選んだのは子供の頃に憧れた定番中の定番、本所工研の泥除け 丸形パフ仕上げ H30-700です。U字ステイにダルマネジ2カ所は譲れないスタイルで、それに合わせて取付小物を決めました。
機能美な分割式や冠付ネジは魅力的なんですけど、輪行の予定もないので見送りました。同時に吊り下げ金具等もパスして直付け。ちょっとでも剛性を高めたい なんて頑なな拘りでは無いですが、将来的に付け替えるタイヤサイズに余裕が欲しかったという目論見もありました。無理に部品点数を増やすことも無いし。幅は41mmと細めで、推奨されるサイズは28C~32Cと聞きます。前後ステイの角度は実用本位、しっかり着く事を優先して見栄えはそんなに拘ってません。スポーツ車としては後ろがちょっとハネ気味ですかね。
先端のカット。昔のランドナーやスポルティーフにはドロヨケは標準装備でした。そこに拘りの本所製品を求めるというのは贅沢中の贅沢だったわけです。まして親に無理言ってユーラシアなんて高い自転車を買って貰った高校生の身にはね。
余談ですけど、そんな普通じゃない高い自転車を買って貰ったからこそ、普通の人間が普通の自転車では出来ない(出来なくはないけど)千葉県一周だとか箱根や日光への10日ものツーリングに意地でも行ったんだと思います。思い返せば、自転車こそが他人に「やってる」と言える最初の趣味でした。それより前に釣りやギターもやってたんですけど、優劣出る遊びですもんね。自転車とのつき合いは採点出来るもんじゃないけど、自身誇れるものでした。
当時、自転車仲間でもある同級生のお兄さんは、アルバイトなんかしちゃってるもんだから自転車もセミオーダーしててそのドロヨケは本所の亀甲タイプだったんです。あれは力強くて落ち着いてて、自然を愛するツーリストのツーリング車には恰好のデザインと憧れてました。でも「人がやってる」って思いがあって丸形に目をつけ、時が過ぎて社会人になりランドナーを復活した時求めたのは亀甲でした。ただ、当時はMTB全盛期で 以前ならちょっとしたショップなら結構在庫にしてた本所製のドロヨケも直ぐに手に入らず見送った経緯があります。なんにしても本所工研は憧れのマニュファクチュアだったんです。
そしてこの度、私の考えるソノマには取付必須のマッドガード。スポルティーフ宜しい現行の32Cには亀甲よりも丸形の方が合うと思い、サイズに関してもH30で合うと思いました。正直後々は28Cにするか35Cにするか、どちらも含みをもたせる方向で揺れていたんですが・・・仕上がりを見て28ならこのままでも無問題、35でもまあイケると思っていますがどうでしょう?
約半月乗ってみて、現時点で自分はもうちょっと乗り心地がマイルドな方が良いと思ってます。というか「少なくとも舗装路なら全く気を遣うことなく走れるよう」にありたい。そうすると次のタイヤは35Cにサイズアップか? しかしここにきて地面からの突き上げに慣れてきている自覚もあったりするんです。それが装着サイズに幅を持たせたい事に繋がっていて、直付けの成果はほらこの通り。
普通の立ち位置から見ても分かりませんが、しゃがんで目線を水平におくるとリアはこれだけクリアランスがあるんです。細身の割に深さは20mmありますからね。32Cのままでよければ吊り下げ金具を入れて工夫すれば治まるんですけど、私の感覚ではこのままでイケます。田舎道に在って、質実剛健の方向で。
取付はショップでやってもらいました。自分でやるのが大変なのは解っていた上で、店長がこちらの要望とこのスタイルを熟知していたので話が早かったんです。あと新車だからと工賃安くしてくれたのものらなきゃ損な感じだったし。いや~取り付けてみてこの満足感。長年の思い入れがあるからでしょうねぇ。
注意点は漕ぎ出しでうっかりハンドルを曲げてるとトークリップとヒットしちゃう事と、輝きを保つ為に掃除が大変って事ですね。まあ当然、それも楽しみのひとつなんですけど。
走行時間 38分1秒
走行距離 12.75km
平均速度 20.1km/h
最高速度 42.9km/h
カロリー 180cal
積算距離 165km
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