昨年の沖縄本島に続いて、今年は6/26(月)から6/30(金)まで4泊5日の日程で宮古島に出掛けてきました。
メンバーは日本野鳥の会北九州支部の仲間と爺さん二人での珍道中となりました。二人とも古希を迎えた高齢者ですので無理は出来ません。特に梅雨の明けた本格的な真夏の南国の島ですので熱射病(今は熱中症?)には最大限の注意が必要です。
今回も先に行かれた方の情報、Netなどの情報を参考に日程、宿泊先、探鳥地など、小生手製の行程です。
今回の三大目標は、キンバト、オオクイナ、ミフウズラの3種ですが、それを含めて初見・初撮りのライファーは最低5種はと期待しています。
全部の写真の整理はこれからですが、最初に宮古島で一番撮りたかった、キンバトを掲載します。
事前の情報では、キンバトは割と簡単と考えていましたが、鳴き声は連日聞かれましたが4日目になってやっと出会えることが出来、昨年苦労したノグチゲラと同様、感激は一塩でした。
1日目、現地入りして最初にポイントである大野山林に向かいましたが、目標の水場の池が見つからず、通りがかった現地の方に、お願いしてやっとなんとかたどり着くことができました。そこで関東からの方にお会いし、近況等情報をいただきました。この日は現地確認で終わりとしました。
2日目、3日目と早朝6時から8時過ぎまでと夕方16時頃から18時過ぎまでの2回づつ通いました。2日目の朝、到着すると、小生と同じ年配の男3名、女性1名のグループが陣取っていました。ただこの中の一人が大きな声でおしゃべりをして、気分よくありません。夕方16時に来てみると同じように陣取っていました。相棒の話ではこのグループは狙いはアカショウビンだけで水浴びのシーンを専門にしているとのようだ。小生の地元でもカワセミを目標に弁当持参で朝から夕方まで居ついている老人グループがいますが、これと同質です。3日目も同様でした。おまけにこのグループは各人蚊取り線香を焚いて、とても気になりました。聞くとキンバトは月曜日に1回出ただけでその後は見られていないとのこと。この連中が居る限りダメと思いました。
4日目はホテルのフロントの女性に別のポイント(東小学校裏の学びの森)を教えて貰い、朝そちらに向かいましたが此処でも声はすれども姿は見えず、ジョギングの方に伺うと、4月、5月頃は頻繁に遊歩道で出て来て人馴れした様子だったが6月に入りこの頃は滅多に見られないとのこと。
ホテルに戻り、朝食の後、予定していたポイントを巡り、早目に大野山林に向かいました。例の連中はいなく静かになって期待が持てました。15時30分頃、念願のキンバトが飛んできましたが、小生はやけ気味サンコウチョウの相手をしていて間一髪撮影はできませんでした。しばらく息を凝らして待っていると、なんと奥から出てきて水飲みをしてくれました。
ただ構えていた場所が悪く、とっさに三脚から手持ちに変えて狙いましたが、感激のあまり手が震えて、ブレブレばかり、おまけに手前の大きな枝が被って前ボケになり丁度良い横向きのシーンは良くありませんでした。ちょっと下がれば良かったと思いましたが後の祭り。直ぐにまた奥に消えてしまいました。この間、15時34分から35分のほんの1分でした。
1番の念願のキンバト(雄)に出会え、お世話になった皆さんに感謝です。
一度出会えると不思議なもので、最終日、早朝の田んぼをミフウズラ、シロハラクイナを求めて探索中、2度も道路端に居るのが見られました。助手席の相棒は撮影しましたが、運転手の小生は出来ませんでした。前日撮影していましたので、深追いはせずに次に向かいました。
長々とキンバトの顛末を掲載しましたが、これから日毎の出来事を時系列に日報風に掲載します。
キンバト(金鳩、学名:Chalcophaps indica、英名:Emerald dove、科属:ハト科キンバト属、体長:25cm、時期:留鳥)
キンバトの漢字名は金鳩。雌雄ほぼ同色だが、雄の成鳥は雨覆、肩羽、背中の鮮緑色の羽毛に光沢がある、この光沢から金鳩と名づけられた。英名は、美しい緑色の羽毛の特徴からEmerald dove。キンバトはインドからアジア東南部、オーストラリア北東部にかけて分布し、日本では沖縄県先島諸島で繁殖している。
(安部直哉 『山溪名前図鑑 野鳥の名前』、山と溪谷社、2008年 123頁)
撮影機材:カメラ:Nikon D500
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
撮影日時:2017年06月29日15:34~
撮影場所:沖縄県宮古島市
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
キンバト(沖縄県宮古島市)
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