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早いもので、3月も残り3日ほどになりました。満開の見頃を迎えた、北九州でも有数の桜の名所、平和公園の桜を掲載します。
市内の桜の名所では、桜の下での花見の宴は、自粛のお願いが北九州市から出されています。
今年は全国各地で桜の開花が早く、福岡では3月12日開花、3月22日満開とは発表されました。
当平和公園では数日遅く、3月15日頃開花、3月24日頃、満開となりました。
昨日(3/27)には地面に花びらが散っていました。本日の強風と雨で大分散ったのではと思われます。
桜の下でのラジオ体操
毎朝、6時30分からNHKのラジオ放送にあわせて行われます。リーダーの方、世話人の方々に感謝です。
今年、入り口近くの幹回り数10センチの老木?数本が切り倒されました。
市の管理で、不測の事故の回避かと思われますが、簡単に伐採せずになんとか延命できないものかと思います。
老人の小生は身につまされます。
平和公園のシンボル、忠霊塔
つい最近、北九州市によって、案内板が設置されました。
忠霊塔について
この忠霊塔は、昭和17年(1942年)に旧陸軍が設置し明治7年(1874年)の佐賀の乱以降、第二次世界大戦までの戦没者等が合祀されています。
当初は小倉市(現在の小倉北区)の高坊と南小倉に陸軍墓地が設けられていましたが戦争の拡大に伴い戦没者も増えたために、この地に改めて忠霊塔として建設されました。
建設に当たっては周辺の住民や学生なども奉仕作業を行い完成したとのことです。
合祀者数 5100有余柱
設 置 昭和17年(1942年)3月
第二次世界大戦後75周年を迎え、戦没者の御霊に哀悼の誠を捧げ、恒久平和実現を記念します。
令和2年 小倉南北区遺族連合会
案内板設置 北九州市
「嘉代子桜・親子桜」
北九州市が「戦争の悲惨さ、平和の大切さ、命の尊さ」を伝えるため、市内の公園、小中学校に、長崎の「かよこ桜・親子桜を広める会」から寄贈された苗木を植樹しています。
この桜は例年、開花が遅く、まだ3分咲きほどのようです、成長は遅いようで、大きさも昨年とあまり変わりないように思われます。
「嘉代子桜・親子桜」
昭和20年8月9日11時2分、長崎市に原爆が投下されました。
爆心地近くの城山国民学校(現城山小学校)で「学徒報国隊員」として働いていた長崎県立高等女学校4年生の林嘉代子さん(当時15歳)も多くの女子学生とともに原爆の犠牲になりました。
お母さんの林 津恵さんは、嘉代子さんを偲ぶとともに、満開の桜が娘の嘉代子さんと多くの女子学生の魂をなぐさめ、人々の励ましとなるよう、願いをこめて城山小学校の校庭に桜の木を植えました。
同小学校に植えられた桜は、「嘉代子桜」と呼ばれ、今も母と娘の平和の心を伝えています。
昭和20年8月9日の原爆投下は、当初、北九州市にあった小倉陸軍造兵廠を目標としていましたが、当日の小倉上空が視界不良であったため、第二目標の長崎に投下されたのです。
このことを顧み、北九州市においても二人の平和への思いを広げていくため、この桜を「嘉代子桜・親子桜」と名付け、広く北九州市内に植えて育てていくことにしました。
城山小学校の「嘉代子桜」とともに「嘉代子桜・親子桜」の成長を通じて、ひとりでも多くの人々に平和の心が広がり、後世に伝わっていくことを願っています。
平成27年3月13日 北九州市
桜の寄贈 かよこ桜・親子桜を広める会
現地案内板より
足立山方面
左、妙見山、右、砲台山、真ん中に主峰、足立山ですが、この角度からは見られません。
撮影機材:カメラ:iPhoneSE2
撮影日時:2021年03月26日06:37~
撮影場所:北九州市小倉北区平和公園
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
平和公園の桜(北九州市小倉北区)
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