2011年4月7日(木)、一気に春が訪れたかのように、穏やかで暖かな快晴の日、
ノートルダム女学院の2011年度の入学式に列席させていただきました。
校門の桜もこの日を待っていたかのように、綺麗に開花し、新入生の目にも
美しい自然に囲まれた女学院の風景は、心を和ませてくれたことでしょう。
本年度、中学に128名、高等学校も128名の新入生をお迎えし、真新しい茶色の制服を着て
新入生たちは、ノートルダム女学院での新しい学生生活への期待と緊張で胸いっぱいだった
ことと思います。
理事長の祝辞の中に、ノートルダムはミッションスクールですが、ミッションという意味を
ご存知ですかという問いかけがありました。ミッションとは「使命をはたす」という意味で
今この大震災の起こった年に入学されて、これから自分がどのような生き方をしたらいいのか
しっかり見つめて考えるという使命を、私たちはもらったのですねというお話がありました。
また高校の新入生代表の入学の言葉に、「私たちは阪神淡路大震災の起こった年に
生まれました。そして今高校の入学のこの年に、東日本大震災が起こりました。」と
いうメッセージがあり、きっとすべての生徒さんたちの心には、これからの新生活を
自分のことだけでなく、日本の皆のために、今自分ができる何かをしていきたいという
気持ちでいっぱいだったことと思います。
壇上では、一人一人の新入生に学校長より校章の贈呈が行われ、その後、これから
3年間、6年間の女学院での生活が充実した日々でありますように、祈りの式も行われました。
三校同窓会から、お祝いのお花を贈らせていただき、講堂入り口に飾っていただきました。
ノートルダム女学院で、たくさんの友達を作り、熱心な先生方と共に勉学にいそしみ、
クラブ活動にも挑戦して、徳と智(Virtus et Scientia)の素晴らしい教えを一杯学んで、
同窓生たちが過ごしたと同じ充実した学生生活を送っていただきたいと願っております。