九州神社紀行-ブログ

北九州近郊を中心に神社および周辺風景の撮影日記です。

ヒヨドリの渡り(北九州門司区)

2023-05-21 17:11:41 | 野鳥

 気が付けば、5月も残り10日ほどになりました、久しぶりに野鳥を掲載します。

 例年4月から5月にかけて、北九州市門司区、部崎灯台周辺では、関門海峡の春の風物詩「ヒヨドリの渡り」が見られます。
九州各地から北九州市門司区の部崎灯台に集結したヒヨドリが数百羽から千羽を超える大集団で対岸の本州側(下関市)に渡ります。
 ところがこれを待ち受ける天敵がいます。丁度子育て中のハヤブサです。ヒヨドリの集団は最初は上空を飛んで行きますが、渡り切ると決めたら海面すれすれに舞い降りてハヤブサの襲撃をかわします。ハヤブサは上空から監視していて猛スピードで突進して逃げ遅れたのを捕まえます。このシーンはほとんどはるか遠くでしか見られませんが。まれにわりと近くでも見られることがあります。
 
 4/08(日)日本野鳥の会北九州支部の部崎灯台探鳥会に参加しました。この日は天気は晴れで良かったですが、風が若干強く、白波も見られました。ヒヨドリの渡りは、大きな群れでかなりの頻度で飛び出して行きましたが、この風の影響か、渡り切れずに引き返すのも多く見られたように感じました。ハヤブサの狩りも何度か見られましたが、かなり遠くで獲物を捕らえて帰ってくるのがなんとか撮ることができました。
 久しぶりに持ち出した撮影機材も日頃のメンテナンスが悪く、最初はフォーカスが全く作動せず、心配しましたが、レンズのフォーカスリングを回したり、付け直したりしてやっと、回復しました。

 
ヒヨドリ(鵯、学名:Hypsipetes amaurotis、英名:Brown-eared Bulbul、科属:ヒヨドリ科ヒヨドリ属、体長:28cm、時期:留鳥)
  「ヒーヨ、ヒーヨ」という鳴き声が語源。平安時代は「比衣土里」なので、昔から鳴き声に注目した命名。
 (安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 278頁)

  

  

 ハヤブサ(隼、鶻、学名:Falco peregrinus、英名:Peregrine Falcon、科属:ハヤブサ科ハヤブサ属、体長:42cm(雄)、49cm(雌)時期:留鳥、冬鳥)
 ハヤブサは「速い翼」が転じたもので、速く飛ぶことから。「日本書紀」や「古事記」にも見られる古い名前。
 (安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 266頁)
   

  

  

  

  

  

  

  

 
撮影機材:カメラ:Nikon D5
     レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
撮影日時:2023年04月08日08:19~ 
撮影場所:北九州市門司区

全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
ヒヨドリの渡り(北九州門司区)

   ここをクリックするとフルスクリーンの画像が見られます↑ 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本サイト(九州神社紀行)更新 | トップ | 響灘ビオトープ探鳥会(北九... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

野鳥」カテゴリの最新記事