白山比神社(石川県白山市)を追加しました。
白山比神社(しらやまひめじんじゃ)
<通称>白山さん(しらやまさん)
【鎮座地】〒920-2114 石川県白山市三宮町ニ105-1 旧加賀国 石川郡
【御祭神】白山比大神(菊理媛神) 伊弉諾尊 伊弉冉尊
【例祭】
【旧社格等】国幣中社(現別表神社)
加賀國一宮
式内社 加賀國石川郡 白山比神社
【御由緒】
白山本宮 加賀一ノ宮 白山比神社略由緒
当社は遠く神代の昔霊峰白山を御神体として生きとし生けるものの「いのち」の祖神である白山比大神を奉斎したのにはじまります。神祠の創建は崇神天皇の七年(約二千百年前)と伝えられます。
延喜式内の名社でありまして古来「下白山」と称えられた当社は「白山本宮」「加賀一ノ宮」として尊崇され「白山(しらやま)さん」としてあまねく親しまれている北陸鎮護の大社であります。
旧社地は北陸鉄道加賀一ノ宮駅前の古宮址安久涛の森でありますが文明十二年(約五百三十年前)大火によって四〇有余の堂塔伽藍が悉く烏有に帰しましたのでその後は末社三宮神社の境内である現在地を本宮鎮座の地と定めて今日に至ったものであります。
明治維新の後は「下白山」を本社「白山天嶺」を奥宮とし「国幣中社」として国家の殊遇を受けましたが終戦後の今日は全国に三千有余の数える白山神社の総本社としていやちこなる御神徳を仰がれております。
白山奥宮三千ヘクタールの境内を中心とする国立公園白山は毎年春山(五・六月)夏山(七・八月)秋山(九・十月)の六ヶ月間登拝のため開山されます。
(駐車場側社頭由緒掲示板より)
石川県のほぼ中央、神体山の白山に源を発する手取川河畔の白山市三宮町(旧石川郡鶴来町)にあります。JR北陸本線金沢駅より南におよそ18km、最寄り駅は北陸鉄道「鶴来駅」で当社までは2kmほどです。
鳥居の右の社号標の側面には「元帥伯爵東郷平八郎 謹書」と刻まれています。昭和9年5月の建立です。
手取川(てどりがわ)
霊峰白山に源を発し、加賀平野を貫流して日本海にそそぐ手取川は、全長およそ七十七KM、わが国有数の魚流河川であり石川県随一の大水力電気を起し農業用水としては七ヶ用水宮竹用水の水脈を供給し、1万2千hrの田畑を灌漑し、七万トンの加賀米を生産している。
白山を水源とする河川にはこの手取川のほか九頭龍川(福井)長良川(岐阜)庄川(富山)などがありそれぞれの県の代表的は河川となっている。
(神門前案内板より)
表参道
昭和11年建立の鳥居をくぐると右に由緒掲示板、突き当たり右に神橋があります。
表参道の神橋
境橋と呼ばれる石橋を渡ると神門まで鬱蒼とした樹木に覆われた清々しい参道がおよそ250m続いています。春は桜、秋の紅葉と四季折々の景観が楽しめます。
神門前の鳥居表参道の階段を上った所にあります。
平成八丙子歳拾弐月吉日の日付がありますのでわりと新しいものです。
大ケヤキ神門前にあります。
昭和52年12月28日白山市指定の天然記念物です。
境内社・荒御前神社神門の右奥にあります。
荒御前大神(白山比大神の荒御魂)、高日大神、日吉大神、住吉大神が祀られています。
神門
社殿のある境内の入口には趣のある神門があります。
神門から拝殿
神門を入ると左奥に授与所、右に杉の巨木が聳え、奥宮遥拝所の鳥居が見えます。正面、綺麗に整備された参道から荘厳な入母屋造りの拝殿です。
拝殿
霊峰「白山(はくさん)」を神体山として、白山比大神を奉斎したことにはじまり、崇神天皇7年の創始と伝えられ、全国3000余社ある白山神社の総本宮です。
御祭神は白山比大神(菊理媛神)、伊弉諾尊、伊弉冉尊です。白山比大神は白山権現、白山明神ともよばれ、同一神とされる菊理媛神は黄泉の国で伊弉諾尊と伊弉冉尊の言い争いを仲裁した女神です。古事記には登場せず、日本書記の一書に一度だけ登場する神です。
拝殿の扁額にはシンプルに「白山比神社」とあります。
社殿全景
現在の社殿は昭和57年に昭和大造営の一環として大々的に増改築されました。外拝殿、直会殿、内拝殿、幣殿、本殿と続いています。拝殿右には「遊神殿」がありさらに、境内右奥には参集殿があります。
奥宮遥拝所境内右にあります。
鳥居の奥に3つ並ぶ石は霊峯白山を現しています。右は別山神社・大山祇命、別山・海抜2399m、中央に白山奥宮・白山比大神、御前峯・海抜2702m、左に大汝神社・大国主命、大汝峯・海抜2684mです。
御神木拝殿左にあります。
昭和58年、石川県で開催された第40回全国植樹祭で昭和天皇が当社境内の御神木の杉の種をお手まきされた苗木をこの場所に第二代の「御神木」として植樹したものです。
三本の杉はご祭神である白山比め大神・伊弉諾神・伊弉冉神の三柱の神さまを象徴するとして仰がれています。
拝殿から神門
境内は綺麗に掃き清められ、参道も整備されています。
神馬像神門右の神馬舎に鎮座。
養老元年(717)僧泰澄がはじめて白山に登拝した際、白馬に乗られた白山比大神が現れたとの伝説にちなむものです。昭和33年御鎮座二千五十年式年大祭を機に神馬奉納の計画がされ、昭和巳酉歳五月吉日(昭和44年)奉納されました。白山麓特産の樹齢500余年、高さ17m、直径1.6mの欅材で製作され、台座からの高さ3.3.m、総重量750kgあり日本一の神馬とされています。
盤持石荒御前神社の左にあります。
時折見掛ける力自慢を競う「力石」のようです。
盤持石(ばんもちいし)
あか石 八斗五升 三十四貫 127.5キログラム
おまもり石 一石 四十貫 150キログラム
あお石 一石一斗五升 四十六貫 172.5キログラム
古来当社の祭礼の神賑として盤持大会が行われ、力自慢の若者たちが社頭に集まってその技をきそった。
(現地案内板より)
神門前の鳥居から表参道表参道の二の鳥居です。
鳥居手前に手水舎と、対面して注連縄の張られた杉の巨木が聳えています。当社境内で最も大きな神代杉で、樹齢千年を越えると推測されています。
松尾芭蕉句碑駐車場側の手水舎の右にあります。
昭和36年5月の奉納、元禄2年(1689)7月、芭蕉が「奥の細道」の途次、白山の姿を讃えて詠んだもので「風かをる 越の白嶺を 國の華」とあります。
駐車場側の鳥居
鳥居をくぐって直ぐ右に觸穢の所(穢れ清め所)、左には昭和53年に建設された宝物館があります。中央参道左に風格のある手水舎、突き当たりは社務所です。
白山比神社(しらやまひめじんじゃ)
<通称>白山さん(しらやまさん)
【鎮座地】〒920-2114 石川県白山市三宮町ニ105-1 旧加賀国 石川郡
【御祭神】白山比大神(菊理媛神) 伊弉諾尊 伊弉冉尊
【例祭】
【旧社格等】国幣中社(現別表神社)
加賀國一宮
式内社 加賀國石川郡 白山比神社
【御由緒】
白山本宮 加賀一ノ宮 白山比神社略由緒
当社は遠く神代の昔霊峰白山を御神体として生きとし生けるものの「いのち」の祖神である白山比大神を奉斎したのにはじまります。神祠の創建は崇神天皇の七年(約二千百年前)と伝えられます。
延喜式内の名社でありまして古来「下白山」と称えられた当社は「白山本宮」「加賀一ノ宮」として尊崇され「白山(しらやま)さん」としてあまねく親しまれている北陸鎮護の大社であります。
旧社地は北陸鉄道加賀一ノ宮駅前の古宮址安久涛の森でありますが文明十二年(約五百三十年前)大火によって四〇有余の堂塔伽藍が悉く烏有に帰しましたのでその後は末社三宮神社の境内である現在地を本宮鎮座の地と定めて今日に至ったものであります。
明治維新の後は「下白山」を本社「白山天嶺」を奥宮とし「国幣中社」として国家の殊遇を受けましたが終戦後の今日は全国に三千有余の数える白山神社の総本社としていやちこなる御神徳を仰がれております。
白山奥宮三千ヘクタールの境内を中心とする国立公園白山は毎年春山(五・六月)夏山(七・八月)秋山(九・十月)の六ヶ月間登拝のため開山されます。
(駐車場側社頭由緒掲示板より)
石川県のほぼ中央、神体山の白山に源を発する手取川河畔の白山市三宮町(旧石川郡鶴来町)にあります。JR北陸本線金沢駅より南におよそ18km、最寄り駅は北陸鉄道「鶴来駅」で当社までは2kmほどです。
鳥居の右の社号標の側面には「元帥伯爵東郷平八郎 謹書」と刻まれています。昭和9年5月の建立です。
手取川(てどりがわ)
霊峰白山に源を発し、加賀平野を貫流して日本海にそそぐ手取川は、全長およそ七十七KM、わが国有数の魚流河川であり石川県随一の大水力電気を起し農業用水としては七ヶ用水宮竹用水の水脈を供給し、1万2千hrの田畑を灌漑し、七万トンの加賀米を生産している。
白山を水源とする河川にはこの手取川のほか九頭龍川(福井)長良川(岐阜)庄川(富山)などがありそれぞれの県の代表的は河川となっている。
(神門前案内板より)
表参道
昭和11年建立の鳥居をくぐると右に由緒掲示板、突き当たり右に神橋があります。
表参道の神橋
境橋と呼ばれる石橋を渡ると神門まで鬱蒼とした樹木に覆われた清々しい参道がおよそ250m続いています。春は桜、秋の紅葉と四季折々の景観が楽しめます。
神門前の鳥居表参道の階段を上った所にあります。
平成八丙子歳拾弐月吉日の日付がありますのでわりと新しいものです。
大ケヤキ神門前にあります。
昭和52年12月28日白山市指定の天然記念物です。
境内社・荒御前神社神門の右奥にあります。
荒御前大神(白山比大神の荒御魂)、高日大神、日吉大神、住吉大神が祀られています。
神門
社殿のある境内の入口には趣のある神門があります。
神門から拝殿
神門を入ると左奥に授与所、右に杉の巨木が聳え、奥宮遥拝所の鳥居が見えます。正面、綺麗に整備された参道から荘厳な入母屋造りの拝殿です。
拝殿
霊峰「白山(はくさん)」を神体山として、白山比大神を奉斎したことにはじまり、崇神天皇7年の創始と伝えられ、全国3000余社ある白山神社の総本宮です。
御祭神は白山比大神(菊理媛神)、伊弉諾尊、伊弉冉尊です。白山比大神は白山権現、白山明神ともよばれ、同一神とされる菊理媛神は黄泉の国で伊弉諾尊と伊弉冉尊の言い争いを仲裁した女神です。古事記には登場せず、日本書記の一書に一度だけ登場する神です。
拝殿の扁額にはシンプルに「白山比神社」とあります。
社殿全景
現在の社殿は昭和57年に昭和大造営の一環として大々的に増改築されました。外拝殿、直会殿、内拝殿、幣殿、本殿と続いています。拝殿右には「遊神殿」がありさらに、境内右奥には参集殿があります。
奥宮遥拝所境内右にあります。
鳥居の奥に3つ並ぶ石は霊峯白山を現しています。右は別山神社・大山祇命、別山・海抜2399m、中央に白山奥宮・白山比大神、御前峯・海抜2702m、左に大汝神社・大国主命、大汝峯・海抜2684mです。
御神木拝殿左にあります。
昭和58年、石川県で開催された第40回全国植樹祭で昭和天皇が当社境内の御神木の杉の種をお手まきされた苗木をこの場所に第二代の「御神木」として植樹したものです。
三本の杉はご祭神である白山比め大神・伊弉諾神・伊弉冉神の三柱の神さまを象徴するとして仰がれています。
拝殿から神門
境内は綺麗に掃き清められ、参道も整備されています。
神馬像神門右の神馬舎に鎮座。
養老元年(717)僧泰澄がはじめて白山に登拝した際、白馬に乗られた白山比大神が現れたとの伝説にちなむものです。昭和33年御鎮座二千五十年式年大祭を機に神馬奉納の計画がされ、昭和巳酉歳五月吉日(昭和44年)奉納されました。白山麓特産の樹齢500余年、高さ17m、直径1.6mの欅材で製作され、台座からの高さ3.3.m、総重量750kgあり日本一の神馬とされています。
盤持石荒御前神社の左にあります。
時折見掛ける力自慢を競う「力石」のようです。
盤持石(ばんもちいし)
あか石 八斗五升 三十四貫 127.5キログラム
おまもり石 一石 四十貫 150キログラム
あお石 一石一斗五升 四十六貫 172.5キログラム
古来当社の祭礼の神賑として盤持大会が行われ、力自慢の若者たちが社頭に集まってその技をきそった。
(現地案内板より)
神門前の鳥居から表参道表参道の二の鳥居です。
鳥居手前に手水舎と、対面して注連縄の張られた杉の巨木が聳えています。当社境内で最も大きな神代杉で、樹齢千年を越えると推測されています。
松尾芭蕉句碑駐車場側の手水舎の右にあります。
昭和36年5月の奉納、元禄2年(1689)7月、芭蕉が「奥の細道」の途次、白山の姿を讃えて詠んだもので「風かをる 越の白嶺を 國の華」とあります。
駐車場側の鳥居
鳥居をくぐって直ぐ右に觸穢の所(穢れ清め所)、左には昭和53年に建設された宝物館があります。中央参道左に風格のある手水舎、突き当たりは社務所です。
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