「金田一耕助の新冒険」
著者 横溝正史
ふらふら度★★★☆☆☆
20230907木→20231016月
読書歴30余年、1019冊目の読破である。Excel読書録によると、横溝正史の著作は、これで47冊目。10代後半から20代後半まで、金田一シリーズにハマりまくっていたなァ。しかし、映画化された有名作品以外は、殆ど忘れている。金田一シリーズは、全部で70作品以上あるらしいが、有名作品以外は、割と似たようなエピソードが多いからねェ…。
横溝正史は、かなりの多作であるが、自作の改稿も多い。この短編集は、一度、短編として上梓され、後に長編化されて絶版となった幻の短編を集めたものらしい。言ってみれば、プロトタイプだ。原型短編集は、2冊が発売され、「金田一耕助の新冒険」は、「金田一耕助の帰還」に続く2作目らしい。あァ、「金田一耕助の帰還」を先に読むべきだった。
7作の短編が収録されているが、そのうちの4作は、長編化されたものを読んでいた。角川文庫版の「悪魔の誕生祭」「夜の黒豹」「悪魔の百唇譜」「スペードの女王」である。20~30年前の読書なので、薄っすらとしか覚えていないけど…。7作の短編は、正直、似たような展開、似たような登場人物、似たようなトリックだ。それでも、エログロ探偵小説は、面白い。
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