NPC Blog Book

NPC福岡・女性プランナー4人の日々

タイ編 長編ブログ -3- by タカハシ

2006年06月21日 | 海外
デパートというのは、どこの国へ行っても、たいがいほしいものが同一の品質で手に入るという利点はありますが、私にとっては、あまり魅力がないものです。よりその地域の文化を反映しているマーケットなどに興味があり、その地域の人々と同じ交通手段で出かけ、同じものを口にし(たまに、後悔する時もあります(泣)、屋台などで冗談を言いあいながら、楽しい時を共有する。これが私にとっての旅の価値観であり、異なる文化に対する敬意でもあります。

私が日々働いている建築・内装分野で、このような気持ちを生かせる仕事につくというのは、私にとっての憧れであり、是非日頃の積み重ねが生きて来るような10年後になりますようにという気持ちでいっぱいです。

さて、しみじみと自分の人生を振り返ったあとに、またトゥクトゥクにのり、排気ガスの街を駆け巡りました。ん??今度の運転手さんは、ゴムのマスクをしているぞ?平気でバスの後ろを走るのです。
私達にとっては、もうたまらず、「Could you please pass this bus quickly?」 
バスを追い越してもらえませんか!?

何だか、楽しんでいるようでしたよ。ちなみに私達は今、ジム・トンプソンの生家を目指しています。現在は、タイシルク王の記念館+土産物ショップがあります。
さてさて、この運転手さん、途中で仲間達と出会い、話し込んでしまいました。まあ、タクシーじゃないから、メーターで金額を請求する訳ではないですから。大目に見るか。。。ではなくて、実は英語が通じない運転手さんだったんです。「OK, ○×○×○□×○×,OK?」って言ってるから、値段の交渉もして、ジム・トンプソンMuseumに向かっているものとばかり思いこんでいましたが。ですが、仲間が通訳をしてくれたおかげで、無事到着。やっぱりいいですね~。ここは、前回も立ち寄りましたが、是非また来てみたいと思った場所でした。
建築・内装に興味のある方は是非!

バンコクに滞在中は、一日に1回はマッサージを受けたいと思っていましたので、記念館を出た時にその場で客待ちをしていた、また別のトゥクトゥク運転手さんに、お勧めのマッサージがあるかどうかを聞いてみました。ここから近くにあるという事で、つれていってもらう事にしました。お店に向かう途中の10分くらいの短い間でしたが、興味深いこの運転手さんは、タイの人々の暮らしについて、簡単に話をしてくれました。
今までとは何か違う空気をもつ人だなと、気にいってしまい、残りわずか何時間かのバンコク滞在の案内をお願いする事にしました。200バーツで交渉を終えた時に、さあ、到着しました。う~ん、確かに外見はまあまあ立派で、とにかく中で値段交渉をしてみようかという事になりました。
1時間しか時間のない私達は、2時間の全身マッサージ600バーツはいらないから、フットマッサージを500バーツで(基本的にタイにしては、高いです)という交渉で、まとまったと思ったのに、暗い部屋に案内されて、服を着替えてと言われた時には、またみんなの顔が不安になっていました。
なぜ、フットマッサージなのに、ベットが敷かれている部屋へ案内されたのか。
なぜ窓が外から閉め切られているのか。
なぜこのままの状態でマッサージを受ける事ができないのか。
不安になってきたので、先ほど交渉したマネージャーさんを呼んでもらいました。
結局は、私の聞き間違いで、全身マッサージ2時間を1時間に短縮するのでまけてくれるという話でした。
念の為に、枕元に携帯をおきながら、マッサージをうけました。不安もはじめだけ、みんな疲れはて、眠ってしまってましたよね。

マッサージ終了後に、先ほどの運転手さんに、私達をピックアップしてもらい、エメラルド寺院と王宮をトゥクトゥクから一目みたいとお願いし、本当に一目だけみる事ができました。こちらが、国防省になりますと、その他の説明もうけつつ、もうホテルでの集合時間がせまっていたので、急げ急げで運転手さんの目つきも本気になってきました。
私達は、携帯でどこにいるんだと、怒られる一方でこの彼の運転さばきに半分みとれながら、あせりながら、どこか楽しんでいました。すいません。お待たせ致しまして。
最後はホテルが見える場所で、渋滞にはまり、集合時間に。。。
その時でした。歩行者用と思われる横道に、トゥクトゥクでいきなり入っていったのです。私達は、びっくりして「えっ!?どこにいくつもりなの?」と目を丸くしながら、その意図を理解した時はみんな感動でさけんでいました。なんとホテルの裏側の道を知っていたのです。歳の功ですね~。とっさの判断に本当に感動しました。最後は、握手でお別れをし、集合場所のみなさんには、ひたすら謝りました。
もし、自分が本当の観光ガイドであれば、許されない事であり、またせっぱつまっていなければ、こんな経験をする事ができなかったという事が、今回の旅行をしめくくる最後に感じた事でした。
小さな一つ一つの出来事が、本当に楽しかったバンコク旅行となりました。

長編ブログとなってしまいましたが、最後まで読んで頂いた方、ありがとうございました。

投稿 by タカハシ


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タイ編 長編ブログ -2- by... | トップ | タイの思い出   by ナカトウ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海外」カテゴリの最新記事