上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

登山家 W.ウェストンと清蔵(みやま文庫)

2014年10月08日 | 
 著者:小林二三雄
 出版:みやま文庫
 定価:会員 1000円、会員外1500円 送料別
 B6版 170ページ


 
 「私の同行者は最も俊敏な登山家」日本近代登山の祖W.ウェストンにそう言わしめた群馬県富岡市(旧妙義町)出身の根本清蔵とウェストンとの交友にスポットを当てた「みやま文庫」の本。
 著者は、1972年の県山岳連盟ヒマラヤ登山隊長を務めた小林二三雄さん(=安中市原市)。小林さんは地質学者として奧利根源流調査や尾瀬の地質調査などに大きな功績が有るほか、松井田山岳会会長・群馬県自然環境調査研究会顧問・前安中高校校長など多くの分野で活躍されている方で、現在みやま文庫の編集委員も務めておられます。
 
 本書は、著者が妙義にある根本清蔵家にあった資料などを研究。著書では、厚い信頼で結ばれた2人の交流記録をたどるとともに、ウェストンが世界に紹介した日本アルプスの山行記録などを収録しています。

 日本アルプスを西欧に紹介したことで知られるウェストンは明治から大正にかけ、たびたび清蔵のもとを訪れた。2人が妙義の筆頭岩に日本で初めてザイルを使って登頂したことから「日本の近代登山の始まり」と言われています。


 拙ブログ、妙義にザイル無しで縦走しましたが相当怖かったです
  

 購入は
 みやま文庫事務局
〒371-0017  群馬県前橋市日吉町1-9-1(県立図書館内)
TEL・FAX 027-232-4241  
 
1961年から2013年まで発行213冊のバックナンバーは
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 地域ブランド調査2014でまたもブービーに低迷する群馬県ですが

 群馬県は昭和56年に県議会で文化県宣言をし
 平成24年には「群馬県文化基本条例」を制定しています
 知名度の低い群馬県ですが文化行政には力を入れており
 「群馬交響楽団」「上毛カルタ」「みやま文庫」がそれを具現化したものと思います
 半世紀を超える歴史ある「みやま文庫」も近年会員数の減少により運営が厳しいそうです
 会員となり文化活動を通じた地域振興を支援していただければ幸いです

 
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