雪山旅物語；その2・2016年3月19日

読図とルートファイティングの練習です。


地形図を見ると、スキー場のほうから何本かの尾根と沢が張り出してあるようです、

標高差は約100ｍと低く、ピークまでの距離もそんなりありませんが、

新雪で足を取られて思ったよりてこずりました。



昨日降った雪で覆われた幹です、水分が多く重い雪のようだ。



斜面は平らになったり、少し下がったりして、緩やかな登りですが小さなアップダウンを繰り返しています。





周りはブナの森に取り囲まれていますので、眺望は望めません。

小さな沢があり踏み貫かないよう慎重に渡る。



意外と段差が大きく、渡れるところを探す。



渡り終えて、ブナの原生林をゆっくりと登る。







森に囲まれて目的地が見えないため、こまめに地図とコンパスで位置を確かめて、

進んでいると後からもう一組の２人でのパーティーの方と行き会う、

お話をお伺いすると、同じようなルートを目指しているようでしたが、

どういうわけか、地図を見てこっちのほうだとうなずき、

我々よりもかなり右のスキー場方面に向かっていきました。

あちらのパーティーは間違ったほうに進んでいるようだと、

小休止しながらリーダーに話すると、小さく頷いてました。

読図とコンパスを使い、進むべき正しい方向を見出すには、

何度も現場経験しないと覚えないよと、リーダーからお話がありました。







ブナの木一本一本にそれぞれ個性があり、色々な表情を見せてくれて楽しませてくれる。







ブナの木は、かなり太い古木もありました、空高くそびえたち周りには、たくさんのブナの実が落ちています。



登山道と違い、大自然の真っただ中になりますので、

標識などありませんから地図とコンパスだけが頼りになります。

リーダーから、目的地をどちらになるかやってみせてと言われましたが、

正しい方向が出せませんでした、これでは単独行動ではすぐに遭難してしまいます。

久しぶりのルートファイティングなりますので、地図とコンパスの使い方を忘れてしまい、

リーダーから再度教えていただきました。



風もなく穏やかな雪原をブナの木を楽しみながら進みます、緩やかな斜面です。



新雪に足を取られて、なだらかな斜面なのに、息切れがして足が前に上がってゆきません。

リーダーとの距離が次第に空いてきてしまいました。

体力のなさを痛感し普段の運動不足を実感しました。

明日に続く。

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