となります。
    そろそろポイントカード一本槍から脱却して本当の顧客満足サービスとして顧客の要望商品を詳細に
    比較紹介出来るリアルガイドするタッチパネル端末システムを開発して新顧客サービスの目玉とする。
    これで大型店のデメリットをメリットに替え、特に通販にも負けない商品ガイド能力により客数UPを実現する。

  C.スペース生産性分析導入で最も利益が出る売り場を実現!
    一般に家電量販店の売り場は大きくその中にどのような製品群をどう品揃えしレイアウトするかは殆ど責任者の感に任されている。
    しかしここに大きなロスがあり、最大粗利を実現する「スペース生産性分析」の導入が必要!ポイントはPOS販売データからフロアー/什器別に売上/粗利を集計し、その什器の占有面積を㎡当りを算出すれば「スペース生産性セオリー」によりフロアー全体での最大粗利になるレイアウトが導き出されるのです。

いずれにせよ、家電チェーンの復活にはボリューム陳列とポイント制度(低価格)の謳い文句だけではなく顧客目線の新サービスの実現がポイントなのです。

<ブログアーカイブ5>不況業種を元気にする法教えます!<ファッションチェーン店>2012-06-10 掲載

2015年03月18日 11時05分15秒 | 経営
この「不況業種を元気にする法教えます!」シリーズは6/1の「ファミリーレストラン」、6/4の「百貨店」に続いて今日はバブル時代まで隆盛を極めながら今日は極度の不振に喘ぐ「ファッションチェーン店」を取り上げます。

私のようなオールドボーイには「レリアン」「キャビン」「絵里奈」「オオコシ」等のレディースファッションチェーン店やメンズの「高久」等が出店ラッシュで沸いたバブル時代が懐かしく思いますが今や本当に衰退し、元気なのは不況と共に根付いた「お洒落でなくてもいいかも心理」がもたらした「ユニクロ」「しまむら」それにブランドを安く買えるネット通販の「zozotown」やTVショッピングそれに息の長い「アオキ」「青山」「コナカ」等だろうか。

それでは何故かくもファッションチェーン店は衰退したのか?その理由は意外に経営者も知らないIT活用の失敗にあり、ショッピングセンターラッシュに伴う過剰出店現象を除いても次の課題が上げられます。

①店舗への初回デリバリープランにPOS(ビッグ)データが活かされず最適な店頭フェースが創れていない。
②POSシステムが売上と在庫の把握だけで肝心の店毎の適正在庫コントロールの構築ができていない。
③PBオリジナル商品の生産量の予測システムが欠落で適正生産数の算出基準が無く無駄が多く結果廃棄ロスが大きい。


そこでこれらの課題に対するソリューションのポイントを提示します。

①の課題は店毎分類別「適正投入量計画システム」の導入で解消できます。
 過去のPOSデータを店/カテゴリー毎のプロパー(値下げなし)販売数の計測によるシーズン(年13)別の総投入量計画を作成し、更に総量の6割しか初回投入せず残りは売れたら補充する方式に革新します。これで店頭にはその店の力量に合った陳列数が実現し、チャンスロス(機会損失)とマークダウン(値下げ)の大幅削減が実現します。この効果は商品力とは関係なく粗利益率を3~10%拡大させる力があります

②は投入後の店別色/サイズ(SKU)別「売切り日設定」と「適正在庫自動コントロールシステム」の導入が必要です。
 これは各店ごとの在庫を「「在庫日数」に変換した「売切り日」予測システム」が必須です。現状店スタッフで分かるのは品切れ品と一部の過剰在庫品のみで他店の在庫状況を睨んだSKUレベルでの全店レベルの適正在庫数までは把握出来ないのです。先ず移動は毎週日曜日の夜に売り切り日をオーバーした店からショートしそうな店へ全店がほぼ均一の売切り日になるように算出して月曜日の朝一で各店に移動指示を出すのです。これによりマークダウン率はほぼ半減するでしょう

③の課題は①の課題のソリューションに工場への「分散型追加生産システム」の導入(多くは海外/中国等)を加えることになります。これは初回生産を単品ごとのミニマム予測数に設定しその後は手配した生地&補材量を最低ロット単位で即時生産出来るシステムです。云うまでも無くこれは日本から海外工場へでもwebシステムで実現します。この効果は先行型のPB(オリジナル)生産の最大のリスクを回避して過剰在庫を抜本解消するので粗利増大効果も絶大です。
いずれにせよこの業界はITを真に有効なシステムに進化出来ていない事が最大の不幸です!