＜ブログアーカイブ：１＞カンボジアの事（2012/4/23）

前回のミャンマーの民主化成功に伴い今後の経済開放で活躍しそうな日本人H氏の事に続いて、今回は近隣国で1990年代後半のポルポト政権時代の100万人以上と云われる大虐殺事件から民主化に成功したカンボジアの事です。
丁度フンセン首相が来日され野田首相との間で昨秋の大洪水の被害に対する見舞金１５億円の無償供与が決まったとの報道がありました。１５億円と聞くと何となく「それっぽっち」と思う人も多いと思いますが、平均的な年収が１万円前後の国へのお土産には小さくはない金額でしょう。

私がカンボジアを訪問したのはそのフンセン首相の住居エリアの警備システムの件でコンサル中の韓国軍の警備責任者の依頼で同行したものです。もう４年も前になりますが首都プノンペンの印象は車より若い人のオートバイが多くそれも２人乗りどころか３～４人乗りもあるような光景と発展途上国らしい新しい建物が目に付き又、往来の人々の明るい笑顔でした。
丁度２０年前に訪問したタイのバンコック市内の様子と重なり、この国は明日のタイやベトナムになるんだろうなと確信したものです。

警備システムの話は順調でしたが首相の住居と言っても広大で首相の大邸宅の周りに約1000人以上の兵士の家族寮があり、訓練用グランドがあり、また戦車やジープに軍用ヘリそれに北朝鮮から寄贈されたという軍用オートバイが２０台位も有ると云う物々しさでしたが、要は近代的なコンピュータを駆使した警備システムが皆無だったのです。一応自動サーチライトシステムから核シェルターまで提案しました。
それとランチでしたが北朝鮮のニュースで有名な準喜び組美人スタッフのいるレストラン行きました。
本当にTVで見たような美人だらけでキチンと明るく対応する姿は少し怖いくらいの規律の良さでしたが言葉は韓国軍人は韓国語ですが私はかろうじて英語で会話が出来ました。マレーシアやフィリピンでは大方英語で話せますがカンボジアはホテル以外殆どダメでした。

余談ですが「猫ひろし」のマラソン代表の件は私にはカンボジア国民を愚弄しているように見えます。