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ライブディオ シート張替え



今度のシートはヘタレ具合も相当な物ですが、破れている上にスポンジが所々えぐり取られています。



なので穴埋め用のスポンジと、布がくっつく速乾性のボンドを用意しました。



スポンジを適当な大きさに切ってあてがい埋め込んでいきましたが、座るところに当たると違和感を覚えますし、シート表皮を内側から押し上げると目立ちます。何処をどうやるかやらないか? 正直、出来るだけやらない方が望ましいと思いながら施工しました。



シートは前回のビーノと違ってちょっと良いヤツ。サイズに余裕があるので先ず心配がいりません。その上で生地には伸びがあるし、内側にはしっかりと布が巻かれています。ズレや擦れも抑えられるでしょうし、表皮もパイピングが施されていて当時の純正以上の品質かも。恐らく大分新しいマザーマシンで作られているのかもしれません。



で、張り終えたのが上の写真。やってみて感じた事を明記しておきます。
良いシート=サイズに余裕があり・延びがあるシートなので、最悪の張れないという失敗が少ないです。ただ、パイピングがあるくらいなので各部でキッチリ合わせないといけません。ただでさえこれが気を遣うのに、なまじっか延びがあるものだから位置を合わせるにしても加減をしながらじゃないといけない。だからメチャメチャ大変です。簡単に言うと60点の出来でいいなら楽だけど、100点狙うのは大変という感じ。

終始ついて回るこの『位置合わせ』ですが、やってるうちに「どーしても合わない」事に気がつきました。縫製が悪いわけじゃありません。何のことはないシートがヘタレて形が歪だからです。要するに、引っ張り加減を調整しつつも何処かを諦めなきゃならないんですね。

これが奇しくも前回気がついて明記した「張り替えが利くか否かはシートの状態に依るところで、こちらの見極めが大事」ということを言い当てていると思いました。

結果として、シート全体が痩せちゃってるので座面のえぐれている所は浮いてるんです。ここにスポンジ入れると繋ぎ目が目立ったり、そこが脚かお尻に当たって気になってしまう。それを回避しようと思うと低反発のアンコを全体に巻いてシートを張るってことになると思うんですが、さすがにそれは大層過ぎるので却下しました。

結果、頭頂部附近にちょっと空洞が伺えます。ここは削れが極浅いんで柔らかめのスポンジを入れるか否か迷いつつそのまま巻いたんですよねぇ。ポコンと出っ張る見栄えの悪さを嫌ったんですが、足が当たる部分じゃないんだから入れるべきだったかな? これ意外にも全体にゴツゴツしていて『生地が柔らかく伸びる表皮は部分的な凹凸が目立つ』ということが分かり勉強になりました。

それから、表皮が軟らかいので皺が出やすいんですよね これ。反発の強いしっかりしたシートならパーンと張って出ないんですが、ヘタレのあるシートの場合は 暫く乗った後にどうなるかが気になるところです。そういえば私のGBのシート本体も表面に傷こそありませんが、大分痩せているようで乗って降りた後には皺が目立つんです。うん、色んな経験の事象と状態が結びついてきますね。

これからシートの張り替えをご自分でなさる方の一助になれば良いのですが。
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